現在は境内に遥拝所がある「山宮神社」の御朱印もいただけるようです。
その山宮神社は何と2000年前に始まり、現在は甲斐一宮の摂社となっているそうです。
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県内に富士山がそそり立つ山梨県には浅間神社がいっぱいあります。
また、富士山の周りには駿河国と甲斐国の2つの一宮があります。
もう一つ別に「一宮浅間神社」というのが、
▼「浅間神社」の読みはいろいろですが、ここ甲斐国一宮は「あさまじんじゃ」です。「浅間神社」ほとんどが「せんげんじんじゃ」と読ませるところが多いのですが、どんな事情から片や「あさまじんじゃ」と読ませるのか不明です。ここ甲斐国一宮 浅間神社は、富士の神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祭神とされていますが、古くは浅間神社は富士山の噴火を鎮めるために浅間大神(あさまのおおかみ)を祀ったのが始まりと言われますので「あさまじんじゃ」が本来、始まりの読みであると思われます。そしていつからか、どういうわけか「せんげんじんじゃ」の音読みが広まっていったのでしょう。
上の最初に掲げた写真のように東京方面から中央道を勝沼 IC で降りて、国道20号を甲府方面に向かうと、赤い大きな鳥居が目に入ってとても分かりやすい神社です。というか電車の中央本線で来ると最寄駅が遠く、タクシーでも10分ほどの「山梨市駅」が一番近いようです。
神社の鎮座する笛吹市は2004年に出来た比較的新しい市。
市内を流れる「笛吹川」がその市名の由来となっていて、市政が発足してからは桃もぶどうも収穫量は日本一になっています。
現在は「日本一桃源郷」と宣伝しています。
しかし、かつてのこの地域は何と言っても葡萄畑から温泉が吹き出した「石和温泉」が有名でした。
高度経済成長時代に東京からのアクセスも良くなり、団体客で賑わった当時は旅館ホテル数が120ほどあったそうです。
バブル以降は当然団体客は激減して、山、川、海という風光明媚さを謳えない温泉地は、どちらかというと現在は負組となってしまったようで、宿泊施設も50ほどに減っているそうです。
当時はコンパニオンも多数抱え、スナックやバー、ヌード劇場などもあり歓楽温泉、一大風俗街的温泉の代名詞のように呼ばれていたそうです。
▼地域の売り物であった、かつての男たちの「桃源郷」は・・・・
▼明るい日差の下で咲く桃の花の「桃源郷」にその内容は変わってしまったようです。