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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

叶神社の御朱印(神奈川・横須賀市)〜「東叶神社」「東岸叶神社」とも呼ばれるPower Spot

▼東岸 叶神社御朱印です。(神奈川県横須賀市浦賀2-21-2)f:id:wave0131:20220210133806j:plain

かのうじんじ」です。

鎮座地前の入り江を挟む対岸、西浦賀の「叶神社」と区別するため、

それぞれ「東叶神社」「西叶神社」、または「東岸叶神社」「西岸叶神社」とも呼ばれています。

2021年の御朱印は「横須賀 東浦賀」の文字が印になっていました。

 

叶神社(東叶神社)の御朱印(2021年)。

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力強く特徴的な書体は、社務所宮司さんらしき男性に揮毫いただきました。

 

叶神社(東叶神社)の御朱印(2013年)。

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2013年(平成25年)は、女性に記帳いただいています。

「横須賀東浦賀」の流れるような筆跡が達筆さを表しています。

 

▼神社の裏山が「浦賀城跡」になっています。その城印もいただいてきました。

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御朱印は境内右奥の社務所左手の受付でいただけます。

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▼授与所の頭上に掲げられています。海外からの観光客向けでしょうか?

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ちょっとチープな表現が逆に効果的かもしれません。

 

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▼当社へは「浦賀駅」から15分歩けば到着しますが、もちろんバスルートもあります。

 

▼2013年参拝時の社頭です。

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▼8年ぶりの訪問でしたが、社頭に大きな変化はありません。

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鳥居の足元に植栽が加えられて、雰囲気も柔らかく参拝者を迎えます。

 

▼社頭の目立たない場所に「日西墨比貿易港之碑」が新しく建てられたようです。

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最初の4文字「日西墨比」は「にっせいぼくひ」の読みでいいのでしょうか?

日本、スペイン、メキシコ、フィリピンを漢字で表しています。

一時、浦賀は長崎と並ぶ東国の国際的貿易港としての役割を果たしていたそうです。

フィリピン総督「ロドリゴ」の名前も刻まれています。

 

▼時間的な前後関係がよく理解できていませんが、御宿の「ロドリゴ」の記事です。

 

▼鳥居をくぐるとすぐ右手にある手水舎

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立派な屋根を構え、水もしっかり流れていました。柄杓がないのが残念です。

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▼鳥居先のほぼ境内全貌です。

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▼カタチの良く、山を背負ったこの構図は何処かで見かけたような光景です。

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同じような構図の写真を見せられたら、きっとどこの神社か区別できないでしょう。

 

▼境内で唯一背の高いイチョウの御神木。思わず振り返り見上げてしまいます。

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▼拝殿までは大した石段ではないので、一気に上がれるでしょう。

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石段の左右に蘇鉄が育っています。言い伝えでは頼朝が伊豆から移植したそうです。

そもそも「叶神社」という珍しい名称ですが、

源氏再興の願いが「叶った」として、頼朝によって当初は「叶大明神」とされた後、「叶明神社」として崇められたそうです。

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▼石段上の狛犬は、向かって右が阿形でしょうか?

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▼2頭とも子獅子持ちですが、口を開けているのか、閉じているのか判断不能です。

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石清水八幡宮から勧請された創建年は「西叶神社」が先で1181年と伝わり、

その「西叶神社」が1644年に勧請され当社となっていますが、創建は同じ1181年としているそうです。

祭神は「誉田別命応神天皇)」。

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▼拝殿となる社殿は昭和の再建。

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斜面に建つ社殿前は広くはありません。

▼その左手に裏山に続く石段が延びています。

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どのくらいの石段なのか分かりませんが、石段を見つけたら登らずにいられません。

▼石段の足元に「神輿庫」です。

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▼そのすぐ先の右に「湊稲荷社」。

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▼振り返ります。拝殿からその下の境内、そして海が見えます。

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▼稲荷社の対面の先に道が続き、カフェらしき建物は鎌倉を連想させられます。

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▼石段を上った先に「勝海舟断食の碑」があるという案内。

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▼そんな案内があると、参拝に訪れた人々は誰しも登らずにいられないでしょう。

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▼石段の数も300ほどで、時間も5、6分で頂上に到達しますが、なかなかシブとく感じる石段です。

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石段は「恵仁志坂」、「産霊坂」と名付けられていました。

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▼最後の石段。たかだか300段でも脚はガクガク。

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▼裏山は「明神山」であり「浦賀城跡」にもなっています。当社の核心神域でしょう。

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ここまで上ってこなくては当社参拝の価値が半減してしまいます。

 

▼当社の最初の起こりである地主神を祀る「神明社」。

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▼「勝海舟断食之跡」。

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海舟は1860年の咸臨丸出港の前に、当社で水垢離をして、この明神山に登り座禅を組んだと伝わります。航海の無事と米国派遣の目的達成を願ったのでしょうか?

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▼その右奥に鎮座するのは「東照宮」。

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▼「奥の院」は当社の「本殿」にあたります。

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▼「招魂塔」は住友重機・浦賀ドックの殉職者慰霊塔。

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▼明神山頂上一帯が「浦賀城址」となっています。

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浦賀城」は三崎城の支城として北条氏康が築いています。

戦国時代末期、浦賀水道を挟んで対岸の房総半島が一望でき、安房里見氏などの海からの攻撃に備えて築城されたそうです。

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この明神山・浦賀城趾からは、ペリー来航時の4隻の黒船も眼下に見えたそうです。

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▼明神山から降りて社務所の左手奥に「厳島神社」。

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身代り弁天」とも呼ばれ、その御神徳が案内されています。

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▼扁額は「弁天社」となっています。

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▼岩窟内の奥は灯明らしき他は何も確認できません。

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▼「耀真山永勝不動尊」の幟。

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▼神仏が仲良しだった頃の名残りでしょう。

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▼拝殿から社頭あたりの眺めは、ロケーションの良さを表しています。

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▼遊覧船には大勢の観光客が見られました。

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▼これから向かう西岸には「西叶神社」があるはずですが、ここからは確認できませんでした。f:id:wave0131:20220210134206j:plain

願いが「叶う」叶神社はパワースポットとしても人気がある事が納得でき、

見どころも多く、訪問者をガッカリさせない参拝しがいのある神社です。

 

▼「西叶神社」の記事。

wave2017.hatenablog.com

 

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