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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

佛願寺 正月3日 干支の御朱印(東京・港区) 〜コロナ戒厳令下の東京 2021年正月の御朱印❻

▼舎利山 佛願寺御朱印。(往生宗/東京都港区芝大門1-14-3)f:id:wave0131:20210106160346j:plain

佛願寺 2021年1月干支のカラフル御朱印

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▼寺の外にも内部にも御朱印案内が掲示されていました。

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2021年正月三日の御朱印は書置きのみでしたが、普段は直書きでいただけるようです。

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▼佛願寺は地下鉄「大門駅」から徒歩2、3分。

芝大神宮の参道脇にあり、増上寺からも歩いて数分の位置にあります。

数回続けてきたブログタイトルは「東京下町の御朱印2021年」としていますが、芝周辺は下町と言うには微妙です。

この後に続ける記事も東京の山手にある寺社も対象になりますが、ブログタイトルはそのまま「東京下町」としますので良しなに!

 

▼「大門駅 A6」出口を降りたった所は「竹芝通り」で、すぐ右手に芝大神宮への導入路を示す幟が見えます。

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目的は芝大神宮ではありませんが、この細い道路を進んで突き当りが「芝大神宮」の参道となっています。

▼正月3日ですので、芝大神宮の参拝にソーシャルディスタンスを意識して長い列ができています。当ブログは今回は参拝をパスしました。

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▼目的の佛願寺は、路地突き当りの芝大神宮参道の手前左手にあります。

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▼建築も新しそうな、3〜4階建てのビル全体が寺でしょう。

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知名度もなく、大寺院でもなく、都会のビジネスビルの谷間の小さな寺院には、これまで全く意識させられませんでした。

ある程度、知名度のある「芝大神宮」参道から数十歩のところにありながらです。

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しかし現在のこの寺は「知る人ぞ知る」です。

それは、もちろん御朱印収集者だけの知名度の高さのようです。

 

どんなに小さくても、どんなに田舎でも、どれほど高い山の頂上にある寺社でも、

御朱印収集者を惹きつける内容の御朱印を授与できれば「知る人ぞ知る」に仲間入りができます。

ネット社会ならではの現象ですが、その先に何をもたらすのか予想はできません。

 

▼寺の真裏になる通路にも入口があり、どちらが正面玄関か分からない表情をしています。

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▼やはりこちらは裏玄関。一歩奥に「表玄関へどうぞ」という意味の案内。

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▼表玄関から入ると、寺院内は10歩も足を進めません。ここで進入を遮られます。

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▼左を見れば2021年の干支や、みくじが賑々しく飾られていました。

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▼右に目をやれば神妙そうな表情の地蔵像

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夢叶え地蔵」「勝つちゃん地蔵」「南無地蔵菩薩」と何役もこなしている地蔵さんのようです。

▼ビジネス街でもある「芝」だからこそでしょうか「名刺祈願」という初めて目にする言葉もありました。

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もっとも祈願は何でもありなので、名刺祈願だけではなく、

ノート祈願えんぴつ祈願iphone祈願があって不思議ではないのです。

▼ぜったい負けない「勝つちゃん地蔵」だそうですが、

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世に「ぜったい」は有り得なく、勝つ者の背後には敗者がいます。

神仏は迷える人々を「勝ち」に導いてくれますが、全てが勝者にはなれません。

神仏は負けた者敗者をも救ってくれるはずです。

いや、もともとは弱者救済と、結果への感謝の気持ちを伝える対象であるのが神仏の役目であり、力であり、教えだったと理解しています。

 

トレンドと、ジョーダンと、オアソビと、ノリを無視した見解でした。

 

ところで「往生宗」という聞いたことのない宗派を打ち出し、ネット上でも全く正体不明の「佛願寺」は、

札幌を本山とするチャンとした宗教法人でした。

 

▼唯一、文化庁の出版する「宗教年鑑」に公的な名称が掲載されていました。

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ネット上に公開されているこの本を見ると、

八百万の神々と同様、宗教法人も八百万でした。

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宗教年鑑」は、神仏の深さと、人との関わりを教えられ、ゲスの勘ぐりを刺激させられるような出版物でした。

 

そして「佛願寺」は、水子供養に重きを置く「女性が対応するやさしいお寺」であることを理解できました。

 

 

wave2017.hatenablog.com

 

 

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