▼夏雪山 能満寺(真言宗豊山派・二丁目)
▼同じく本尊 不動明王(豊島八十八ヶ所霊場61番札所)の御朱印。
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▼板橋七福神も最後の寺。西光寺からgoogle mapに導かれ、右左折を繰り返しながら歩くこと20分くらいでした。
▼そしてここは練馬区。区に遠慮している訳ではないでしょうが、これまでどの寺にもあった「板橋七福神」の赤い幟が何処にもありません。いろいろな事情があるのでしょうね!
▼簡潔な文字で美しいニュアンスの山号ですが「かせつざん」と読むのでしょうか? 人名だと「なつき」と呼びますが・・。
夏雪山能満寺|練馬区旭丘にある真言宗豊山派寺院、板橋七福神、豊島八十八ヶ所霊場
「猫の足あと」さんから一部引用です。
当寺縁起」によると、「昔、夏に雪が降って美しい景色の地があると聞いた源心僧都が、武蔵野に来て、村民のために仏教を説き、村民より篤く信望を得た。・・・」
「夏に雪」は例えでしょうが、やはり江戸時代初期に創建の寺ですので、その頃には「夏に雪」の異常気象が無かったとは言い切れません。
降って「令和最初の冬」は各地の雪国で「冬の雪」がありません。
有名な「札幌雪まつり」では30kmも離れた遠くからトラックで雪を運んでいるそうです。それも10 t トラックで3000台分だそうですから半端じゃありません。
山形の寒河江市に「札幌雪まつり」に似せた「やまがた雪フェスティバル」があるそうですが、やはり雪不足で市長が神社で急遽「雪乞い」の祈りを捧げたそうです。いよいよ降雪も神仏頼みとなり、江戸時代に戻ったような有様です。
▼さらに関東の茨城では大子町の「袋田の滝」が有名で、冬になると凍りついた滝が人気ですが、今年はまだこの姿が見られないそうです。滝のある大子町は台風19号による久慈川の氾濫で、ホテル旅館や土産物屋などが痛手を追っていますが、さらに今のところ「凍らない滝」によるダブルパンチで観光客も例年の客足が戻っていないそうです。
気象変動も一歩一歩確実に、不気味に身近な身辺に漂ってきています。
雪まつりや氷まつりどころじゃなく、今後は「火まつり」しか出来なくなる可能性大です。
2030年までの今後10年間に地球温暖化に対する有効策が打ち出され、気温上昇を1.5度までに抑えきれないと、その後は歯止めの効かない気温上昇の暴走が始まるとの観測もあります。
灼熱地獄、火だるまの地球も大げさではないかもしれません。
またもこの能満寺とは関係のない話ですが、記事として寺に関する言葉が浮かんできませんので山号の「夏雪山」からのコジツケでした。
▼能満寺の庫裏に開帳されていた寿老人は「長寿を授ける神」でもあります。美しく、広い宇宙で唯一人間がが住めるかけがえのない「地球の長寿」を祈りましょう!
さてこれにて「板橋七福神」記事は完結です。
どの寺院もまったく親切丁寧に気持ちよく対応いただけ、元日の七福神めぐりとしてはサイコーの気分のうちに終えることが出来ました。