成子天神社の御朱印
「なるこ てんじんしゃ」主祭神:菅原道眞(東京都新宿区西新宿)
▼成子天神社の御朱印です(2019年)。
達筆すぎて日付が読めない!「皐月一日」でしょうか?
▼成子天神社の御朱印です(2013年)。
どちらも個性的な「天満宮」の筆文字ですが、書き手は異なるような気がします。
東京はどこもそうですが、高いビルやマンションは幹線道路に面した部分だけで、
一歩横道に入ると民家や低い建物がひしめき合っています。
特にこの神社のある西新宿や、神社の裏手にあたる北新宿はその猥雑さは典型的で、
車で入り込むとこの先どうなるのかと、
不安にさせられる細い一通がクネクネと無秩序に張り巡らせれています。
▼コインパーキングを探しながら、神社の鳥居前の青梅街道から入った脇道です。
おいおい、大丈夫かいな?
以前この地域に住んでいたことがあるので、土地勘はあります。しかし、過去に様々な道で、何度も痛い目にあっているので、細い道路は「バックを覚悟」で進みます。
▼成子天神社の参道は、24時間交通量の多い青梅街道の歩道脇から始まります。
▼6年前に訪れた際は仮本殿となっていて、境内はすべて工事中。
写真より、かなり雑然としてるなか、足の踏み入れられる場所も制限されていて何が何処にあるのか全く分からないような状態でした。
▼それが、こうなりました! 左の建物も当時は無かったような気がします。
▼新宿駅から1kmも離れていない都心の神社らしいオシャレな姿に驚きました。
年頃の男女も5、6年ぶりに再会すると、その変貌ぶりに驚くことがあります。
「少しハデになったけど、洗練されてるわ!」
「それにしても数年前のモッサリした印象はどこにいっちゃったの?」
この神社との再会はそんなイメージを抱かさせてくれました。
▼楼門の風神雷神も若々しい!
▼新宿の真ん中と言ってよい立地だからビル群に埋もれそうだけど、境内に圧迫感はありません。植栽も新たに整えたのでしょうが、その緑の多さにホッとします。
▼本殿階段上から振り返ります。雨模様の夕方近い時間にかかわらず、まだまだ御朱印を求める人たちが・・・。令和の夜明けの夕方ですから納得です。
▼拝殿に向かって左手に境内社が並びます。水神宮のポンプ井戸は水が汲めます。
▼神木の公孫樹の木も、羨ましいほど若々しく見えます。
▼神楽殿は Cafe として利用できそうな雰囲気です。
▼頑丈そうな神輿庫は参拝者への配慮が見えるものの、少し窮屈な感じがします。
▼参道から始まる七福神も造りは「若々しい老人」たちです。
▼拝殿から左手に来た参道に続く道です。通路のタイルもセンス良好!
▼6年前の訪問では全く気づけなかった「成子富士」。
ここにも富士塚があったとは・・・! やはり東京は富士塚だらけです。
ここは頂上まで登れる富士山です。
ゴツゴツした岩肌をみせる富士塚は当たり前ですが、緑に覆われそうな富士塚もステキです。
1100年以上の歴史を持つと伝わる神社です。
千年の歴史を大事にしながら、これから向かう千年も見据えているかもしれない、とてもステキに進化していた成子天神社でした。
▼「富士塚」関連の過去記事です。