▼西谷山 蓮華寺(赤堂観音・高野山真言宗・兵庫県養父市大屋町夏梅)の御朱印です。
郵送で手に入れた御朱印です。3体 3,000円
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御朱印をいただく場合いくつかのルールを持っています。
大げさなものではなく、自分勝手で、人には容認されない部分もあるかもしれないが、自身では常識の範囲内だろうと思っています。
でも常識というものは時代とともに変化する。だから多少進路変更をさせられる場合もあるし、時としてルールを破ってしまうこともあります。
なんだか、ザルのようなルールだ。
そんなザルルールの一つに、自身で参拝しない寺社の御朱印は無用。
人に依頼することも、郵送も、ましてや代行屋やオークションなどは考えられない。
これは犯さない不動のルール。
もちろん人に対しては例外や、容認できる場合もあります。
過去記事にもしているが、病気などの理由で参拝できない人の場合の代参などは例外的です。
ところが近頃、朱印の郵送を受付ける寺社が多く現れてきました。
非健常者限定でもない。誰でもOKなのです。
「御朱印郵送受付」の検索結果でワンサカ出てきます。
郵送受付=「御朱印通販」なのです。
いまや限定御朱印、イラスト御朱印、カラー漫画御朱印が溢れていて、そこに何の疑問も持たず、それを求める人が多く、図案化御朱印のみ収集してるのかと思われる人のBLOGもあります。
また、そんな御朱印を集めた書籍が書店に平積みされています。
そんな最近の状況だけでも、私の常識はグラグラしだしています。
なのに、御朱印を郵送で受付る寺社がさらに多くなり、そこに何の疑問も持たない収集者が多くなると、わたしの常識はガラガラ総崩れ、こちらの常識は非常識となる?
しかし、ここで敢えて、明らかなルール違反の確信犯になってみることにしました。
どのような形で郵送されてくるか、単なる興味本位です。
何事も経験してみないとわからない、ということで・・・。
▼白羽の矢を立てたのは、この寺です。
蓮華寺の御朱印を郵送について
よく考えられた、もっともな怪説、違う! 解説です。
ほんとはこの文章も素直に受け止めれば良いのかもしれないが、すみません、素直な人間でないので・・。
リンクのページをご覧いただけばわかるが、この寺のHPは、賑々しい御朱印の展覧会、イラスト御朱印の百貨店、限定御朱印の大セール会場となっています。
驚くことにその種類は「特別限定御朱印」「限定御朱印」「通常御朱印」とで100種類近くあるのではないか?
こんな即売会は見たこともない!
「特別限定御朱印 1年間48種すべてを⬜︎セット」という注文欄もあります。
こんなのを注文する人がいるのだろうか?
テキトーに3種類を選んで「注文」してみました。
▼2週間後くらいだろうか、忘れていた頃に郵送されて来たのは、こんな内容でした。
記事冒頭に掲載した、いわゆる見開きサイズの朱印に日付は入っていました。
9月の受付なのに「お盆を迎えるに当たり」という印刷物が同封されていました。
当然だが、自分の足で訪問した寺でもないので、寺の様子もHPでサワリくらいしか分からない相手から、どんなに派手な、アートな、ゲージツ的な朱印が届いても何の感動もないわね。
▼同封の郵便局専用の払込票は「浄財(おさいせん)」とスタンプされていました。
通信欄の項目に「お願い事」「祈祷料」という文字があるから、この寺では祈祷もNETやFAX・郵便で受け付けている事が予想できます。
この寺の宗派、真言宗の開祖 空海はある面で進歩的な僧、宗教者だったと理解しているが、空海に限らず、日本にそれまでに無かった新たな宗派を持ち込んだ僧は皆、進歩的だったかもしれない。
新しく進歩的な考えは、常に自分たちのフェンスを巡らしている反対派と対峙しなければならない。そのハードルは高く、思想を強烈な表現で広めようとすると日蓮のように難に出会う。
そんな大げさな事ではなく、またこの寺には訪問もしていないから、何もわからないが、こと朱印に関しては進歩的と言えるかもしれない。
郵送の御朱印、通販の御朱印、今回は何事も経験のつもりだったから、後にも先にも2度と利用することはない。
通常、書置きの朱印は朱印帳に貼って保管する。
でもこの3種類は貼らないで、まとめてクリアファイルへ・・・。
観音さまのお慈悲にすがってお許しいただくことにしましょう。
いつか同寺を訪問する機会ができた時は、改めて朱印帳に貼ることにしょう。
こんな記事内容にするとPVも減るかしら?
▼そして、実はこの記事、驚きの続きがあります。