▼同じく、 本尊 文殊菩薩(豊島八十八ヶ所霊場18番札所)の御朱印。
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▼スーパーライフのある小さな交差点を右折します。
▼右折するとすぐ左手に文殊院の古刹らしい趣のある山門が現れます。普段でも、こういう門構えの寺はフラッと境内に入ってみたくなります。
▼山門の左にあるお堂は延命地蔵を祀り、この寺の江戸初期の起源となっているようです。
▼山門を潜ると左の閻魔堂から煌々と明かりが漏れていました。
▼綺麗な花に囲まれていますが、やはり目はエンマさんに釘付けになります。
他のものが目に入らず、どこの閻魔堂でも同じ目にあいます。それだけインパクト大の閻魔です。真正面にありながら、大きな文字で「毘沙門天」と案内されているのに、うっかり見逃しそうになります。
▼観明寺では混迷しましたが、今度はちゃんといらっしゃいました「毘沙門天」。ちょっと老けた毘沙門のように見えます。ヒゲのせいかしら?
▼エンマさんの右側に立ち膝姿の奪衣婆さん。あの世の入り口で、まずこのバァさんに身につけている衣服を剥ぎ取られます。
▼そしてこの方、懸衣翁(けんえおう)が剥ぎ取られた衣服を衣領樹(えりょうじゅ)という木の枝に掛けます。その枝のたれ具合、しなり具合で生前の罪の重さを測るというシステムです。そして閻魔さんにジャッジされるわけです。
枝が折れそうなほど罪を重ねている身にとっては決して訪問したくない関所ですが、誰しも逃れられず、いずれはお伺いすることになるでしょう。
話はコワイのですが、閻魔堂の閻魔、奪衣婆、懸衣翁の3体はそれぞれ表情がコッケイでコワサも半分というところです。
▼三途の川の先、六道のどこにジャッジされるかは、この世での生き方次第?
▼「子大権現」は「ねのごんげん」です。子ノ権現は関東では飯能市の天龍寺が有名ですが、あるいは子ノ権現は天龍寺の他にはないのかしら?
いずれにしても子ノ権現は足腰にご利益をいただけるようです。
▼キレイな屋根の本堂です。本尊の文殊菩薩はこちらにおわしまする!
▼この扁額は左から読む? となると「無戯論」「ムケロン」?です。文殊菩薩のこと?
▼本堂の上の雲ひとつない青い空。きっと、人が心も身体もこんな状態になることが「無戯論」かもしれません?南無文殊菩薩!