▼御滝山 金蔵寺「御瀧不動尊」の御朱印です。(真言宗豊山派/千葉県船橋市金杉3-19)
▼金蔵寺 に枯れずに流れ出る竜頭の滝から別名「お瀧不動」の御朱印。
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▼金蔵寺は「船橋駅」からかなり内陸部に入りますが、それでも船橋市内です。
新京成線に寺の名前がそっくりそのままついた「滝不動駅」から歩けば10分前後で
▼「表門」が見えてきます。
▼「こんぞうじ」は真言宗ですので「密寺」です。
2020年の嫌われ者「三密」や、コロナで忘れられそうな「壇蜜」とは全く関係なく、
「密教」の「密寺」と、言わずもがなです。
▼船橋市内にこんな自然豊かな、緑の深い境内を持つ寺があるなんて、訪問して初めて知りました。
ところで船橋の名称を全国区にしたのは、バブル期までは賑わった西船橋にあった女性たちが主役の劇場だそうです。
そこでは「菩薩ご開帳」から「マナ板ショー」なるものの内容が、船橋の名を全国区にしたそうです。
そんなショーの内容は知る人ぞ知るで、よく分かりませんが、
その後、県立ではなく「市立船橋」が甲子園の観客を沸かし、
全国にその存在を知らしめました。
さらに直近では、TVでブレイクして誰もが知っている「ふなっしー」が
一躍、カンペキに船橋を全国区にしました。
あのブルブルな、ゆるキャラは子供達の目も釘付けにしました。
全国に数多くあるゆるキャラの中でも「くまモン」と並ぶ両横綱とも言えます。
先見性のないカタイ役人に「船橋市公認」は認められなかったはずですが、
現在でも非公認なのかどうか知りません。
▼弁天池と六角の弁天堂。
そして、ここのところ「ふなっしー」とは、とんとゴブサタです。
ブルブルアクションで大きな疲労を伴う労働は、密度の高い観衆の前での歓声こそ報われるというもの。
2020年現在「ふなっしー」は一体どこへ行ってしまったのでしょ?
着ぐるみ姿のフナッシー自身は、感染症には安全のように思いますが、
人が集まることが、さらにさらに深刻なダメージを与える現在、
「フナッシー」も陳腐な「無観客ライブ配信」しか手がないかも・・。
▼水子供養場。
もっとも「ふなっしー」の最盛期は数年前で、
2年前の2018年のTV出演は4回だけだったそうです。
何もかも、移り変わりの早さにタメイキ!
▼「水行場」 は「海老川」の源流とされる湧き水が流れ出ています。
▼約200年前建立の仁王門です。
▼一段高い位置にある境内は石が積み重ねられ、まるで城壁のようです。
▼仁王門の扁額は山号「御瀧山」と読みそうになりますが「御瀧王」となっています。
1423年の創建にまつわる「御瀧信仰」の対象として「御瀧王」なのでしょう。
まずは清めて本堂「不動堂」に向かいます。
▼本堂は2000年の建立。
▼境内で一番に風格と趣を持つ200年前建立の「大師堂」は旧本堂。
▼不動尊の額は旧本堂のままなのでしょう。
大師堂ですので祀られているのは「弘法大師」。
▼講による数々の奉納額には「御瀧不動尊」「御瀧信仰」の篤い思いが込められているのでしょう。
▼こちらは境内東側にある門。
▼境内側から見た「仁王門」の手前は2基の十三重の石塔。
▼その右隣の「三重塔」はまだ新品でした。
▼三重塔の脇にあるこちらは稲荷社?
▼「御瀧型灯篭」も不動明王が守っています。
▼他に類を見ないズングリムックリの石灯籠。
▼涼しげな初夏の境内はゆっくりと時が流れていました。
人々の人気の流れは速く、
「ふなっしー」は、ここでも無用かもしれません。