▼寝覚山 臨川寺の御朱印です。(臨済宗妙心寺派・長野県木曽郡上松町上松1704)
この寺の七福神は書置きでなく、2体とも直書きでいただきました。
拝観料200円ともで800円。
それにしても山号の「寝覚山」、耳障りの良い名称だと勝手に思ったけど、「しんかくさん」と読むそうで、夢が消える。「ねざめやま」で良いのに!
「寝覚の床」を見るのに、寺を経由したくない人は無料の別なルートがあります。
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▼御嶽神社を参拝し終えて、再び木曽路に戻り、木曽七福神の続きの寺を目指します。
▼国道19号脇のセブンイレブン隣にステキな山門を構えています。
天下奇勝「ねざめの床」となってます。
漢字だと「寝覚の床」。「床」は「ゆか」と読みたい「とこ」でしょうね。
周辺には500円の有料駐車場があるけど、近辺にコンビニや蕎麦屋、土産物店が広い駐車場を備えているので、どの店かを利用すれば駐車料金はかからない。
寺を見学の後、蕎麦を食べたのですが、車は別の蕎麦饅頭の店の前に駐車してました。
地域一帯みんな仲良く営業だろうから構わないでしょう!
▼右奥が受付。ここで朱印帳を預けます。
受付けのおねぇさんは、至って丁寧です。
朱印帳の受渡し時に、
「はい、書いておきますから、気をつけて行ってらしゃい」
「お疲れさま、ご苦労さまでした。どうぞ!」
などの言葉をかけてくれます。
儀礼的で当たり前だけど、当たり前がそうでなくなってる昨今、単純に嬉しくなる。
▼本堂はいささか色気が足りないし、ガラス扉は開きませんでした。
▼弁財天堂は鳥居がお迎え。寺に鳥居は今さら驚かない。なんでも有りが寺。
▼弁財天にご挨拶。
手前の人形は何なのか不明だけど、琵琶っぽい物を持っているから弁財天キャラ?
▼ここ上松町にも「公式ゆるキャラ」がいるそうで、有料のラインスタンプもあります。
自治体キャラ、神社キャラ、寺キャラ、仏像キャラ・・・と何でもあり。
「キャラを作らなければ・・」と脅迫観念に駆られて日本全国キャラだらけ!
「カワイイ」と「キャラ」が世を席巻します。
キャラクターもあまり数多く出回り過ぎるとガラクターに思えてきます。
ちょっと前まではキャラメルしか知りませんでした。
頭の中も皆んな「ゆるい」!
はじめから「ゆるい」頭の私ももちろん仲間・・・・・・・ちょっと脱線!
▼三徳稲荷堂。
▼妙音堂は何やら工事 or 施工中。
▼よくある名称「姿見の池」。
でもここは浦島太郎が玉手箱を開けてから自らの姿を映した池とか。
▼寺境内の端にある「寝覚の床入口」の案内石。
▼崖下を覗いてみます。手前の中央本線の先は木曽川。川はゴツゴツしていそう。
あそこまで降りなきゃいけないのかっ?
▼降りたら登って帰ってくることになる。カメラの望遠で見てみます。
やはり降りてみることにします。
▼降りる途中に、モニュメントのある公園らしきところも現れます。
▼こんな滝もありますが、木曽の滝はどこで見ても行っても涼しくはない、アツイ!
▼川床近くは石、岩がゴロゴロ。足元悪く、みんなヘッピリ腰になってます。
遊びまくって竜宮城から帰還した浦島太郎。
寄るすべもなく放浪の旅に出た末、美しい景観のこの木曽山奥にたどり着く。
そして玉手箱を開けてしまったのです! 私は開けたくない!
浦島太郎伝説は全国に広がっている。ここもその一つ。
だけど竜宮城の乙姫は「開けてはいけない玉手箱」を何故、太郎に渡したんか? 罪な事をするもんだわ!
▼その浦島太郎を祀る堂が写真右奥に見えます。でもお堂の足元まで行きたくない。ここからで十分。
浦島太郎は伝説だけど現実には参勤交代の大名、芭蕉や子規もここに立ち寄ったようです。
秩父の「長瀞岩畳」や福島の「塔のへつり」など、川の流れが築いた奇勝は多いけど、ここは眩しい「白」が際立っています。天気のせいかもしれない。
▼明治天皇もこの寺で小休止されているとか。まさか下の川床まで降りてない?
最後にもう一度目に刻んで・・・。
▼降りたからには、登って戻らねばならないのです。
階段と、見かけよりキツイ坂に汗だく! 玉手箱を開けてしまったような気持ちです。
さすが「寝覚の床」空いた腹の虫も目が覚めました。
登ってからどこかで蕎麦食べよう!
話は変わるけど、塩尻あたりから南木曽まで40〜50kmの国道19号木曽街道は、コンビニや独立店舗はあるが、各宿場町に入ってもファストフード、ファミレスは1軒もない。
やはり「山の中」を徹底しています。