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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

花園神社の御朱印(茨城・北茨城市)〜緊急事態宣言下 東京脱出! R294北上⓭

花園神社御朱印です。(茨城県北茨城市華川町花園567)f:id:wave0131:20210902135439j:plain

はなぞの じんじゃ」です。

大きな朱印は「花園神社」、下の小さな朱印は「花園日枝山王大権現」。

 

▼境内に入って、クルッと首を回すと「御朱印受付」の看板がを見つけられます。

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御朱印コレクター、参拝者が途切れずにやってきます。

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受付は男子でしたが、奥では一人の女性が筆を手に朱印帳と格闘していました。

力強く男っぽい筆跡の素晴らしい筆書きの御朱印は1種類です。

メンドーな選択はなく「一つの御朱印」なので待ち時間は短い。

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東京から花園神社までは約180kmほどあります。

気持ちは「一億万メートル」以上に瑠璃光如来ほど遠いです。

神奈川の「箱根神社」までが約100kmですので、ほぼ倍近い距離です。

 

本ブログは前回記事、福島県の「都々古別神社」から「花園神社」を目指しましたので東京からとは逆方向に南下です。

▼3桁の国道から茨城県道27号「塙大津港線」に進路をとります。

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福島県内から太平洋側の「大津港」まで続く道ですが、山間のクネクネ道です。

▼広くも、狭くもない道路は、気をつけていれば対向車と楽々すれ違いできます。

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しかし、運転好きでない人には不向きな道。

そう言う方は広い国道を選んで遠回りするしかありません。

もっとも、福島県側から「花園神社」を目指す人は少ないでしょう。

 

 

▼県道27号の途中では視界が開けるところもありますが、ほとんどは山の中です。

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▼山ばかりですが、猫の額のような僅かな場所に田畑と集落があります。開墾された土地なのでしょう。日本の山間部では数多く見られる風景です。

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▼神社が近くなると渓流が現れます。「花園渓谷」です。

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この地域には、もう1ヶ所、東京に近い場所に「花貫渓谷」があり、やはり紅葉で有名ですが、「」と「」の1文字違いで間違いやすい。

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どちらもウォーキングコースや遊歩道が設けられていて歩いてみたいものですが、

季節になると周辺の道路は渋滞で動きがとれないかもしれません。

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花園渓谷のある県道27号の途中から、さらに林道を西に入ると滝も点在する「猿ヶ城渓谷」があるそうです。紅葉時期ならば奥に入るほど赤くなるのかもしれません。

今回はグリーンシャワーでも満足としましょう。

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▲▼車の駐車場からの歩みで眺められる渓流です。

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▼神社はなんとも言えぬ良い景色から始まります。

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花園神社」と称する神社は東京新宿と、北茨城のここの神社しか知りません。

 

新宿の神社は「多くの花が咲き乱れていた花園の跡」に鎮座することから「花園神社」とされたそうですが、

ここ茨城の花園神社は、平安時代初期の創始で「花園山」と号されたそうです。

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当然、当時は神仏の区別はありません。

坂上田村麻呂八幡太郎慈覚大師などの言い伝えがあり、満願寺として江戸時代までは数多くの伽藍、諸堂が建ち誇っていたそうです。

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▼神橋の先は石段、鳥居と続いています。

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▼手水舎は消毒液が用意されていました。

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神社の古くは花園山大権現日吉大権現などと呼ばれ、明治に入って花園神社と改称されたそうです。

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主祭神は「山王大権現大山咋大神)」。

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楼門の仁王像はほとんど「関取」のような姿をしています。

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狛犬たちも相当に苔むしています。

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▼さらに石段が続き、その先に「拝殿」が屹立しています。

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▼小ぶりですが形も良く美しい、華麗な装飾が施されています。

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現在の拝殿は1851年の建立だそうです。

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▼扁額は文字数も分からず、まったく読み取れません。

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▼拝殿の左隣は「楽殿」と案内されていました。

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▼さらにその左に小さな「愛宕神社」。

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境内社はこのほかに「厳島神社」など、いくつかありました。

 

▼拝殿の真裏にさらに急勾配な石段があります。登ります。

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▼石段上に鎮座する「本殿」です。

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山に鎮座する神社は、鎌倉の「佐助稲荷神社」などのように、

拝殿の裏山に本殿が設けられていることが度々あります。

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▼本殿正面の隅っこに身を寄せているのは木造の狛犬

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彩色されていたようですがハゲています。眼は金色だったようです。

それにしても木造は珍しいかも。

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本殿は拝殿より少し古く1832年に建て替えられています。

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▼本殿は賑々しい彫刻装飾が見られます。

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▼正面は見ざる,言わざる,聞かざるの「三猿」です。

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▼本殿側から見た石段下の拝殿屋根です。

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▼小さな小さな社です。

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▼のぞいて見たら「東照宮」でした。

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境内は広くて、限られた時間の中、いろいろ見落とした箇所も多かったのですが、機会を見つけてユックリと再訪することにしましょう。

 

とは言っても東京から200km近い距離、そんなに何回も来られる方面ではありません。

高速が使えないボンビーは、ほぼ下道走りなので、尚更です。

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▼帰り際、滝が見つかりました。

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▼「石尊の滝」と呼ぶようです。

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神奈川の大山には「石尊大権現」が祀られていますが、それとは関係ない?

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魅力いっぱいの山と渓谷に囲まれた、素晴らしい神社は心も洗われる思いでしたが、

この滝の水しぶきを少し浴びれば、心身ともに清められるかもしれません。

 

この神社の記憶と逸れないうちに、繋がっている気持ちと手が離れないうちに、

秋の紅葉期にでも是非とも再訪したく思う神社でした。

 

この後、花園神社から酒列磯前神社へ向かいます。

▼途中、人気店らしい農産物直売所を見かけました。

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棚倉町の「みりょく満点物語」で野菜をしこたま仕入れていたのですが・・・

▼このスイカが気に入りました。

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比較するものがないので大きさは分かりづらいかもしれませんが、大きい方は直径30cmくらいが2000円強。

これは安い!

東京だと同じ価格ならこの大きさの3分の2くらいしかない。

▼買っちゃいました。2,138円。

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しかし、レシートをよく見ると「尾花沢西瓜」となっています。

まさか山形の尾花沢で獲れたスイカを北茨城で売ることはないので、これは品種としての「尾花沢西瓜」なのでしょう。

シャキシャキのとってもアマいスイカでした。大満足!

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