前回記事の大コンザツ愛宕神社を逃げて、南に500mほど芝公園方面へ歩く。
東京都心だが、この辺は緑と公園のような広場が多い。
歩いていてもとても気持ち良い。
NHK放送博物館で見たコースケの「迷言」、「気持ちいい、チョー気持ちいい」のパネルが脳裏をよぎる。
「東京タワー下」の交差点の道路は、広い割に交通量が少ないところも気持ちイイ。
▼しかし、歩道を歩いていると道端に「戦車」が・・? これ、戦車でしょっ!?
▼あまりに近くて全体像が掴めないから、戦車が止まっている反対側の歩道に移動。スキでしょっ!
「HUMMER! ハマー」だった、それもダックスのように胴長になっていた。
こんな長〜〜〜〜〜い「ハマー」は、イタ〜〜いっ!ほどの初体験、見るのは・・。
▼なんと! 黒い戦車だけではなく、ホワイトダックスもあり、いずれもリムジンだったのだ。
▼プロフィール画像にしてる家族を思い出す「ナスダック」! 指数は高い!!
▼リムジンから降りて来た女子グループは、いったい何者?
ドライバーらしき人以外は、男子は見当たらない。
▼東京タワーをバックに記念写真を撮っていた。中国とかの外国の方々かと思いきや、聞こえてきた嬌声っぽい言語はジャパニーズ。
ということは、オノボリさん?
な〜〜〜〜んだ! オノボリさん!
東京に住んでいるだけのボンビーなのに、少し優越感を抱いてしまう、その根拠は?
何かの記念イベントだったのかしら?
いいわよ、イイわよ! アウトバウンドより・・。
東京に住むボンビーから見ればインバウンドの方々も、国内消費するオノボリさんも区別つかず、同じように眼に映る。
またまた、死語に近い伝説の、狂乱の「ジュリアナ トーキョ」という言葉が浮かぶ。
いつの時代も文化と経済を、ヒッぱっていくのは男ではない! 女子だ。
バンザイ!女子!!
男たちよ、悔しかったらリムジンをチャーターしろ!
男同士? まったく絵にならないわねっ!
それにしてもリムジンの女子たち、私と同じ世界に、同じ国に、同じ時代に生きている生物とは感じられない。
リムジンの女子は全く別種で別世界の生物だ。
御朱印なんか求めて寺社巡り!
御朱印収集女子たちよ! あまりに大きくないっ?!彼女らの世界との乖離が・・。
怒らないで!
わかってます!
御朱印女子たちは、もっと優雅に、他者と比べることなく、ステキな価値を見つけて、人から見たらワインディングな長い道を歓喜して歩んでいるのですねっ!
まったく御朱印BLOGとは、かけ離れていることはマイドのことですね。
本題にします。
▼愛宕神社から歩いて宝珠院訪問です。4年前に港七福神の訪問以来2度目。
▼当時の境内の様相から変化しています。飲食店のブラックボードみたいで親しみやすい?
▼4年前の境内。東京・芝にしては素朴なイイ雰囲気を漂わせてていた。まるで田舎の寺に踏み込んだみたいで、都心であることを忘れられた。
▼同じく弁天堂も年季の入った朱色がなんとも魅力的だったが、本堂同様、屋根などの傷みがうかがわれてた。
▼そして今、庫裏も弁天堂も取り払われ、案内板だけが残り、後方は樹木葬のスペースとなっていた。
▼お守りの一覧表! わかりやすいが・・・んん〜〜〜ん!
本堂内に上がらせてもらう「こんにちわ!」
「はい、こんにちわ。ご朱印ですか?」と、優しそうな住職にいきなり目的を見破られる!
おデコに「御朱印」と書いてあったかしら?
住職のお話とHPによれば、現在は本堂の再建中とか。
その間、本尊や弁財天などの仏像も千葉の寺(仏師)に全て預けてあるそうだ。
▼従って全ての仏像が写真での「お出まし」であった。
▼再建が全て整えば迫力の閻魔さんにもお目にかかれるかもしれない。
後で知ったのだが、寺のFBなどによると、こちらも限定御朱印がたくさんある。
この日も「巳の日」限定御朱印を用意中だったようで、作成中の書置きの御朱印がテーブルの上にたくさん並べられていた。
弁財天のほかに閻魔さまの縁日にも限定御朱印が授与されるようだ「地獄の釜の蓋」も開くという今月の縁日には、やはり特別な御朱印がいただけるそうだ。
いや縁日というか、授与期間は8月31日までらしい。
▼宝珠院住職のFBからお借りした写真。
限定がお好きな方には要チェックの寺ですね。
▼訪問日は特に縁日でもないので本尊と閻魔大王の御朱印をいただく。
本堂内の女性の揮毫は、若いのにスバラシー筆跡!
三縁山 宝珠院・浄土宗・東京都港区芝公園
閻魔さまの写真を前にして、手を合わせて来たのだが、いつも閻魔さまに対しては、どのように唱えたら良いのかとまどう。
「南無閻魔大王」ではヘンだよねぇ?
「私がそちらに馳せ参じました時は、どうかおてやわらかに!」これもヘンかしら?
▼こちらは4年前にいただいた御朱印2種類。当時は寺の佇まいも御朱印も素朴。
▼以下は、取り払われた庫裏と弁天堂の跡に造られた樹木葬墓「芝庭苑」の様子。
▼読売新聞掲載の広告。この広告はこれまで度々目にしていた。
真ん中の広告「芝庭苑」が宝珠院の広告とは思いもよらなかった。
細かい字を読めば「宝珠院」の名称が出てくるが・・。
樹木葬というと現場を目にしたことはないが、
「少なくとも東京郊外で森林や山の麓などを整備して、1人または家族で1本の樹木の根元に小さな暮石らしき置かれている」などと勝手にイメージしていた。
だから「23区の樹木葬」とは一体どんなんなのか? 頭をかしげていた。
偶然この日、宝珠院を訪問してすべて理解できた。
さらに新たな区画を造成中かもしれないが、墓域、墓苑はさほど広くない。
しかし、やはりこれまでの墓苑と一線を画すモダンでオシャレなスペース。
墓石というか、墓碑というか、綺麗に磨かれ亡くられた方の名前が記されている石は、大・中・小、数種類。小さいものは小振りなレンガくらい。
植栽は有名ガーデンデザイナーの手によるものだそうだ。
緑の多い芝公園内のこんなオシャレな一角に眠るのも悪くないわね。
一人用のレンガ大で50万円。忘れられちゃいそう、土に埋もれちゃいそうなくらい小さいけど、生命保険で十分間に合いそうだし・・。
いずれにしても、優しそうな住職の手により、この寺はもっともっと人々に愛される寺として大きく変わていくことでしょう。
住職の感性がどのように反映されるか、境内の整備や本堂が再建し終わった時が楽しみ。
今後も幾度かの訪問を忘れないようにしよう!
▼宝珠院の本堂内にも掲載があった江戸名所図会に描かれた宝珠院の様子。
▼絵の中央付近に描かれている弁天池。当時の社は池に囲まれていた?
▼都心でこんな親子の姿が見られる場所は多くない。男の子だねぇ!
▼外来種だ、ザリガニが獲れていた。いいねぇ!最近、東京で見られるのはザリガニより、外来種の人間の方が多いからね!
ところで、西日本は大変な被害になっている。
台風や地震、津波でもないのに大勢の犠牲者が出ていることに心が痛む。
へそ曲がりでも心はある。
犠牲者の冥福を祈って、せめてものできること。
合掌。