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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

新宿区 経王寺の御朱印・御首題 〜アプリ「合掌の証」?〜

▼大乗山 経王寺御朱印です。(日蓮宗・東京都新宿区原町)f:id:wave0131:20190105055756j:image

新宿山之手七福神大黒天を祀ります。

▼同じく2014年にいただいた御朱印

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19年と14年では筆をとってる方が異なると思いますが、筆跡のダイナミックさは忠実に引き継いでいます。

 

▼同じく2015年にいただいた御首題f:id:wave0131:20190105060343j:image

御首題にも「開運火防大黒天」の文字が加わっています。

御朱印、御首題どちらも年間を通していただけると思います。

また、花まつりや節分には限定御朱印が授与されるようです。わたしが気にする事ではないですが・・・。

 

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大江戸線牛込柳町駅」がある大久保通り沿いには寺が点在しています。

「横寺町」や「薬王寺町」と言う町名が残っているから、その昔は寺町だったのでしょう。

それも何故か日蓮宗の寺が目立つ。

しかし、普段は御首題、御朱印をいただくのに勇気のいる、静まり返った寺がほとんどですが、前々回記事の瑞光寺のように最近は少し変化してきている。

▼そんな中でも、この寺は早くからネットでもダイナミックな御朱印が目に入り、寺そのものもオープンなイメージを抱かせています。

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▼1つには新宿山之手七福神の1寺である事。
f:id:wave0131:20190105065041j:imageもう1つは大久保通りに面している事がそのイメージを持たせるのでしょう。

いつも幟が掲げられ、訪問者を導いている事も親近感を与えている要因かもしれません。
f:id:wave0131:20190105065034j:imageこの地域は平坦な地が直ぐ坂になるような起伏が続いています。
f:id:wave0131:20190105065048j:imageそんな地にある寺だから階段を上がっても猫の額のような境内しかありません。
f:id:wave0131:20190105065037j:image

でも、寺の前を車で通る時はいつも誰かかれかの出入りを目にします。
f:id:wave0131:20190105065030j:image境内に収まりきれず、階段下の歩道まで訪問者が並んでいるのも目にした事があります。

おそらく限定御朱印の授与日か何かだったのでしょう。

 

御朱印は本堂の右手にある大黒堂でいただきます。f:id:wave0131:20190105065044j:image

堂内は撮影禁止。

元旦の午後でしたが全く待ち時間無し。どこへ行ってしまった七福神巡り者?
f:id:wave0131:20190105065055j:image御首題、御朱印をお願いしている間、堂内受付にシックなデザインのオリジナルの集印帳を見つけました。

失敗した!

経王寺の前に訪れた瑞光寺で、好みでもないピンクの御首題帳を購入してしまっていた。

値段も1500円と瑞光寺に比べて安い。

 

表紙の体裁や本紙の紙質にも左右されるだろうけど、だいたい集印帳が2000円は高く感じる。

同じようなものでも1000円、1200円と低い価格にしている寺社もあります。

 

初めて朱印帳を扱う寺社は、当初の売れ具合?の予想がつきにくく、製作部数は少なめになる事が多いでしょう。

そうすると1冊の製作単価は高くなるから、当然、販売価格も高くなり、やむを得ない事でもありますが。

 

正月から朱印帳値段の記事で、なんとも下世話ですが、性格上ついお金の話になると長くなります。

年は改まっても、この性格は改まらないようです。

 

ところで経王寺大黒天堂の受付には、大黒天ではなく弁財天のような可愛い女性に対応していただいた。f:id:wave0131:20190105120433j:image

いつも賑やかそうなこの寺の専属なのか、あるいは七福神の期間中だけのバイトかもしれません。

それにしても前々回記事の瑞光寺もそうだが、御朱印、御首題をはじめ日蓮宗の寺の動きが目立つように感じるのはわたしだけ?

 

新たに御朱印、御首題を授与し始めた寺、限定を授与し始めた寺、顔出しパネルを設置しだした寺、少し前だが「萌え寺」で有名になった寺などなど。

 

▼そして極め付けはこれ

f:id:wave0131:20190105231134j:image日蓮宗公式スマホアプリ「合掌の証」なんて言うものがリリースされている。

寺の検索に始まり、寺のチェックイン、マイル(参る)ポイントが貯まるなど、日蓮宗寺院と連動、寺院訪問により「様ざまな楽しみが増えるアプリ」だそうです。

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もちろん御朱印ブームあってのアプリで、スマホ対象だから若い年代層を意識している。

 

最初に神社ブームが徐々に膨れ上がった。そこに御朱印が絡んで、さらに神社は人が集まるようになった。

寺院も御朱印ブームで確かに若い子たちが立ち寄るようになった。しかし、御朱印を一度貰ったら、それっきり。2度3度同じ寺を訪れる事は少ない。

勢い限定連発、月替り連発と言う寺も出て来る。f:id:wave0131:20190105231155j:image

しかし、寺院ブームにはなってない。

おばぁちゃん、オジィちゃんは黙っていても寺に来てくれるが、何とか常に若い世代の脚を寺に向かわせたい。

そんな背景もあって生まれたアプリでしょう。

 

有名寺院の個別アプリや、御朱印関連アプリは多く目にするが、宗派公式アプリは、このアプリの他に知りません。

ワタシのイメージの日蓮宗は、やはり、どこかブッとんでいるのです! 何かをやらかすイメージの強い日蓮宗

 

このアプリによって寺を訪れる若者がブーム的に多くなるとは思えませんが、少なくとも宗派の姿勢や方向性は見えてきます。

日蓮宗中央のこの姿勢が末端の寺院にまで徹底周知されなければ、アプリの結果は期待通りにいかないかもしれない。

 

座禅や写経、コンサート、宿坊体験など寺の活動はドンドン新しいモノを取り入れ始めていますが、アプリや日蓮宗に限らず、寺がもっともっと神社に劣らず若い世代の集う場所になるには、他の強烈な起爆剤が必要かもしれません。

 

wave2017.hatenablog.com

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