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▼神社の性格上、波しぶきがかかりそうな海際にある神社です。
おそらく大きな台風到来の時には、社殿は夫婦岩を難なく越えてきた大波に洗われるはずです。
そんな時は神社に務める人たちはかなり忙しくなるんでしょう、とつまらないことを思わせられましたが、やはり社殿は身を屈めるように低く造られ、波を被っても平気なように頑丈そうな建物でした。
しかし、その社殿の写真がありません。
これまで何回も記事にしていますが、参拝の2013年は、まだ御朱印BLOGを始めようとは、夢にも思っていなかったのです。
それでも毎回参拝はしっかりしたつもりですが、写真撮影はブログに掲載できるほど、質も量も満たしていません。
ということで今回も写真はフリー素材を数点使わせていただきました。
▼一般的な参拝経路の「二見浦駅」方面から神社に向かうと、砂浜のない岸壁とも言って良いところが参道となっています。
▼社殿より先に目に入るのは遠方海中にあり、誰でも知ってる夫婦岩。
二見興玉神社は夫婦岩の沖合約700メートルの海中に沈む、祭神・猿田彦大神縁の「興玉神石」を拝する神社だそうです。
▼なので夫婦岩は「興玉神石」の鳥居の役目を果たしているそうです。
▼しかし、その鳥居の役目を持つ夫婦岩を正面にした鳥居がさらに建ちます。遥拝所ということでしょう。
三重県では伊勢神宮に次いで参拝者の多い神社だそうですが、夫婦岩を見て、手を合わせて、そのまま帰ってしまう人も大勢います。
本来、沖合の「興玉神石」を拝する神社ですので、それでいいのかもしれません。
神社というより観光名所的な夫婦岩を目にすれば、それだけで満足する人の気持ちも分からないでもありません。
▼でも猿田彦大神の使いとされる「二見蛙」が、まだカエラないで!と睨みをきかしています。
あちらこちらに多数のカエルがあるのは人々の奉納によるものだそうです。
夫婦岩の参拝で満足して社殿の写真撮影を忘れました。
▼Wiki からお借りしました。やはりこの造りなら海からの波にも耐えられそうです。
▼龍宮社も波をかぶりそうな海岸ぎりぎりに建ちます。
▼龍宮社からさらに進むと反対側の東鳥居。こちらから参拝する人は少なそうです。
夫婦岩の2つの岩の間からご来光が見られるのは夏至を挟んだ4ヶ月間だそうです。
訪問日は5が5、6日ですので、その範囲内ですが、それは見る人の立つ位置によってでしょう。
▼神社西の旅館街から見る朝陽ですが、夫婦岩は画面のもっと右にあります。
▼夕陽は夫婦岩方面に沈みます。
▼朝陽、夕陽の撮影地点。
1泊した宿ですが、建物の最上部の看板「旅館」の館の字が欠けているという、見てくれは昭和レトロな情けない旅館。
最近はペットの泊まれる宿は多くなりつつありますが、それでもまだまだワンコ連れでの宿の選択肢は多くはありません。
「わんパラ」などの始めからペット宿泊目的でつくられた宿は高いし、ほかは古くなった施設だからペット同伴をOKにした、というような宿もあります。
看板は欠けていましたが、フレンドリーなスタッフ、出される料理は欠けていません。もちろん宿のオーナーもワンコ好きですので看板犬が迎えてくれます。
GW期間中ですので宿泊料金も特別安いわけではないのですが、ボンビーには豪華すぎる大満足の宿でした。
とりわけ伊勢海老の刺身など磯料理の好きな方にはリーズナブルに感じるはずです。
宿泊料金に反映されているのに、施設の古さをグタグタ文句言いたくなる人には不向きです。
▼ここにさらに鯛の舟盛りやら、伊勢海老やらが出てきました。少食エコ人間としては当然食べきれない、美味しい内容とボリュームでした。
ボロ宿(失礼!そこまでではない)大好き人間としては、機会があればぜひ再度泊まりたい宿でした。