▼飛車山 龍音寺(間々観音)の御朱印です。(浄土宗・愛知県小牧市間々本町)
▼平野山 高蔵寺(高倉観音)の御朱印です。(真言宗豊山派・千葉県木更津市矢那)
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人口減、少子化対策、子育て支援策、産休パパ、待機児童、1億総活躍プランなどなど、ここ数年、子供を育てる環境を整える掛け声が囂しい。
安倍も希望出生率1.8を目指しているようだが、この数値が達成されるか否か不明。
結婚できない、経済的に子供をつくれないなど、真剣に悩んでいる人々の多いのも想像がつく。
格差もあるが、現代では子供をもうけて、育てていくには、全くもって相当困難な日本になってしまっているようだ。
「貧乏人の子だくさん」という言葉があった。「一人育てるのも二人育てるのも同じ」という意味の言葉もあった。全部死語だ。
産めよ増やせよ、の時代から70年前の戦後まで、4人の子供は当たり前、6人、8人兄弟も珍しくはなかったようだ。
鼻水たらしても、ほっておいても子供は育った時代だ。今は、ほっておいたら虐待の範疇に入ってしまうかもしれない。
犯罪「十分な食事を与えていない」!
なんとか結婚でき、やっと子供をもうけることができたとしても、心配事や思うように育てられない悩み事は尽きない。
生まれたばかりの赤ちゃんにも、母乳が良いのか、ミルクでも良いのか? そんな事さえネットで調べなければならない!
一人の人間を育てるということは、なんと大変なことか。我が子に無事大きく育って欲しいという願いは昔も今も変わらない。
子宝、子安を願う寺社が多数あるのも、救いを求め、その力にすがりたい女性たちが、親たちが昔から多いという証かもしれない。
ミルクなんてカタカナ商品のなかった時代は、お母さんのおっぱいが出なければ、赤ちゃんは死活問題だ。近所で一般人に乳母なんて都合の良い女性は滅多にいない。
山羊の乳など上等な方で、米のとぎ汁も飲ませていた。
それでも育ったようだ。
なのに、この飽食の時代に少子化問題は、解決の糸口も怪しく、問題が山積みだ。
そんな授乳ひとつにも心配な女性や親たちに信仰の厚い名古屋の寺。
寺側は真剣かもしれないが、この手水!
何も知らずに初めて目にした人は、オフザケとしか思えない。
▼目から水を出しているロボットのように見えた。
しかし、当たり前だが、ここにお参りに来る人たちは、みな真剣である。奉納された絵馬もおっぱいを象っているが、そこに願われてる言葉は真剣さや、切羽詰まった事情もうかがえる。
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山形のこの寺でも「おっぱい」と出会った。
何かの彫刻作品かと勘違いする在りようだが、オブジェの横に案内があった。
「子育てお乳さま」
豊かな胸をうらやましく思う女性もいるかもしれないがが、乳首部分の色が剥げているように見えるのは、当初から? あるいは触れ過ぎ?
この寺からの遠景を目にすれば、きっと心も胸も解き放たれて、授乳が容易になるかも?
江戸時代の温泉番付である「諸国温泉功能鑑」にも掲載されている銀山温泉は、ここからもほど近い。子育ての疲れも癒してくれそうなノスタルジック温泉街。
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千葉・木更津のこの寺の内部は、さながら昔、観光地にあった安手の秘宝館だ。
寺の方針なのか、とにかくフザケて、仏っ徒んでいる。
展示物?に添えられている解説に、古めかしいユーモアが溢れている。
多くは夫婦和合とか子宝を願う対象のようだが、仏なのか神なのか?
何でもありのこの秘宝館?は、賛否両論だろうね。
坂東33の札所にしては、こなれ過ぎている! もう一度ユックリ訪問してみようっと!
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ここはフザケていない。
上記からの流れで、偶然、そう見えてしまうのもやむを得ないわね。
もっとも名称を「乳鋲(ちびょう)」と言うそうだから、オッパイに見えて当たり前なのだ。
徳一さんが開いた寺だが、住職不在で御朱印貰えず!