妙光山 観福寺の御朱印
▼観福寺へは「佐原駅」から距離はありますが、佐原の町並みを経由して歩けない距離ではありません。
先日に記事にした潮来は、利根川を渡った先で茨城県、川の手前にある佐原は千葉県。ここも水郷の町です。
この佐原駅舎の写真は少し古い、現在は江戸時代の商家風な佇まいとなっています。
駅名を染め抜いたのれんは現在も使用されてるようですが、駅に暖簾は珍しい。
イイ発想をしています。
日本の他の駅でもあるのかどうか、鉄道に詳しくないからわからない。
かつて佐原は、利根川水運の中継地として栄えたそうです。
現在も当時の様子をうかがえ、江戸情緒あふれる古い商家の街並みが残っています。
小野川沿いには、日本の隅々まで4000万歩を歩いた伊能忠敬の旧宅も無料で見学できます。
無料だから大したことはない。あちらこちらでよく見かける江戸時代の住まいです。
お金を出してもっと伊能忠孝を知りたければ、やはり川沿いに「記念館」があります。
東京近郊で「小江戸」と呼ばれるのは川越と栃木かしら。
小江戸川越は規模は大きいが、地名に「川」が付いているものの実際の川はありません。小野川沿いの柳と古い町並みの景観は佐原だけのものでしょう。
なんといってもノンビリしています。
川越のような喧騒はなく、のどか。そこがイイのです。
倉敷の美観地区と似ていますが、あちらは綺麗すぎる、いかにもって匂いがします。
そうだ、伊豆下田のペリーロードもこの雰囲気でした。
つらつら思い出してみれば、あちらこちらにあります。温泉街では銀山温泉、城崎温泉もしかり。
伝統的建造物群保存地区や宿場町も多数あります。
江戸から昭和までレトロな街が日本じゅうに溢れている。そんな郷愁を誘う景観がみな好きなのでしょう。
佐原駅から小野川沿いまで歩いて、さらに川沿いも散策する。きっとまだ歩数は1万歩にもなっていないはず。
だから、観福寺までさらに歩きましょう。
小野川の忠敬橋から1kmくらいだから何てことはないです。
知名度はかなり低いのですが、駐車場には「日本厄除三大師」とある。他の二大師は、川崎と西新井とか。
ややこしいことに川越、佐野、青柳の「関東三大師」というのもあります。
観福寺は本堂、大師堂、観音堂、不動堂、鐘楼などが堂々と構えている名刹。
▼本堂。
▼石段上の観音堂。
▼毘沙門堂。
▼大師堂。
諸堂も揃っており、地元伊能家の菩提寺でもあります。
当然、忠敬の墓所もあり見所の多い寺です。
しかし訪れた時は、他の参拝者ゼロ、帰り際に犬を散歩させてる一人のおじさんと擦れ違っただけでした。
蝉の鳴き声はやかましかったものの、「閑さや・・・」で、
何ともノンビリしたものでした。
観福寺を出ても、とてもとてもまだ1万歩には足りません。
1万歩が目的ではないが、伊能忠敬の超人的な4千万歩を測り知るには1万歩あるいて、それを4000回繰り返すと、彼の歩いた距離になるのだが、まぁ、見当もつかないわね。
さて、ここから下総国一宮、香取神宮まで直線距離で4km弱。おそらく1万歩になる。元気のある人は歩きましょう。
でも、夏は止めておくのが無難かも?
東京の人間でも、香取神宮は知っていたり、訪れたことがあったりしても、佐原の町並みや、佐原祭りは、広くは知れ渡っていない。PRが足りないのか、下手なのか?
東京都心から半径80kmの距離にあるから、同じような距離だと伊豆箱根方面を選んでしまうんでしょうねぇ。
そうそう、佐原にも道の駅「水の郷さわら」があります。行ってない!
今度、野菜を漁ってみよう。
果物やスイーツ、地元の名物なら話になるが「野菜」だ、誰も興味ないなっ!