▼白久山 長泉寺の御朱印です。(曹洞宗/栃木県那須郡那珂川町白久777)
「長泉寺」=「ちょうせんじ」です。
単純にお願いしたら「那須三十三観音 25番札所」の御朱印でした。
中央の墨書きは「慈光殿」。
札所本尊の十一面観音がいらっしゃる三重塔の名称です。
左上の「かんしゃ」と右下の「三重塔」のアクセントスタンプが
札所の御朱印としては気が利いています。
この2つのスタンプがあるか無いかで御朱印のイメージが相当変わります。
▼直書きいただいて、「交通安全」の袋に入ったノド飴もいただきました。
長泉寺は「関東九十一薬師霊場 札所」でもあるので、瑠璃光如来または薬師如来の御朱印もいただけるでしょう。
▼御朱印はこちらの寺務所(庫裏)でいただきました。
▼「東喫裡」の額がかかっていました。ちょっと理解不能です。禅語でしょうか?
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▼R293から、やっと「R294」に入りました。この後は白河まで、ほぼR294沿いを北上です。
鷲子山上神社→乾徳寺→靜神社→長泉寺と移動してきましたが、まだここは同じ那珂川町です。
地図で見ると那珂川町の面積も広いことがわかりますが、殆どは山地になっています。
人口も15,000人ほどです。
田舎には違いありませんが、ノンビリと山間の道を車で流しているだけですと、とっても魅力的な町に感じます。
▼長泉寺の案内板は「花の寺」という表現がされています。
「東国花の寺百ヶ寺霊場」がありますが、それとは違うようです。
春、花の時期になると大輪の「牡丹」の花が有名だそうです。
▼駐車場から総門の方へ戻りました。お決まりの「六地蔵」が出迎えです。
▼寺号標は草木で隠れてしまっていますが、門からまっすぐ伸びる参道は綺麗に整えられています。
毎度感じることですが、境内の植栽を整えるため、庭師を常時雇っていられる寺はそんなには多くはないでしょう。
可能だとしても、やはり住職はじめ寺に関わる人々が花木が好きで、育て、整える気持ちがなければ、参拝者、訪問者に「花の寺」と表現できないはずでしょう。
整えられた綺麗な庭の、気持ち良い空間造りをされている人となりは、
御朱印の2つの小さなスタンプにも現れているのかもしれません。
寺の住所は「白久(しらく)」です。
▼山号は「はっきゅうざん」と読むようです。
「那須三十三所観音霊場」は古くからあったものの廃れ、近年の昭和に現在の姿に再興された霊場だそうです。
関東に属するとは言え地方の観音霊場は、西国・東国・秩父のように知名度も高くありません。
いきおい札所各寺のオリジナルHPも少なく、信頼のおける情報が少ないのが現状で、
ここ長泉寺も創建等の情報はなかなか見つけられません。
それでも、どうやら寺の創建は室町時代のようです。
▼とにかく目立つ「三重塔」は昭和の建立。
▼御朱印の墨書き「慈光殿」です。
「立春大吉」と「鎮防火燭」の護符。「鎮防火燭」は「鎮防巛燭」となっています。
扉の両サイドの文字は「十句観音経」の一部、
「与仏有因 与仏有縁」と「仏法僧縁 常楽我浄」です。
▼「本堂」も比較的新しそうな造りです。
▼曹洞宗の寺なので小僧さんも「只管打坐」です。
▼「虚空蔵菩薩堂」。
▼趣のある「庭門」が見えます。
▼なんと言う調和でしょう! 先には山郷の庵でもありそうな佇まいです。
▼庵の正体は「稲荷堂」でした。
▼可憐なピンクは「朝顔」かな? 花の名称は全く自信がありません。
▼「仲よし地蔵」は「クス クスッ」と笑い合っています。
▼庭から出口の柴折戸。
時間的にそれほどユックリしていられませんでしたが、
しばし腰掛け、のんびりと庭を眺めていたい寺でした。
R294、4ヶ所目はすっかりテンション上昇モードに戻った寺でした。
小川温泉神社
▼長泉寺の後、R294を北に少し移動し「小川温泉神社」を訪問。
▼閉まっていた授与所の脇に、宮司さん宅のマップが貼られていました。
神社から少し離れた宮司さん宅を見つけて、御朱印をお願いしたところ、
対応いただいた女性は
「もう、やっていないんですよ!」
ん〜〜〜〜ん、残念!
再びテンション価は大幅下落。
▼途中で手にした栃木県神社庁のパンフ「神社十五社めぐり」には令和5年までとなっていて・・・
▼「温泉神社(おぜじんじゃ)」も紹介されているのに「もう、やめた」という事でしょうか?。
御朱印についてはパンフに「要事前連絡」と注意書きのある神社が多いのですが、地方の小さな神社ですし、神社ごとに様々な事情もある事でしょうからやむを得ないでしょう。
このパンフは小さなスタンプを押すだけとなっているので、スタンプだけならもらえたかもしれません。
この地域では「那須温泉神社」が有名ですが、
▼ここは「小川温泉神社」。
▼ここは那須の少し手前那珂川町ですが、有名「扇の的を射抜く那須与一」の額が奉納されていました。
と、今回記事までは
「R294」の旅も、
「6割」という、ちょっと低い御朱印取得打率でした。