七福神巡り前2回までの「日本橋」「谷中」は御朱印をいただくのに長時間待たされること保証付。
並ぶのは精神衛生上ワルイ! 特にセッカチ、タンキな人には不向きです。
そこで今回はいきなりマイナーな小石川七福神!
ここはセッカチな人にも短気な人にも十分耐えられる七福神です。
マイナーと言っては失礼になるかもしれませんが、この七福神の歴史は比較的新しく1993年の始まりらしい。
東京には歴史ある七福神がいくつもある中では、どうしても後発のものは人気薄となりますが、御朱印集印者には有利で嬉しい事の多い小石川七福神でもあります。
以下は正月4日に巡っていただいた御朱印ですが、なにしろ並ばない、混雑というものがない。しかし閑古鳥を見かけるほどでもない。
地下鉄の茗荷谷駅から昼1時頃から歩き始めました。
御朱印ブームのピークにあるような今年、ある程度の混雑は覚悟していたもののそんな様子は全くない。1ヶ所も長蛇で並ぶ事はありませんでした。
三が日がどんな様子だったかは分からりませんが、4日のこの日は団体で参拝に来ている人たちや色紙を持って歩く人、御朱印をもらう人などには行き交うものの、どの寺でも、せいぜい2組程度の人たちの後ろに並ぶくらいでいただけました。ほとんどストレートでいただける。
おまけに後ろがつかえてないから、ご本尊も一緒にお願いしても喜んで記帳していただけます。
空いているだけにゆっくり参拝もできます。
歩行距離は3kmくらいだから、途中でラーメンを食べても十分時間内で巡り終えられます。
それに小石川の御朱印墨書きは、どの寺も美しく味のある、嬉しい筆跡ばかりです。
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アレレッ、ちょっと待て、話を少しそらす!
と言うのも、またやっているのです!
12月8日の午後5時20分、NHK TVで御朱印を集めてる人たちのニュースを放映している。
インスタ映えする御朱印
インタビューされている女子が見せている御朱印帳は限定ものや、絵柄もの、派手なものばかりです。開くと赤・黒・青・緑・黄・ピンクが満開、押し花もある。
イイカゲンにして〜〜!
そして女性目線での御朱印デザイン、正月限定の御朱印の紹介、御朱印帳を扱う文房具コーナーの紹介などなど。
最後に宮司らしき人が「参拝作法が少し残念です」と言う声、これも毎度の事です。
いやはや! もうイイじゃないですか?! そんな放送は。
ヘソマガリとしては、限定などどうでも良いし、イラストなど必要以上にイラン!
月替わりの御朱印は毎日日替わりにしたら!!
いわゆるインスタ映えするような御朱印ばかり集める人の多くは、まさかそれが宗教的行為だとは理解していないはずです。
絵画鑑賞と変わらないだろうから真っ先に、一番にあるのが「キンピカな御朱印」。
だから初めから作法を望むのが間違っているかもしれません。
もちろんそういう人たちに作法を守れるように啓発すべきでしょうが、キンピカ限定御朱印を「出す側」も「集める側」も同じ土俵に上がっているようなもの。作法の心得を諭す言葉が出てくると違和感を抱くのはワタシだけかしら?
でもお互い作法を心得え、品格を損なわないように、同じくするその土俵を高くしようと努力しているという事なのかしら?
ブームは納まるどころか、ますます加熱しているのか?
御朱印は一体どこへ進もうとしているのでしょう?
いつものように自分の事は100%タナに上げて書いてしまいました。
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相当話がソレました。戻す。
小石川もすべて寺院でまとめられています。それも珍しく浄土宗が目立ちます。
▼「深光寺」いい名称です。
▲恵比寿/清水山 深光寺・浄土宗・東京都文京区小日向
▲同じく本尊の御朱印。寺名から薬師如来かと思ったが浄土宗だから阿弥陀仏。
▼徳雲寺は禅寺らしき雰囲気は見当たりません。都心部の禅寺はやむえない?
▲辨財天/妙峯山 徳雲寺・臨済宗円覚寺派・東京都文京区小日向
▲同じくご本尊の御朱印。
▼小さな祠は「小石川パークタワー」というマンションの鬱蒼とした中庭のようなところにあります。
▲弁才天/極楽水・東京都文京区小石川
こちらは徳雲寺の「男弁才天」に対して「女弁才天」だそうです。
それにしても「極楽水」というのは初耳。井戸か湧き水だったのかな?
▲寿老人/吉水山 宗慶寺・浄土宗・東京都文京区小石川
▲同ご本尊。
▲布袋尊/無量山 真珠院・浄土宗・東京都文京区小石川
あらら、こちらは見開きで揮毫いただけた。インスタ映えしない? いやいや、墨朱だけが佳い。
あまりに空いていて、いくらか寂しさが漂っているねぇ? 正月四日です。
▲揮毫いただいています。
▲大黒天/霊應山 福聚院・浄土宗・東京都文京区小石川
「三国伝来」? ンーーーーん?
▲毘沙門天/常光山 源覚寺・浄土宗・東京都文京区小石川
▲これは別の日にいただいた蒟蒻閻魔の御朱印。正月にもいただけると思います。
▲そして東京ドームまでやってきました。
この福禄寿はドームシティの真ん中に鎮座。元は公園の「小石川後楽園」内にあったらしい。▲福禄寿/後楽園
ここは御朱印は無く、記念スタンプのみだそうです。 スタンプに興味はないからイラナイ!
太陽が沈みました。正月の夕方は早い。
途中、脱線しちゃったけど小石川七福神は、お正月三が日でもきっとスムーズに御朱印を戴けます。それも少なくとも10の御朱印をいただけるはず。
有名どころの七福神をガンバッて並ぶのを止めはしないけど、小石川はアナです。
午前中から歩き始めれば、七福神を巡っている途中に近くの「伝通院」「小石川大神宮」「牛天神 北野神社」で御朱印をいただいても、まだ時間は余るかも。ドームで晩ご飯だね!
さて、まだまだ続きます七福神。