▼「江の島神社」と鎌倉七福神「江の島弁財天」の見開き御朱印です。
(神奈川県藤沢市江の島2-3-21)
▼最福寺別院「江の島大師」の御朱印。(神奈川県藤沢市江の島2-4-10)
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▼江の島神社は「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」と続いています。
さてもうすぐ6月です、鮎解禁です。
鮎の塩焼きが恋しいけど、ここは江の島。
鮎はありません、シラスがあります。
シラス丼も悪くないです。着丼する前に生ビールが出れば、さらに悪くない。
待て待て! 山とアルコールの組み合わせは、悪夢の山形 山寺を思い出す。
▼ヨーシ! アルコールはもう少し後にして、行くわよっ!! 江の島大橋を渡ります!
▼手前のビーチではもうすっかり夏。
▼島の岩礁で危なっかしげに水辺で遊ぶ人も・・。
▼橋を渡りきると参道は緩やかな坂道。
あららっ! 神社へ至るとっつきの階段までの参道は、この混雑ぶり。
何がそんなに人々をこの江の島に引きつける?
鎌倉小町通りの延長戦上っていうところ。
混雑ぶりにシラスも忘れて、神社までの階段にとっつく。高低差があるから、相当の数の階段が待ち構えている。石段は延々と続きます。
この季節、急ぐと大汗を掻きます。
▼石段の近くにエスカレーター乗り場があります。
ありがたいことに上まで運んでくれるそうです。
そっちに足を向けます。 突然引き返しました。やめました!
大した金額ではないものの有料でした。
細い脚で登ることにします!
だいたい、東京の地下鉄で毎日、右側をステップしてエスカレーターに乗っています。運賃込みだけど無料。
エスカレーター如きで料金を取るとはサモシー!
じゃない、きっと。懐がサミシー!
「エスカー?」 よくない!
そういえば、白虎隊の皆さまにご挨拶しようと福島の飯盛山の下、あそこにも、たしか有料エスカレータがありました。
女性、子供、年配者がクイモノに、いや、大変助かっていました。
が、しかし!ここ江の島、若いカップルが次々と「エスカー」を利用していきます。
そんなことで、エースカねぇ? 親父ギャグしか出てきません。
本ブログの場合、問題は脚ではない。癪ですが料金! たかだか360円ですが・・。
その昔、江戸時代も江の島詣は盛んだったようです。
神社詣で、寺詣でとなれば女人も旅に出られたその時代。江の島・鎌倉・金沢八景を巡って3泊くらいで江戸に帰ったそうです。
いったい何キロ歩いたのかしら?
江の島まで東京から直線距離で50km。
寄り道しながら往復だから、最低120〜150kmくらいは歩く事になります。
江の島についても、もちろん「エスカー」はありません。
江戸から近場だったから、女人も多くいたはずです。
なんて健脚だったのかしら! そんなことを思いながら「エスカー」に消えていく若いカップルをユルセン眼で見ます。
そもそも若いだけでも羨ましいのに、さらにカップル。ユルセン! 完全にヒガミですけど、江戸人も嘆くわね。
それほど手強くはない階段を制覇して着いた先の拝殿の前は、通勤時のメトロに乗る行列のようでした。
落ち着けず慌ただしい。
でも御朱印対応は事務処理的で手際が良く、慌ただしくもムダがありません。
あまりの手際よさに御朱印も有難いのか、どうか? 頭が混乱します。
参拝記念だわねっ、それで良いのです。
ノンビリ、トホで江の島詣できる時代ではないのです。
「エスカー」を利用すべし!です。
雑踏に少し疲れます!
神社の先を行きます。
▼江乃島大師。
この境内には人っ子一人いません。
いったい先ほどまでの人々はどこに行ったのでしょう?
この門の前の細い通りを先に進んで行くようです。左に折れ、門の中に入ります。
この寺の建立はすべて新しそうで、あまり好みの寺面をしていません。前知識の所縁も曰くありげです。
しかし、本堂に上がらせていただき、正座して、しばしご本尊とご対面です。
まったく静かでした。
長い時間ではな3〜4分。
それだけでも自身のツベコベ感じる愚かさが見えてきました。
リセットされました。
▼帰路で見え隠れした江の島の海、リセット効果が広がりました。
青く凪いだ海、心も凪いできます。
混雑も、エスカーを利用する人々も全て許せる気持ちになってきました。