▼「遠州三山」の位置関係です。
つくづくこの国の人間だと思います。
各地にある数字のつくものに弱いんです。魅了され、騒めく心。
他人には悟られたくない「そんなミーハーな場所、ワタシは行かない、云々」とバカにしたような言葉を出しますが、本音は大好き、鉄板に心が歪んでいるようです。
初めて目にする、耳にする数字、いいじゃないの、その数、征服してやろうじゃないのっ!内心意気込みます。
日本三景、日本三大・・、十大・・、何々百景、・・・・。
おそらく数え切れないほど日本中にあります。
諸外国にはこういう表現は少ないはずだと、勝手に解釈していす。
数字をつけたり、格付けしたり、仲間にしたり、が日本人は大好きなのです。
害は無い、無邪気です。
「遠州三山」? 言葉は心地よい響きを持っています。
よしっ、行ってやろうじゃないの!
▼法多山 尊永寺の御朱印です。(高野山真言宗/静岡県袋井市豊沢2777)
尊永寺は約1300年前、行基により創建されています。
一般的には尊永寺(そんえいじ)よりも、山号の「法多山(はったさん)」として親しまれています。
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▼医王山 真薬王院 油山寺の御朱印です。(真言宗智山派/静岡県袋井市村松1)
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▼萬松山 可睡斎の御朱印です。(曹洞宗/静岡県袋井市久能2915-1)
三山とも千年以上の歴史をもつ。
「寺って、いいなぁ!」と感じさせてくれます。
最初に伺った法多山でパンフをいただきました。
なにっ「自分巡礼」?
何のことよっ?
あらっ「自分らしさ」や「自らに出会う」旅だって?!
ワタシはそんなものに会いたくない!
「自分らしさ」を曝け出し「自ら」に出会ったら自己嫌悪の爆発になります。
そんな爆発の消化剤をいただきました。
三山を巡った記念に「ご利益茶」をいただいたのです。ありがたい!
ブランド名「ふくろい茶」の一番茶を三山で健康と日々の安寧を祈願祈祷したお茶だそうです。
帰宅してから、Tea bagになっていた、その茶を手を合わせいただきました。
味は「チョー普通」でした、ふつう! あたりまえです。
祈祷いただいたからって、ほうじ茶、紅茶になる訳でも、コーヒーになる訳でもない。
さらに、ワタシの普段の生活に日本茶の出番は殆どありません。
茶の味などわかろうはずがないのです。
でも心はホッコリしました。
わかったわ!「自分らしさ」を曝け出せず、繕ってばかりの「つくろい茶」だったワタシ。
まだ間に合う「自分らしさ」「自ら」を磨きなさいってことね! 気づくのが遅い!幼な過ぎだ。
「ふくろい茶」サイコーです! ブランド名「ほっこり茶」に改名してほしいけど、もう使われていそうなネーミングで没ねっ!。ダメ!?
じゃぁ、思い切って
「ゆっくり茶」「ご利益もっこり茶」「やっぱり袋井茶」「やっ茶ったわっ」でどう、袋井市さん?ごめんなさい!