▼高齢のご住職に揮毫いただきました。宝勝院「西国三十三観音」の御朱印。
▼関東三十六不動 第34番 宝勝院「夷隅不動」の御朱印。
▼2012年、高齢のご住職の記憶が鮮明な「宝勝院」
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▼千葉県に「いすみ市」なんて、平仮名の市があったのかしら?
あるのです、2005年から。
でも「いすみ」という駅もなければ、町もありません。
「平成の大合併」が行われる前は「夷隅郡夷隅町」でした。なくなりました。
市内の主要な街は市役所がある海辺の町「大原」でしょうか?
「大原駅」は「外房線」と「いすみ鉄道」の乗り継ぎ駅でもあります。
千葉外房の「大原駅」から「上総中野駅」で鉄道名称を「小湊鉄道」に変え、千葉内房「五井駅」を結んでいます。
さすが【るるぶ】さん、見事に「旅をしたくなる」写真を掲載されています。
しかし、見せる写真と現場に身を置いて、この場合は鉄道に乗って見える景色は大きく異なります。
と言うか、この風景は目にできません。
もう、この経験は何度もしています。
もちろん、現場に立った時の景色とPR写真が大きく変わらない場面も多くあります。
どちらにしても「いすみ鉄道」はレトロな車両もあり、
1両編成の車両がのどかな風景の中をトコトコと進むことには間違いありません。
▼借り物の写真ばかりで身の縮む思いですが、【いすみ鉄道】のTwitter
さて「宝勝院」は、いすみ鉄道「 国吉駅」から徒歩3分ほどで、ほぼ駅前という位置にあります。
当初はこの地の名称「刈谷」をとって「刈谷不動尊」と呼ばれていたそうです。
その後、荒廃した寺は江戸時代に再興されています。
「夷隅不動尊」となったのは再興後のことでしょう。
▼「本堂」には本尊の「釈迦如来」と、御朱印をいただいた「西国三十三観音」像が祀られています。
「西国三十三観音」が祀られたのは、いつなのかわかりません。
寺が創建された頃には「坂東三十三観音」は整っていたでしょうから、
やはり遠い西国にも巡礼したいと願う人たちに、便宜的にここで「ミニ西国三十三観音」に参拝していただこうという発想だったのでしょう。
日本全国に各地域の「三十三観音霊場」がありますが、ここ宝勝院聖王寺では本堂の「三十三観音」を参拝するだけで西国を巡ったのと同じご利益が得られるのでしょう。
▼「不動堂」には「萬木城 病門除 安産厄除 不動尊」と記されています。
「万木城」は、現在のいすみ市にあった城で、満喜城・万騎城とも呼ばれていました。
「病門」とは「裏鬼門」と理解されるそうです。