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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

覚翁寺の御朱印(千葉・勝浦市) 〜「かつうらビッグひな祭り」で寺社巡り❹

▼出水山 覚翁寺御朱印です。(浄土宗・f:id:wave0131:20190306201821j:plain

この御朱印をいただいたのは、ちょうどお昼の時間になってしまいました。

そう、「なってしまった!」のです。

普段は1時までのお昼の時間帯は避けます。

しかしこの時、御朱印を待つらしき女性の先客が見えました。

少し間をおいて、大黒さまらしき方が現れ、その女性に朱印帳を渡していたので、ワタシもついでにお願いしてしまった。

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ついでだからと言っても、頼まれた相手にとっては、ついでなど、一つもない。

 

こんな時間に申し訳ありません!

ハイ、そうですか・・少々お待ちください」と大黒さまは庫裏の奥に消えた。

ちなみに「大黒さま」とはお寺の奥様のことです。そのように呼ぶこともあるのです。

とんでもなく達筆な御朱印を戻された時、ワタシの増上寺朱印帳を見て嬉しそうに、この寺の本山である事、また総本山は知恩院である事を話していただきました。

浄土宗の総本山が知恩院である事は常識ですが・・。

どうやら勝浦の町で唯一の浄土宗の寺のようです。

 

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▼「かつうらビッグひな祭り」としては、遠見岬神社からこの寺、覚翁寺に至る通りが雛飾りのメインストリートになっているようです。

 

遠見岬神社から東方面に歩く通りは、店舗や企業、民家の軒先で様々な雛飾りを目にできます。

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▼ここは古い歴史を持つ旅館のようです。

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▼ピカピカに磨きこまれた玄関ホールは時代をタイムスリップします。文化財として登録されているようです。

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▼そして江戸、明治時代ごとの雛飾りが展示されていました。この旅館に伝わるモノなのでしょうか。

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100歳以上の雛たちは、色が褪せているのか、当初からシックな色だったのか、どちらかわかりませんが、コントラストの低い、抑えられた色合いが返ってモダンに感じます。

 

▼落ち着いた色に魅了され、再び通りに戻り歩くと、またまたド派手な雛たちに目を惹きつけられます。

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▼覚翁寺の山門前に設けられた見事な雛壇です。遠見岬神社は手前から上奥に伸びてましたが、ここは目の前の視界いっぱいに広がってます。まつりのハイライトの一つです。

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▼山門も、この時ばかりは雛壇に出番を譲って引っ込んでいます。雛壇の脇を抜けて山門をくぐります。

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▼行ったことの無いアンコールワットが連想されます。

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▼寒桜はともかく、こんな大きなヤシの木が寺の境内にあるのは珍しいかも。南房総の海の町だからこその景観かな? にしても、全く違和感なく境内に溶け込んでます。

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降り立ってヤシの木が迎えてくれる駅は、宮崎、御宿、舞浜、葛西臨海公園駅などが思い出されますが、南国をイメージさせてる地域の寺にはヤシの木があるかもしれない。

 

▼ここまで訪問した日蓮宗の2寺と違って、この寺は山門前の雛壇から境内に誘われて入ってくる人たちがそこそこいます。

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もちろん、殆どの人は雛壇の前で写真を撮ってUターンしていきますが・・。

 

▼この彫り物はわかりませんが、

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この地域には「波の伊八」が残した彫り物を有する寺がいくつかあって、ここ覚翁寺本堂内の欄間にも残されているようですが、この時は失念。写真は撮り忘れました。話にならない!

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▼本堂内、西国三十三観音御朱印が額装されています。

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東日本に住む者にとって西国三十三観音四国八十八箇所霊場を全て巡るのは、半ば夢のようです。時間と経済的に余裕がなければできません。

羨ましい限りでですが、もちろん、この額装の巡礼者はワタシらとは違う目的、信念、宗教心を持たれた方でしょう・・。

 

▼この太いヤシの木の奥の庫裏で御朱印をいただきました。

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奥さまの話によると、前日は雨だったので、門前の雛飾りを片付け、そしてまた今朝になって飾り付けし直したそうです。それぞれ1時間以上かかるとか。

最近はその人手が足りなく、特に若い方たちがいなくて大変です、とのことでした。

勝浦市に限らず、日本全国、地方の小さな町は若者が少ないのだ。

「かつうらビッグ雛まつり」は、地元の年配者にはビッグな疲労をもたらすイベントかもしれません。

 

wave2017.hatenablog.com

 

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