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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

穴八幡宮の御朱印(東京・新宿区)〜冬至に「一陽来復」を授かりパンデミック収束を願う

八幡宮御朱印です。(東京都新宿区西早稲田2-1-11)f:id:wave0131:20211221180509j:plain

2012年から9年後の2021年の御朱印に何の変化もない、これぞ御朱印です。

 

八幡宮御朱印(2021年)。f:id:wave0131:20211221180517j:plain

21年も書置きでなく、朱印帳に記帳いただけたのが嬉しい限りです。

 

八幡宮御朱印(2012年)。f:id:wave0131:20211221180514j:plain

御朱印は拝殿内の受付で直書きいただけますが、

12月の冬至の日から、翌年の節分までは御朱印は非対応です。

 

▼穴八幡宮が授ける「金銀融通」のお守りの授与期間が重なり、多忙だからでしょう。

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金銀融通」のご利益ありと言われる「一陽来復」お守りは、近年値上げされたようで、

いただいて持ち帰り、家の中の柱に貼る筒状のお守りが1000円、懐中用のお守りが400円になっています。

 

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▼穴八幡宮へは地下鉄東西線早稲田駅」から数分です。

当社に隣接する「放生寺」や、早稲田通りを挟んで東にある「法輪寺」、

さらに境内の南の道路「諏訪通り」を西に進めば「新宿諏訪神社」「幻国寺」があり、どこも御朱印をいただける寺社が連なります。

 

▼「一陽来復」お守りが授けられる12月の「冬至」過ぎから正月まで、穴八幡宮の参拝客は絶えず、その間の「表参道」は常にこんな様子です。

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そして境内にはここ10年ほどは常にどこかに新しい建物や、整備された箇所が見かけられます。

▼「北参道」となる「早稲田通り」沿いにも新しく鳥居が建ちました。

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▼黒い鳥居には八幡宮でよく見かける「」を表す、神の使い「」が一対置かれていました。

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▼こちらにも「一陽来福」と「虫封じ」の案内が掲げられています。

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▼鳥居の奥にも新たな大きな建物が建築中です。

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八幡宮東京大空襲で多くの建物を焼失しています。

その後の昭和から平成、そして現在に至るまで本殿、幣殿、拝殿、隋神門、鼓楼など、境内全域を江戸時代の絵図を基に再建途中にあります。

ですので数年を置いて参拝すると何がしかの新しい造営物を目にすることになります。

 

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▼表参道に戻ります。

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冬至過ぎの暮れは、ほとんどの参拝者が「一陽来福」を手にして戻ってきます。

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▼鳥居脇に「流鏑馬」。

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現在にも伝わる流鏑馬神事は、1728年に将軍吉宗が世嗣の疱瘡平癒祈願のため奉納したのが始まりと言われています。

▼暮れの表参道は、冬至に欠かせない柚子を扱う店など多くの屋台が並びます。

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冬至前の「ニノ鳥居」は静かです。

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▼急な石段を登りきると平成に再建された「隋神門」が輝いています。

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▼扁額は「光寮門」と書かれています。

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光寮」? 正確な意味はわかりませんが、神の光が当たる寮と単純に理解します。

▼門には木鼻に「金獅子」がいくつも装飾されています。

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造立後20年以上経ちますが、寺社の建物にとって20年はほんの僅かな期間。

まだ真新しさを感じさせ、100年後も人々の目にはそれほど古さを感じさせないかもしれません。

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▼左手に「鼓楼」が見えます。

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神仏習合時代は鐘楼だったものを平成に再建されたものです。

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▼右手には、珍しい組合せの布袋尊像の手水舎水鉢が並びます。

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手水舎水鉢の2つは、まだ造立されたばかりです。

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▼拝殿前の参道。ここも冬至過ぎには多くの参拝者が見られます。

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社伝によれば、1062年、源義家が奥州からの凱旋の途中、この地に兜と太刀を納め、八幡神を祀ったのが起こりといわれ、当初は「高田八幡宮」と呼ばれていました。

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▼黒を基調とした美しい拝殿も江戸時代の設計図に基づいて再建されています。

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五木寛之が神社の床下で寝起きしていた時期があったという伝説がありますが、

空襲で神社の建物が失われた戦後のことですので、仮殿の床下だったかもしれません。

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冬至以後は参拝に列ができます。

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▼随神門をくぐると左手に広いスペースがあります。

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▼そのスペースが冬至前には参拝者をジグザグに待機させる仕切りが作られます。

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冬至には早朝5時から「一陽来復」守りの授与が始まりますが、

前日深夜から並ぶ人もいて、朝方には行列は境外に続き、神社前の「諏訪通り」に何百メートルにもなります。

新宿諏訪神社方面になる明治通り近くまで列が届くこともあるそうです。

人々の金銭に対する信仰心の深さは、穴八幡宮の祭神も驚くばかりでしょう。

 

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▼しかし冬至も過ぎ、クリスマス頃にはこの程度に落ち着きます。

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▼そしていただくお守りがこれです。

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神仏に多くの願い事はしない本ブログですが、人から勧められた「一陽来復」だけは毎年いただいていて、止められないでいます。

いつも「金銀融通」を大きく期待するわけでなく、前年並みの環境が得られれば幸いと思っています。

さらに今年はパンデミックが早く治ればと願いますが、それらさえも欲張りと言えるかもしれません。

 

▼神社の南側にも出入口があり、石段が続きます。

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▼まるで城の石垣のような箇所も見たります。

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▼そしてこの一画に「八幡宮」と称するようになった由来が形となっています。

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1641年、庵を造るために南側の山裾を切り開いたところ横穴が見つかり、中から金銅の阿弥陀如来像が現れたと伝わります。

このめでたいの神穴がある事から「穴八幡宮」と称されるようになったそうです。

▼その如来像が現れたと言われる場所に造営されたのが「出現殿」です。

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▼普段は門が閉ざされ中に入ることはできず、塀の隙間から眺めることになります。

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▼神社南側の「諏訪通り」から眺めると「南側の山裾」がよく分かる「出現殿」です。

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▼南側の「諏訪通り」に面する鳥居と、左は別当寺だった「放生寺」参道です。

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一陽来復」お札は翌年節分まで授与されます。

超混雑する冬至当日の授与でなくとも、その「ご利益」は変わらないはずです。

正月三ヶ日なども避けて、ユッタリと参拝しましょう。

 

wave2017.hatenablog.com

 

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