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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

白水阿弥陀堂(いわき市)〜「浄土庭園」「 御朱印ナシ」「帰還困難区域」の地獄と極楽 〜 奥の細道、R6を北上❼

▼菩提山 願成寺(真言宗智山派福島県いわき市内郷白水町広畑)

ここも「休寺」。これ以上先に進めません。f:id:wave0131:20190826205136j:plain今回の主目的寺院の村山虚空蔵寺五浦六角堂に次いで、またもや「お休み」でした。f:id:wave0131:20190826205218j:plain茨城から福島の常磐ラインの寺は「やる気ないのか?

そんな思いにもさせられますが、注意深い人ならば事前に「お休み」を調べられたはず。責任は自分にあります。

150mmまでの望遠は、対象物を大してアップにできません。f:id:wave0131:20190826205212j:plain国宝阿弥陀堂を身近に拝観できなく何とも残念です。f:id:wave0131:20190826205207j:plain東京からいわき市までなんて、何回も来られる距離ではありません。f:id:wave0131:20190826205201j:plainしかし、ここ「阿弥陀堂」と「村山虚空蔵寺」「五浦六角堂」の3ヶ所は、何とかして今後再訪しなければ気が治まりません。

東京から日帰りで来れない地域でもないのですが、何しろ東京から約200km。下道優先としてのボンビーはツライところです。

まぁ、今回同様やむなく水戸あたりまで高速を使うしかないかな?f:id:wave0131:20190826205155j:plainそのまま引き返すのも悔しいので、とにかく極楽浄土の庭園を1周してみます。f:id:wave0131:20190826205150j:plain1周500mくらいある庭園を囲む歩道はフリースペースのようです。

ワタシと同様に諦めきれない人が数組周遊しているだけで、他の人たちの多くは入り口の「休寺」カンバンを見て引き返して行きます。f:id:wave0131:20190826205146j:plain暑さとセミの音に、やかましいのに異様な静寂さを感じます。f:id:wave0131:20190826205142j:plain極楽浄土の世界を再現した庭園はほぼ満喫できましたが、橋を渡り島へ、阿弥陀堂へたどり着けない焦ったさは地獄のようにフツフツと治りません。

 

さて「休寺」を後にして一気に南相馬市までR6を北上します。100km近くの距離です。

国道6号は途中からこの看板。この少し先に監視員が2人いました。f:id:wave0131:20190826205129j:plain▼地獄のような区域が始まります。「休寺」看板同様またもや「地獄の看板」です。f:id:wave0131:20190826205124j:plain国道6号富岡→大熊→双葉→浪江町まで、この看板が続きます。走行距離は20km くらいでしょうか。f:id:wave0131:20190826205045j:plain常磐自動車道国道6号は車の通過はできますが、「帰還困難区域」内を通りますので、他地域に比べ放射線量は多いはずです。f:id:wave0131:20190826205120j:plainですからか、バイクや軽車両の通行は今でも禁止されています。

JR常磐線でさえ今だ富岡〜浪江間は不通となっているのです。f:id:wave0131:20190826205116j:plainそんな区域の道を好き好んで走る車は多くはありません。極端に交通量が少なくなりました。f:id:wave0131:20190826205110j:plain全く無意味ですが、少し開けていた車のウインドを閉めたくなります。f:id:wave0131:20190826205105j:plainあれから8年以上経過して、マスコミでは日々の情報はなくなり、日本中の人々が忘れてしまっているような中でも、この区域の元住民は原発地獄が続いているのです。f:id:wave0131:20190826205057j:plain国道沿いの店舗や民家はすべて8年間の野ざらし状態ですが、ガラス窓が割られたりというような大きな荒廃は見えませんが、建物の疲れが感じられます。f:id:wave0131:20190826205054j:plain信号はすべて黄色の点滅になっていました。ワタシの車の走行音だけの不気味な静けさがあたりを包んでいて、相当キショク悪く感じます。

f:id:wave0131:20190826205038j:plain国道から横へ入る道路はすべて封鎖され監視員が張り付いています。f:id:wave0131:20190826205050j:plainそれにしても改めてこの地域の人たちの悔しさ、困難さが肌身に感じられた約30分間の走行でした。

大震災後も新たに別な地域で、地震や洪水の災害に次々と襲われていますが、東北のこの地域の方々はじめ、1日も早く元の生活に戻れることを願うばかりです。

 

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