▼新井山 梅照院(真言宗豊山派・東京都中野区新井)の御朱印です。
一般的には通称の「新井薬師」という名称の方が知られているでしょう。
▼御朱印は2012年と基本的には何も変わっていません。
しかし、明らかな筆跡の違いに、記帳担当の方は異なるようです。
どちらも達筆もさることながら、紙面・文字・色のバランス構成が完成されています。
こんなステキな御朱印を300円でいただけるのは有難い限り。
この寺は限定御朱印なんて無いのがいいし、そんなものを出して欲しく無い!
そんな懸念は無用でしょうが!
▼西武新宿線「新井薬師前駅」から500mくらいで山門にたどり着きます。
▼新宿から出てる西武線・新井薬師駅前の商店街は、ちょっと苦い思い出があり、街並みはその頃と大きな変化はなく、記憶だけがツンツンと胸を突きますが無視します。
▼電車だと「新井薬師駅南口」から梅照院まで時間にして5、6分。
▼「梅照院」耳障りの良い、いい名称です。
「梅」の文字を持つ寺は青山に「梅窓院」、清水に「梅陰寺」などがあります。
だからと言って梅の花で有名でもない。ここ「梅照院」は境内の桜が有名です。
▼この日はの日曜はフリマが開催されていたのか、門前から境内まで雑然とした感じ。
いつ頃からなのか全国の寺社境内で朝市・手づくり市・骨董市などの開催がすっかり定着してます。
寺社側のOPENな姿勢が人々を集めれば縁日以外の日も賑やかになります。
▼除夜の鐘つきは108回まで有料、109回目からは無料だそうです。
▼桜の木? 巨木のネジレ具合が素晴らしい。巨木がある寺社は歴史もあります。
この寺に祈願し、二代将軍 秀忠の娘の重い眼病が平癒したことから人々に有名になったそうです。
だから一般的には眼病治癒の新井薬師「目の薬師」と呼ばれています。
▼右下の小さな地蔵は「お願い地蔵」。
ここにも自分の身体の不自由なところと同じ箇所を水で洗う、という何処にでも見られる「アレ」が・・・。
▼本堂。
▼薬師如来が安置されてる「瑠璃殿」。
通常、観音様のお住まいは「大悲殿」or「大悲閣」。
薬師さまのお住まいは「瑠璃殿」です。
高さ5.5cmの小さな二仏一帯の本尊は寅年のみの開帳だそうです。
▼だから本堂に見えるのは「お前立ち」。
▼本堂から振り返ってみます。やはり今日は雑然としていて美しくない。
▼寺のHPからお借りしました。春には中野通りの桜祭りと共に境内も賑わうようです。
▼「薬師湯」きっと癒される香りのする入浴剤かと思ったら「飲料」でした。
▼ここにもあった「十三重石塔」。自分の中でよく理解できていない塔なのです。
▼昭和12年の200円。やはり表記は「貳百圓」が正しい。
▼「プリンセス 雅」と名付けられた桜の木。
平成時代も残り時間は僅か。プリンセス・マサコが病から完全復帰できることを願うばかり。新井薬師に祈願されて・・・。
▼本堂の裏手にあるキリッとした太子像は、建立からまだ新しそう。
▼寺の裏手は広い「新井薬師公園」で、寺の境内となっています。
▼もうすぐ、公園の木々はこんなんになる!と想像してみます。
どれも500年の歴史を持つ寺のほんの一瞬の出来事。
先日の都内では11月でもセミの鳴き声が観察されたとか。
四季の狂いや、台風の影響で今年の紅葉も各地の異変が伝わってきています。
自然以外でも川崎の商店街ではワムの「ラストクリスマス」が早くも「初観測」されたとか。
11月もまだ一桁の日にちなのに。(今日は11日で2桁目に入ってしまったけど)
もっとも歳暮の案内カタログDMは、まだ暑さが残っていた10月に届いているから、
もう季節は何が何だかわからない。