御朱印迷宮 /Goshuin Labyrinth

星の数ほどある御朱印ブログとは異なるナナメで、ドクっぽくて、全く役に立たないブログをどこまで続けられることやら!

昔 ひぐらしの里、今 トレインミュージアム:御朱印:養福寺・諏方神社

東京山手線内の駅で、内回りに上野を過ぎて鶯谷から駒込あたりまでの5駅くらいは利用したことがないし、街をよく知らないという人も多い。

「それ、東京?」と聞き返してくる女もいる。東京の田舎だ。

 

その中の日暮里駅。地方から出てきた人が正しく「ニッポリ」と呼べる人も少ない。田舎だ。

 

「ひぐれさと?」

読めないのが当たり前かもしれない。

200年ほど前は文字通り「ひぐらしのさと」と呼ばれていたそうだ。田舎だ。

 

駅名も「ひぐらしの里」に改名したほうが駅名としては売れそうだが、蝉の里と勘違いされてしまうと?マズイ! ダメかしら!! 田舎だ。

 

日暮里駅から西日暮里駅の山手線は崖の下を走っている。

その崖の上の台地に、酒を酌み交わしながら虫の鳴き声を聴く人、子供を連れて夕涼みに来る女性もいた。

もちろん江戸時代のことだが、なんとも風流というか、ノンビリしてるというか、忙しい現代人には考えられないことだ。そんな様子を紹介した江戸名所図会がある。

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道灌山、諏方台の地には寺社が点在している。別名で花見寺、月見寺、雪見寺と呼ばれている寺もある。富士山が見え、反対の遠方には筑波山が見えた。四季折々の自然に恵まれ「風流の里」と言われ、見所が多く「日が暮れてしまう」里だったようだ。

現代人のそれらしき形は、せいぜい春の花見か、バーベキュー、デイキャンプというところで、楽しいには違いないが風流とは距離が空きすぎてる。

それどころか、人に「風流ですねぇ!」という言葉を出す人の裏には「古臭いですねぇ!」というような意味も含まれていそうな気がする風流と言う言葉自体死語に近い。死語になるか否かの、ガケップチ、にある。

 

そんな崖っぷちの「風流」の里の崖下には電車がジャンジャン走っている。現代版の風流か?

日暮里駅構内にこんな案内写真看板がある。写真の中央の緑が諏方台になる。

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駅を出るとすぐに複数の線路またいで橋がかかっている。

下御隠殿橋という。写真案内の文字は「下御殿橋」となっている。何故なのか知らん。

橋の名前には当然由来がある。もともとこの地域は上野寛永寺の所領地だったらしいが詳細はパス!

 

橋は通称「トレインミュージアム」と呼ばれ、鉄道ファンは誰もが知っているようだ。

博物館でも何でもなく、ただ高架橋があるだけだが、橋の下を山手線、上越東北新幹線、東北線高崎線常磐線、京成線など線路は10本以上ある。そこをひっきりなしに列車、電車が駆け抜ける。

駆け抜ける電車の案内もある。

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鉄道ファンでなくとも、見ていて飽きない。

ママ鉄、子鉄が集まってくるのももっともだ。走り抜ける電車に眺め入っていると、やはり「日暮れ」てしまうかもしれない。田舎だ。

ミュージアムは大袈裟だろう、と思ったが、赤い新幹線と緑の新幹線が連結され、走り抜けていくその姿を真上から見ていると、まんざら大袈裟でもなく通称に「承認印」を押さざるをえない。田舎にゴーカク!

 

橋を渡ると緩やかな上り坂になる、2つの寺を右に見て登りきったあたりが諏方台だ。

そのまま真っ直ぐ進むと「夕やけだんだん」の階段があり、階段を下ると、いつも賑わっている谷中銀座に入る。

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その階段まで行かないで橋から2つ目の寺、経王寺の角を右に折れる。前方からの一通になっている狭い道だ。諏方台通りだ。

 

この通りは江戸名所図会にも誌面を水平に横切っている。

経王寺の文字も見える。左ページには養福寺の文字も見つかり、仁王門らしき絵も確認できる。

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養福寺の仁王門は約300年前の建立だそうだから、図会に描かれた門がそのまま残っていることになる。

これ以上ないステキな時間的な田舎だ。東京にこれほど歴史を抱えているものが、そのままのこっている地は他に無いと思っている。そう言う意味の田舎だ。

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補陀落山 観音院 養福寺・真言宗豊山派東京都荒川区西日暮里

 

養福寺を後にして、さらに歩を進めると、左に「富士見坂」、その先の右側の森となっている場所が、その昔、見晴らしの良かった諏方台。

別当寺の浄光寺と諏方神社が隣り合わせている。

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諏方神社・東京都荒川区西日暮里

この神社、今日明日の26日(土)、27日(日)は例大祭。出店も数多く出るだろうから人でごった返すでしょうね。

 

諏方台周辺には江戸時代から残されているものが点在している。加えて谷中七福神の寺のほか数多くの寺がある。

ほとんどが観光寺ではないので御朱印をいただくのに神経を減らすかもしれないが、集印者にも「日が暮れて」しまうこと間違いない街、日暮里だ。

 

おっとっと、もうひとつ8月最終日の土曜は、ごった返すどころか、殺人級の混雑になるのが、浅草だ。

三社祭より混むのではないかと感じる浅草サンバカーニバルの開催だ。俗っぽい風物詩の極み! 半裸の観音さまたちが踊り狂うから、見物人が500,000人も集まるのも無理はないわね!

 

さて、今日は日暮里か、浅草か?

オマケで掲載。何年か前の写真は、カーニバルチームの出演後の退場シーン。

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まぁ、これを見たら、男たちの今日は浅草に決まりね!

パレードが始まるのは1時半頃からで、夕方早くに終わってしまう。

急げ!!!!!!!!!!!!