秩父 御嶽神社の御朱印。
「おんたけ じんじゃ」(埼玉県飯能市坂石)
「みたけ」とキーボードを叩くと「御嶽」「御岳」「金峰」など変換候補がいくつも出てきます。
しかし「御嶽」は「おんたけ」とも読みます。
「木曾御嶽」や東京大田区にある「御嶽神社」は「おんたけ」。池上線「御嶽山駅」も「おんたけさん」。
池袋も「みたけ神社」です。
ややこしい事この上ない。
wiki によると御嶽神社はもともと蔵王権現を祀っていたそうです。
明治以後にいろいろややこしくなったようです。
何はともあれ、ここは「秩父おんたけ神社」。
▼難しい位置に鎮座する当社です。
▼東京から秩父に向かう山を左右に見て走る道、国道299号線沿いの高麗川を挟んだ対岸に神社の鳥居があります。
神社の住所は「飯能市」。いわゆる奥武蔵です。
正丸峠を越えて、やっと秩父だと思っている者にとっては何故「秩父御岳神社」か頭をかしげます。
いずれにしても山の中であることは間違いないし、東京でもないから秩父でいいかもしれません。
鳥居をくぐると社務所と里宮遥拝殿が山の下にあるから、そこで引き返すこともできます。
しかし階段を368段登れば本宮にたどり着けます。
▼役行者さんのような格好の人は「清貫一誠霊神」。神社を創建し、公園を整備された方だそうです。
▼神社は東郷さんにゆかりが深いそうです。周りは東郷公園となっています。
東郷さんの像は本人が除幕式に参列したそうです。
この辺までは、まだ参拝者がちらほら見かけられます。
google map を見ると御嶽神社の周りには小さな神社がいくつもあります。
でも、今回は本宮だけを目指します。たかだか400段に満たない階段数。登らないで御朱印をいただくわけにはいきません。
さらに登り始めると、もう誰もいなくなります。
階段数は大したことではないかもしれませんが、駆け上がるように登ったから、11月なのに大汗でした。
▼木間から下界を見ると相当登ってきたことに気づきます。もう少し視界がひらけていると感動も大きいかもしれません。
11月も下旬になると紅葉も進み、赤く染まった山を背景に「もみじまつり」が開催されるそうです。モミジやカエデが1000本もあるそうですので見事かもしれない。
しかし「もみじまつり」には3、4週間早いこの訪問時は、本宮に人の気配は全くありません。
本殿には灯、注連縄、神社幕などが なく殺風景で少しさみしーぃ。
しかし神社周辺のこの地域の山々はハイカーにも人気で、山盛りの自然が残るとても魅力的な土地です。
武蔵野三十三観音の大詰め、31〜33番もすぐそばですので、御朱印目当ての方は外せない神社です。