▼八橋山 無量寿寺(臨済宗妙心寺派・愛知県知立市八橋町)の御朱印です。
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▼寺を目指して目的地に着いたものの神社の鳥居前に着いてしまいました。
▼神社名と八橋舊蹟の石柱しかなく、寺の案内は無いのですが、右の参道を進むと・・・
▼寺の本堂が見えました。神社も寺も同じ敷地内と思われ、物理的な境がありません。
寺は「三河新四国」の札所になっているが、隣の神社もこの寺も普段は多くの人が参拝するような雰囲気は持っていません。
ここは寺よりも「かきつばた園」「八橋舊跡」として有名とか。
舊跡は旧跡と理解していいのかしら?
寺の裏手が園になっているから、時期ではないがとりあえず回り込んで進んでみます。
雰囲気のある竹林が美しい。どこかで見たような既視感のある風景。ここは誰もが知っている京都の名物お土産「八ッ橋」発祥の地。
この菓子は人気だから今では餡入りの「生八ツ橋」など、そのバリエーションは多い。
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発祥と言っても最初にこの地で作られた訳ではありません。
この地の故事、八つの橋の伝説に感銘して橋の形をした菓子を作り出し、京で売り出したのが始まりだそうです。
だから発祥ではなく、この地の出来事がヒントになって出来た菓子「八ツ橋」なのです。
でも日本人の多くは京みやげの「八ツ橋」が、まさか愛知県知立市に起源を発しているなんて誰も知らない。
「チコちゃん」に叱られのだ!
▼三河地方に芭蕉句碑は珍しい。風雨で傷んで句は読み取れないが「かきつばた 我に発句の おもいあり(芭蕉) 麦穂なみよる 潤いの里(知足)」だそうです。
「かきつばた」は漢字では「杜若」。ワタシのレベルでは、とても読める漢字ではありません。
▼これは借物の写真ですが、シーズンになると上の写真とは大違い!
東京都の花はなんだっけ? 桜だったかしら?
県花、市花なんて多くの人は誰も知っちゃいません。選定者の自己満足に近い。
▼そのカキツバタは季節ではないものの、こんな景観も悪くありません。
▼すれ違った参拝者は「0」。一人説明する案内板が虚しい。
▼「八橋古碑」。説明どころか、ワタシには難しくて理解できません。しかしこの姿は島根県松江の月照寺にあります。
行った事がないので写真はwiki からお借りしました。
小泉八雲が妻から聞いた話の中に出てくる「大亀伝説」です。
この2つに何の関係があるのか、後ほど調べましょう。
▼この方、在原業平がこの地に立ち寄った時、詠んだのが・・・
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
恐れ入りました!
「かきつばた」を頭文字にして詠んだ歌だと言う事は分かります。
ほかは意味不明、一切不明?!
いや無教養なワタシが理解出来ないだけ!