▼同じく「大正〜昭和初期」に使用されていた復刻御朱印だそうです。
▼同じく、2012年の御朱印。
▼プラスチック製の栞と木製のストラップが「おまけ」のようです。
▼復刻御朱印は上記の他に「昭和戦前期」の2種類ありました。
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日枝神社は一般的には「山王さん」と呼ばれ親しまれています。
▼神社前の交差点名も「山王下」となっています。
神社は永田町という立地ゆえに「永田町」「赤坂見附」「山王溜池」「国会議事堂前」そして「赤坂」と5つの地下鉄の駅に囲まれています。
どこから歩いても数分で鳥居にたどり着きます。
その「山王鳥居」は 3ヶ所にあります。
▼一番目立つのが境内南側、外堀通り沿いにある山王鳥居はエスカレーター付きです。
▼2つ目は東側にあり本来こちらが「表参道」です。山王鳥居の正面は神門が見えます。
▼そしてもう一つ、3つ目になる西側にある山王鳥居の先は「稲荷参道」と「西参道」に別れています。
▼道路の反対側は赤坂の繁華街へと続いています。
▼今回はエスカレーターあの派手な鳥からではなく、西側にあるブロンズ色のこの鳥居から境内に入ってみます。
▼ここを登っていくことになります。
▼鳥居をくぐって左側の「稲荷参道」へ進みます。
▼「山王社」は氏子にとっては「お山」だ」そうです。山を登ります。
▼階段上を左折すると「伏見稲荷」のミニチュア版ともいうべき「千本鳥居」です。
▼場所柄、欧米の方々の参拝者も多い神社ですが、ここは特に外人の方々に人気があるようです。と言うか諸外国からの観光客には極上の、必殺の景観なのです。
帝都、東京ではイチバン密度の高い「千本鳥居」のように思います。
▼2人がすれ違うのがやっとの狭い参道を登って振り返りました。
やはり「千本鳥居」は密度が必須です。
▼登り切ると「山王稲荷神社」の額があるやはり朱色の大きな鳥居が待っています。
▼その先が末社「稲荷社」となっています。
▼内部は左に稲荷神社。
▼右に猿田彦神社と、社殿の姿も似て仲良く隣り合わせて建っています。
▼稲荷社前を先に進むと、ここにも大きな朱色の鳥居があります。
▼ここは千本鳥居ではなく「千本幟」が並んでいます。いい雰囲気なので降りてみます。
▼下は駐車場になっていたので再び「千本幟」を登って戻ります。「お山」への参道はいくつもあるようです。
▼先ほどの稲荷社前に戻ると境内へ続く小さな門が見えます。
▼境内に入る前に今度は東側の表参道の「山王男坂」を往復してみます。ケッコー急な階段で左手にはなだらかな「山王女坂」もあります。
▼「男坂」を登りきるとカラフルな「神門」が迎えてくれます。
▼もう一度ぐるっと回って南側の鳥居から境内に向かってみます。グルグル、右往左往、上行ったり下行ったり、一体ワタシは何をしているのでしょう。すべては「日枝神社」未訪問の方々に神社の全体像を掴み取ってもらうため、汗まみれになっているのです。
▼鳥居の正面の道路の先は「赤坂サカス」「TBS」方面に延びています。
▼総ガラス張りのようなハデなビルも見えます。
▼鳥居は「山王パークタワー」の足元に潰されそうな位置にあります。この比較的新しいデカイビルは「二・二六事件」の舞台となった「山王ホテル」の跡地です。
そして、見えませんが、このビルの左先の奥に「首相官邸」があります。
日枝神社の表玄関のような一番大きな山王鳥居をくぐります。
▼右手はエスカレータが設置されています。お年寄りや妊婦にも優しい神社です。お金がないと、優しいだけではエスカレーターはできませんが・・。
▼2つ目のエスカレータは勾配がかなり緩やかです。もちろん無料です。有料の神奈川「江ノ島神社」や、会津若松の白虎隊の墓「飯盛山」を思い出しました。もちろんエスカレーターにお金を支払ってはいられません。江ノ島や会津では頑張って階段でした。しかしここ日枝神社のエスカレータは利用しました。無料はコワイのでじゅんす。
▼途中振り返ります。エスカレーター利用が正解の勾配です。
▼ご丁寧に3つ目の短いエスカレーターで完全な「凖バリヤフリー」を実現しています。▼エスカレーターを降りると右手は駐車場、左手に「日枝あかさか」の結婚式場。
▼ここから境内に入ることになります。
▼3つの参道を行き来しましたので時間がかかりましたが、やっと境内です。
▼本殿にお参りします。
▼本殿の隣は「山王夢御殿」は梅沢富美男が歌い出しそうな名称ですが、祈願所のようです。
▼「神門」内側の扁額は御朱印にある「皇城之鎮」。
▼本殿後方にもニョキニョキです。高層ビルに四面楚歌。
▼山王信仰と猿との関係は不明だそうですが、原始信仰の名残りではとの推測もあるとか。「マサル」くんです。この神社に狛犬は探さなければみつかりません。
拝殿の前には「コマ猿」がその位置を占めています。子育てのご利益も得られます。
「マサル」さんは、魔が去る、勝るとして、さらに猿は「縁(えん)」も運んでくるとかで崇められているそうです。ありったけの言葉遊びのようにも思います。それにしても、猿だって産まれた小猿は可愛く、パチンコにも行かず、飲み会も先に伸ばし、カラオケも我慢して必死に子供を育てます。もちろん虐待なんてありえません。
ところが、人間社会は「猿以下」の動物もいるようで、毎日のように悲惨なニュースが流れます。病んでる人間社会の動物を見て猿も哀れんでいるかもしれません。
この神社に夫婦で、また産まれた子と3人で参拝できる人たちは「猿以上」、いや
「猿と同等」と言えるかもしれません。
▼「宝物殿」にも御朱印の案内。多忙な時期はここでもいただけるのかな?
今回は脱線なしに近い、ひたすら境内紹介の記事でした。
未訪問者に神社の魅力が少しでも伝わればと思います。