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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

泥牛庵の御朱印(横浜・金沢区)〜海を見ていた午後、泥沼の御朱印サブスクを思う

吼月山 泥牛庵御朱印

でいぎゅうあん臨済宗円覚寺派(神奈川県横浜市金沢区瀬戸11-15)

 

泥牛庵御朱印です(2014年)。

右上の印は山号の「吼月山」。中央は「佛法僧寶」でしょう。

さらに左下の印は「武州金沢観音霊場 第十二番札所之印」。

2014年当時の泥牛庵に御朱印サンプルなどなく、この札所御朱印のみ。

 

現在は直書き、書置き、郵送等で対応いただけるようです。

どれも制約などがあるので泥牛庵HPなどで確認が必要です。

▼写真は「泥牛庵御朱印お申し込みフォーム」からお借りしました。

当ブログは頭が固く、基本的に現状では郵送や遥拝授与については否定的ですので、いただくとしたら訪問です。

 

 

泥牛庵とは関係なく、ちょっと余談になりますが、

九州鎮座の神社サイトで「御朱印サブスク」を見つけました。

 

見つけたのであって、もうとっくに一般的になっているのかもしれません。

 

そもそも数年前は「郵送授与」に驚いたのですが、

その後の言葉を変えただけの「遥拝授与」、

さらに驚いている暇もなく「サブスク授与」です。まるで泥沼。

 

もちろん「サブスク授与」なんていう言葉は使っていません。

内容は「遥拝授与所」から「月替りの2種類を毎月お届け」というものです。

「1000円 送料別 税込」。

税込??  神社の場合、販売物ではないので非課税でしょうね。

 

いずれにしても頭の固い人間は、取り残されるばかりです。

柔軟剤入りのシャンプーを使用することにします。

 

▼泥牛庵へは京急線金沢八景駅」から徒歩数分です。

 

▼泥牛庵に向かうため国道16号を歩いているとレトロな看板。

アーケード、看板の姿も名称も、昭和っぽさがプンプンです。

2014年当時ですので看板も店も、もう無くなっていても不思議では有りません。

 

▼その国道16号線沿いの西側に泥牛庵山門へ続く石段が伸びています。

暁天座禅」の文字が大きく見えますので朝早い座禅会が行われているのでしょう。

 

▼先客に二人の若い女性訪問者。御朱印目当てではなさそうでした。

さて「吼月山 泥牛庵」は開基を北条高時として、鎌倉時代の末期創建と伝わります。

それにしても何とも不思議な名称です。

 

どうやら「泥牛吼月木馬嘶風(でいぎゅう つきにほえ もくば かぜにいななく)」という禅語、詩にちなむようです。

泥は煩悩を指し、牛は悟りのたとえ、つまり煩悩にとらわれぬ境地で悟りを得ることを意味するとか。

また創建年が丑年だったこと、当時の瀬戸・六浦は入江が入組んでいて潮が引くと泥沼のようになる事などにちなむ説もあります。

 

▼本堂の扁額はまったく日本の文字とは思えません。読めません!

 

さらには当時の農民が豊作を祈願して、泥造りの牛を供え、ムチ打ちする風習があったそうです。

もうひとつ、泥牛庵から国道16号を少し北上すると「瀬戸神社」の先に

泥亀(でいき)」という地名があります。

やはりこの地域は開拓され、埋め立てられる前までは入江であり、潮が引いたり満ち足りの中で泥沼もでき、亀がウヨウヨという景色も容易に想像できます。

でも、本当は泥亀地区を開拓した人の雅号に因むそうです。

 

御朱印をいただいた本尊の観音サマに感謝の挨拶です。

 

野島公園

▼泥牛庵の写真掲載が少ないので近くの「野島公園」に行ってみましょう。

 

なにしろ入り江が続くこの一帯は、干拓される前までは風光明媚な景勝地で、

▼「金沢八景」の一つ「野島夕照」になっています。(▼写真の広重の絵は「wiki金沢八景」

金沢八景駅」の隣駅「野島公園駅」から「野島橋」を渡ればすぐ「野島公園」です。

▼子供達の虫取りの場所としては最高の公園かもしれません。

▼公園には標高50mほどの山があります。登ってみます。

▼こんなルートも選べます。

▼ほぼ頂上から「平潟湾」方面の眺望。高架は「金沢シーサイドライン」でしょう。

▼頂上に展望台があります。

▼展望台にあるまじき未来的な形状を見せています。

▼ほぼ高所恐怖症なのに階段・石段があれば登ってみたくなります。ヘソ、曲がってます。

▼展望台から北方面の眺めです。

標高50mほどの眺望は大したことはなく、内陸部の眺めはありふれてます。

▼東の海の遠望は白い帆のヨットが無数に浮かんでいます。縁のない世界です。

▼遠くをゆく貨物船を見て、ユーミンがまだユーミンでなかった頃を思い出しました。

▼横浜山手ではありませんが「ソーダ水の中を 貨物船がとお・・・」

あれから多くの時が流れました。

▼全体像を空撮か、この展望台からしか見えない施設があります。

▼もっと近寄れ・・・

▼もっともっとUP! UP!・・・

▼はいっ「八景島シーパラダイス」。1回1000円のサーフコースターは3分のドッキリ。

パラダイス」という言葉が微妙な「八景島シーパラ」は、1day pass 5,500yen。

野島公園は駐車料金以外は1day 0円。

自然の浜辺やバーベキュー広場、伊藤博文の別邸、貝塚などがあり、

半日過ごすのに飽きない「格安 Paradise」です。

 

もちろん、金沢八景に来たら「泥牛庵」を先に訪問です。

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