▼神社室内は撮影禁止でしたが、社務所に当たる部屋に掲載のこちらは撮影OKでした。
イラスト多用のキラキラ御朱印から、単ページサイズ、見開きサイズの御朱印まで500円〜1500円がズラリと並んでいます。すべて書き置きで直書きはしていない様子です。
申込み用紙を渡されるので、名前を記入し、いただきたい御朱印にチェックを入れ必要枚数を記入します。
見開きの代表的な御朱印だけをお願いしました。
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▼新宿駅からでも代々木駅からでも同じような距離です。
とは言え、google map には神社名は出てくるものの、近づいても近辺に何の案内もありません。
▼google map はこの建物を示しています。
1階に店舗などが入った11階建てのマンションです。
▼マンション入口にも「無断立入禁止」の看板以外、神社の案内はありません。
当館に無用な方は「無断立入禁止」となっていますので、一応「ご用」があるということで立ち入らせていただきます。
▼郵便受けをグルグルに見回して、やっと小さなシールに小さな「金吾龍神」の4文字を見つけました。
510です。何となく神社の様子が予想できてきました。
それにしてもせめて郵便受けくらいデカデカと「金吾龍神社」と記していいのではないでしょうか?
何か秘密めいているようで、大っぴらにできない隠れ新興宗教の拠点のようでもあり、不信な思いが湧いてくるような「シール」だけです。
▼例えば、このくらいに大きければ参拝者も安心して訪問できますが・・。
この案内は実際にはありませんのでお間違えのないように!!!
目立つ案内看板を出せない理由が別にあるのかもしれません?
奥ゆかしく控え目とか!ともうかがえますが、
御朱印代などを見ると、きっとそれはないでしょう!
ちなみに現在の神社のHPのお知らせによりますと、
令和2年2月29日(土曜)より、
金吾龍神社東京分祠では参拝環境向上のため、拝観料を申し受けることになりました。●拝観料
一般の方 500円
小中学生 200円(未就学児は無料)
だそうです。また、
なお、金吾龍神社東京分祠は「完全予約制」です。
必ず、お電話または公式サイトのメールフォームからご予約ください。
ともなっています。
訪問日は2月15日でしたのでセーフでした。
▼とにかく5階に上がってみます。1基は引っ越し作業中のEVです。
▼5階で降りました。
▼辺りを見回しても、ここにも神社の案内はまだあリません。適当に510を探します。
▼どうやらこの部屋のようです。鉄扉の上部に小さな絵馬と先ほどのシールだけです。
▼地方の小さな神社の社務所をピンポンするより緊張します。鉄扉で中の様子はまるでわかりません。開けてビックリ何とかやらです!
さてこの先、御朱印の掲示板以外、部屋の写真は撮れませんでした。
ピンポンして勝手に鉄扉を開けると女性が応対に出てくれました。
細い廊下が奥に続いています。
途中に参拝者らしき数人の女性とカップルの姿が見えます。
参拝の旨を伝えると、その先客をかき分けて最奥の4畳半か6畳くらいの部屋に案内されました。
神社境内?全体の敷地は「1LDK」といったところでしょう。
入った奥の部屋内部の右手前に東京分祠の本殿というか祭壇がありました。祭壇手前に大きな龍の像が置いてあります。
こちらに手を合わせて、
さらに部屋奥の窓際にある「あらはばき神社」の立派な屋根付き神棚のような社にも参拝します。
カメラ撮影していたら禁止の旨注意されました。禁止の案内が見えませんでした。
詫びて撮った写真をカメラから削除するのを見てもらいました。
「すみませんでした!」
手水舎もなく、他に見るべく対象もないので参拝はアッというまに終わってしまいます。
あとは御朱印をいただくだけ!
神社側の人はほかに見当たらず、女性一人が受付、御朱印対応されていました。
とても親切丁寧な対応でした。
ここを訪れて、つくづく東京は「何でもあり」だと感じました。
東京では神社が持つビジネスビルに社務所はもちろん、社殿がビルトインされた神社は多く見ます。
しかし、マンションの狭い一室というのは、おそらくここだけでしょう。
さらに拝観料となると商業的で、レア神社、シークレット神社、隠れ神社、会員制神社などという言葉が浮かんできます。
そうではなく「参拝環境向上」という、対応しきれない多い参拝者の調整かもしれません。
▼御朱印と一緒にいただいた由緒書きと祈祷案内のプリントです。
祈祷案内には「古神道のヒーリングを試してみませんか?」というMENUには
「御神託カウンセリング 30分 10000円〜」
※あらゆる悩みの解決方法がわかります。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
どこか新興宗教的な匂いと神社離れしたものを感じてしまいました。
もちろん一個人の感想です。
▼マンションを出て神社の部屋の方角を眺めて、東京の「何でもあり」を再確認です。
本社は北海道の小樽と余市の境にあり、もともと社殿はないそうですが、札幌に分祠社殿を設けるのではなく、いきなり東京です。マンションの一室です。
しかし、やがて神社も都内の土地を手に入れ、小さくとも境内と社殿ができ、マンションから抜け出すことができるかもしれません。
実現すれば是非とも再訪したい神社です。
▼神社マンション前には頼もしい味方もいます! いや警戒しなければならない相手かもしれません?
会計ソフトの企業看板のようですが、いずれにしても宗教法人は非課税でしょうから警戒無用でしょう。
▼金吾龍神社から写真をお借りしました。縄文時代から続く聖地を感じさせられます。
こちらは一度は訪問してみたいものですが、北海道は遠く全く予定は立ちません。
東京分詞に訪問の多くの参拝者は御朱印目当てでしょうから、やはり北海道は遥か、遥か彼方にある遠い聖地かもしれません。