「こうんのうはちまん」の読みですが、最初の訪問前までは「きんのう」と読み間違えていました。
神社名や寺院名の読みは確かめるまでは勝手に間違って読むこと多々です。
「金王八幡」は全国的に他にもありそうな名称ですが、ここ東京の渋谷に鎮座する以外見つけられませんでした。
▼金王八幡に隣接する豊栄稲荷神社の御朱印です。
豊栄稲荷神社の御朱印は、兼務する金王八幡宮社務所でいただけます。
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▼2013年参拝の折の写真2枚です。
▼ここからは2019年参拝時の写真が続きます。
▼表参道になる鳥居です。
▼参道を進んで振り返ると神輿庫が並んでいるのが見えます。不思議なことに、人で溢れる渋谷駅から近いのに、この一画は道ゆく人もまばらで、ポッカリ穴が空いたような地域です。神社へは2度目の訪問ですが、最初の訪問時と同様、参拝者もマバラでした。渋谷駅から徒歩約5分ですので駅前と言っていいくらいです。人の往来が多い青山通りも神社裏を通っています。なのに参拝者の姿は多くはありません。例えば、やはり交通至便な立地にある新宿の花園神社は365日、一日中参拝者が絶えません。
同じく神田明神や湯島天神、飯田橋の東京大神宮、神楽坂の赤城神社、赤坂の日枝神社などなど、挙げればキリがありませんが、下の写真のように境内に人影を入れないで撮影するのは難しい神社ばかりです。それらの常時参拝者の絶えない神社とどこが違うのか、金王八幡宮ではこの訪問時も3、4組の参拝者に出会っただけでした。
たまたまの偶然だったかもしれませんが、静かなことに不満はありません。
▼創建は1902年、社殿は家光が三代将軍になったお礼として春日の局たちが奉納、寄進したと伝わるので、江戸時代初期の建築になります。それにしても狛犬や扁額の奉納ではありません。社殿の奉納です。家光の乳母 お福、春日局が財力をはじめ様々な力を持っていたことは、現代では考えられない大きさであったようです。日光東照宮や、輪王寺大猷院が豪華春蘭のように、規模は違っても金王八幡宮の社殿も極彩色の彫刻であふれています。
どうやら家光はハデハデが好きだったようです。
もちろん徳川の威信を示したかったのでしょうが・・。
▼宝物館には鎌倉時代作の神輿。
▼御鳳輦は例大祭に出御される予定日が記されていました。
▼こちらは神社名の由来である渋谷金王丸常光を祀った「金王丸御影堂」。木造が安置されてるそうですが、渋谷金王丸?? 調べなければ分かりません!
まだまだ小さな見所はたくさんありますのでぜひ訪問ください。
▼南側にある鳥居を出ると・・・
▼向かいに鎮座するのが豊栄稲荷神社で、金王八幡宮の兼務社です。
▼天気のせいでしょうが、少しグルームな雰囲気です。
▼古そうな庚申塔がいくつも並んでいます。
稲荷社らしく、金王八幡とは異なる雰囲気の境内です。ここも外国からの観光客が喜びそうですが、この日は見当たりません。
稲荷社にはやはり赤がふさわしいのですが、鳥居や社殿がいつから赤くなったのでしょう?全国でその数が一番多い稲荷社ですが、総本社の伏見稲荷もその起こりから赤かったのでしょうか?赤は豊穣を表し、厄除け魔除けの力、神や人の力を高めさせる色でもあるそうです。
御朱印と同時に二つの神社の由緒がいただけます。
読めば二つの神社の知識が泉のように湧きます。
拙いこの記事はアテになりません!