また毎月17日には「深沙大王」の書き置き御朱印が授与されるそうです。
2019年から各500円になっています。
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▼深大寺は西参道から訪れる方が多いでしょうが、反対側の東参道から進んでみます。深大寺に隣接する青渭神社からの訪問でしたので、東参道から進むことになりました。1300年の古刹 深大寺の境内はとても広く、山門にたどり着く前に西参道、東参道共にさまざまお堂が現れます。
▼東参道には不動堂がありますのでご挨拶します。幕末の火災から難を逃れた不動明王像が祀られているそうです。
▼東門からも境内には入れますが、ここからは入らず山門正面に向かいます。
▼週末の門前はいつもこんな賑わいです。都内の寺社の参道で一番の賑わいを見せるのは浅草です。2番目は柴又と思っていましたが、ここ深大寺も柴又に負けぬ賑わいです。
NHKの「ゲゲゲの女房」のロケ地にもなっているから、その影響もあるかもしれない。
▼水木しげると縁のある調布市ですので、門前にもゲゲゲの「鬼太郎茶屋」が・・。▼水木ワールド全開の建物は人だかりが絶えません。しかし、今の子供たちには鬼太郎や、ねずみ男は何のキャラか分からないかもしれません。ほとんど親たちが懐かしんでる様子です。
▼境内も賑わっていますが、門前の蕎麦屋や土産物屋が一番の賑わいです。
▼山門前もこのとおりの賑わい。
▼深大寺の堂宇は江戸時代と幕末の大火ですべて失われて、その後に再建された建物ばかりですが、山門だけは元禄年間の建立で一番古い建物だそうです。
▼茅葺で一番の風情を感じさせられる山門の扁額は「浮岳山」。▼もともと複数の湧水源を持つ深大寺ですが、地下水が上昇して境内は水浸しの箇所ができていました。豊富な湧水に恵まれた寺ですが、緑もたくさん残されていて広い森を作っています。
▼本堂には御朱印にもある「無量寿」、阿弥陀如来が祀られています。
▼本堂正面の左右に置かれている金属製オブジェは、今は使われていないようですが献灯台のようです。調布は植木職人が多かったのでしょうか?
▼五弁の文字は「雲・岳・峯・宗・興」、中心は「輝」。解説がないと何を意味するか分かりません。
▼手水社の周りは水浸しです。
▼手水舎の足元から温泉のように水が湧き出していました。
▼比叡山延暦寺の中興の祖、良源は正月三日に亡くなり通称「元三大師」として各地で知られていますが、深大寺にも大師堂に祀られています。大師堂というと、どうしても空海、弘法大師を想起しますが「お大師」さまは、空海だけではありません。
法然、最澄、天海、道元、隠元、親鸞、日蓮などなど皆な「・・大師」です。
▼「開山堂参詣道」と記された石段は登らずにはいられません。
▼早足で駆け登ります。
▼開山堂の裏手は森が続き「神代植物公園」への入り口の一つにもなっています。
▼別途拝観料300円の釈迦堂の国宝「穏やかな表情の釈迦如来像は撮影禁止でした。
▼境内の西端にある延命観音です。ここまで来ると門前、境内の喧騒から離れます。
▼撮禁の表示が見つからなかったので、失礼してカシャッ!慈覚大師が自ら彫った観音像だそうです。
▼深大寺訪問は3度目です。その都度、美味しい蕎麦をいただいてきました。
▼そして、その値段も「進化」しています。もう3桁のお値段の蕎麦を食すのは容易ではありません。「かけ」「もり」が750円という数字は日々のランチ代を越えています。今回訪問のボンビーは深大寺の味覚・嗅覚はあきらめ、視覚・感覚だけに絞ります。
▼御朱印は山門をくぐって右手の庫裏でいただけます。
▼帰り際の境内側から見た山門は光り輝いていました。
▼都内にあって、最も現代の東京を感じさせない、東京を離れられるオアシスかもしれない、そこに人が集まる深大寺でした。