▼歌舞伎稲荷神社()の御朱印です。
書置きで300円。
引き出しから出してポンと渡されましたが、日付は丁寧に入れられていました。
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▼神社は「歌舞伎座」の敷地内に鎮座しますので地下鉄「東銀座駅」が便利です。
東京に住んでいながら歌舞伎座が何処にあるか知らない人は大勢います。
スカイツリーはおろか、東京タワーさえ、50年も60年もの間、一度も登ったことがない人も大勢います。
タワー下暗し。東京在住でも一生登らない猛者もいます。
東京は広く何でもあり、いろんな人がいるからから当たり前。
▼外人観光客や、おノボリさんに人気の「築地」と「銀座4丁目交差点」を結ぶ「晴海通り」と「昭和通り」が交わる「三原橋交差点」。
▼交差点からズームすると「銀座4丁目交差点」の「和光時計台」と「銀座三越」が見えます。
▼三原橋交差点の傍には「大野屋」。古くからある足袋屋さん。
広い意味での新橋花街は、今は東銀座という名称になっている旧町名「木挽町」も範疇だったから、そこに働く人たちを客にしていたのかな?
そういえば木挽町花街というのもあったような・・?
花街に欠かせない足袋屋さん、今も足袋は売っていますが、リーズナブルに手に入る江戸小紋などを柄にした「てぬぐい」などが海外からの観光客に人気とか。
▼「大野屋」の対角線上、というより歌舞伎座の左隣に「富士そば」があります。
この店に欧米からの観光客らしき人々がドンドン吸い込まれていきます。
アメリカンな太めのオバ様もメニューを見ています。
ちょっと前までは「よりによって、富士そば か!?」と、そんな外人に呆れたり、気の毒に思ったりしていました。
ところが・・・
▼メニューも英語表記されていたりします。
どうやらガイドブックに「富士そば」が紹介されてから、外人さんが大勢やってくるようになったようです。
何てったって外人に人気の「富士」です。
そして飲食物価の高い東京でも「富士そば」はとってもリーズナブル。どれも価格は30mの山ほど低い。
といっても外人さんに人気のメニューは蕎麦ではなく、カツ丼らしいのですが・・・。さもありなん!
いずれにしてもこれまで1度くらいしか行ってないから、いろんなことを確認しに近々食べに行ってみましょう。
もしかして美味しいかもしれないワールドワイドな「富士そば」。
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▼「富士そば」から晴海通りをはさんだトイメン。
銀座に「俺の・・・」がいったい何店舗あるのでしょう?
フレンチとイタリアンにはじまり、「俺のだし」「俺のグリル」「俺のそば」「俺のやきとり」と何でもありで、「オレオレ詐欺」と比例して「俺ブーム」。
もっとも「俺のBakery & Cafe」は、ほとんどが女性客です。
女性だって「オレっ?」「俺かようっ〜〜」「俺じゃね〜よ〜」という言葉を口にする人がいるから「俺」は男子専門用語ではない。
かつては貴賤男女の別なく用いられたそうだから一人称も時代とともに変化していくみたいです。
▼さて、その交差点を離れてみると目的の「歌舞伎座」は周りのビルに押しつぶされそうに身を縮めています。
▼しかし光背のように「歌舞伎座タワー」を背負っています。
▼タワーが本殿で、歌舞伎座は拝殿のような形になっています。
屋根の上に庭園になっている緑も見えます。
▼欧米人から見れば漢字は「カッコイイ」。でもさっぱり分からんでしょうね。
▼で「歌舞伎稲荷神社」は歌舞伎座正面の右下隅にあります。
▼オモチャのような社に頭を下げる人はほとんどいません。鳥居左に御朱印の案内。
たとえ書置きでも、こんな小さな神社でも朱印を用意するのは時代ならではのもの。
▼歌舞伎座地下の案内。前述したように「木挽町」は旧町名。江戸時代は木挽職人や鋸商が多く住んでいた場所でした。
▼外人さん、おノボリさんが喜びそうな「和」と「漢字」が溢れています。
▼歌舞伎座に行ったらタワーの5Fにも行ってみます!
▼地下広場からもエレベーターで5Fに上がれますが、歌舞伎座正面から左横に回り込むとわかりやすい入り口があります。
▼歌舞伎の歴史やイベントを体験できます。
お金を使わなくて済むフリーなスペースも。
▼歌舞伎グッズ販売の「楽座」。ここで御朱印を扱っています。
店舗にカメラを向けていたら「撮影ダメッ!」とおネェさん。
たしかに撮影禁止マークだらけでした。
「舞台写真・役者グッズ取扱店のため肖像権侵害にあたります」と注釈がありました。
店舗の外からの撮影だからイイジャン! 何だかケチクサイわね! と身勝手に愚痴る。
歌舞伎座正面に掲げられている演目紹介の看板には、役者さんの写真がズラリと並んでいるけど、あれは撮影しても「侵害」にならないのかしら?
▼位置は歌舞伎座の屋上になる庭園はプライスレス。
▼歌舞伎座を離れて銀座4丁目方面へ少し歩くと「三原橋」は現在工事中。
工事前までは橋の下はとっても「アンダーグラウンド」な世界が広がっていました。
それはコンクリートで埋められてしまうそうです。
いまや「三原橋地下街」でググらなければお会いできません。
▼その工事現場の左手には、まだこんな看板アーチが・・・。看板は歯抜け!
▼ちょっと前までの看板は全部埋まっていました。
▼住所は、まさかの銀座5丁目。時は昭和で止まっています。
平成の終わりとともに「俺の三原橋」同様、ここも「終わり」が近づいています。
▼何の店だった?
▼すぐ脇の「三原小路」も上のような昭和的雰囲気だったのですが・・・。
▼今やコギレーになっています。いや、なってしまっています。
▼わずかばかり「小路」の雰囲気を残してます。
ということで今回は「ようこそ、歌舞伎座前 三原橋交差点」案内になってしまいました!
▼銀座でいただける御朱印