まだ、京都です。
「拈華堂(ねんげどう)」。
ミナサンには、もう珍しくもない御朱印でしょう。
▼これも全く同じ書き手のようです。
▼朱印帳2種類を手に入れたので、書き込み済みの御朱印も2つになりました。
数ある寺社のオリジナル朱印帳の中で、秀逸な出来の建仁寺の朱印帳2つは恥ずかしながらミーハー的な気持ちで手に入れた。
しかし、あまりに「カワイイ」を強調し過ぎている、ここ数年来の巷の朱印帳とは違う。
建仁寺では他のデザインの朱印帳も増えたかもしれないが、この2種類はここ数年変わってない。
こと朱印帳に関しては建仁寺のスタンスは揺るぎないのでしょう。
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京都の記事を続けてますが、やっとメジャーな寺にたどり着きました。
元号を名称にもつ建仁寺という寺は全国で一つ。だから敢えて「京都」という必要はないかもしれません。
京都には形はどうあれ、登録されているもので神社はおよそ800社、寺院はその倍以上でおよそ1700寺、合計2500寺社。
地図を頭に描き、思い出される寺社名をあげても、一般人はせいぜい20〜30寺社くらいではないでしょうか? 1%です。
ということで、京都に数ある寺社のうち有名なのは20から30ということにもなります。
有名の定義が問題ですが・・。
建仁寺は禅寺では日本最古と言われています。京都五山の第3位とか。地元の人たちには「けんねんさん」と呼ばれているそうです。京都らしくここも「さん」づけされています。
臨済宗の開祖でもあり、この寺の開山でもあり、栄西は75歳でここ建仁寺で亡くなっているそうです。
▼拝観有料部分の本坊から方丈になるのでしょうか? 「紙本墨画竹林七賢図」。建仁寺にかかわらず、大きな寺の建物内部に入って拝観順路をグルグル巡っていると、自分が今どの建物にいるのか全くわかりません。
▼レプリカのようで、本物は京都国立博物館にあるそうです。レプリカだからすべて撮影自由のようです。だからムヤミにシャッターを押すのですが、レプリカを撮ってどうする?
しかし、レプリカ展示もなく撮影禁止のところは、かなりヤバくなってる自分の記憶しか頼るスベがない。目に焼き付けられない性格では、覚えているものは皆無に等しい。▼誰もが知っている「風神雷神図」こちらもレプリカで、同じく朱印帳になっています。▼天井の「双龍図」は本物。近年に描かれたものは特に重要文化財にもなっていません。▼こちらの本尊釈迦如三尊像も本物でしょうが撮影禁止ではなかった。もっともこちらの目は本物・レプリカ・フェイクを区別できる能力はないフシアナです。
よく、人々は「やはり、本物を見なくちゃワカリませんヨ!」と気持ち悪いほど、これ見よがしに口に出します。
まぁ、自慢でしょうが、真実でもあるかもしれません。
▼京都の大寺のなかでも建仁寺は私的ランキングが高い。▼理由は、まずは禅寺であること。そして、何よりは空いていること。
清水寺や銀閣、金閣・龍安寺のきぬかけの路の寺院より、人気薄のことは確か。
チリひとつ落ちていない禅寺の白砂は気持ちをピンッとさせてくれます。しかし・・▼観光寺で縁側に腰掛け庭を見ても落ち着かないワタシは腰掛けません。非観光寺で訪れる人も少ない寺では、腰掛けて小さな庭をボケッと眺めることはあります。
あるいは、境内のベンチなどに腰掛けてボヤッ〜〜とすることもあります。
しかし、訪問客の多い観光寺ではありえないワタシです。