正月七草に荏原七福神を巡ってきました。
東京都心部に比べ、また同じ品川区内の東海七福神より、やや人気薄な七福神だろうと勝手に思い込んでいました。
しかし、東急電鉄がスポンサーにもなっているのか
という通常の七福神巡りと並行してキャラクターの七福神巡りを行なっています。
7つの各寺社の七福神をそれぞれキャラクター化しているのです。
そして7寺社の七福神キャラクタースタンプをすべて揃えると「キャラクター缶バッヂ」が貰えるそうです。
2015年に七福神のキャラが決まったそうです。
だから、このもう一つの目的ルートで巡る子供、若者たちで賑わっていました。
「もう一つの荏原七福神めぐり」は一切お金は必要ないようですから、力が入っています。
さらに1500円の色紙にスタンプという通常のスタイルでは、全て巡ると「七福神絵馬」が貰えます。
ということで正月七草の荏原七福神は、人気薄どころか結構な賑わいとなっていました。
因みに御朱印帳にいただく七福神が全部揃ったら「七福神絵馬」がいただけるかどうか確かめていません。
おそらく貰えないだろうね!きっと!
ワタシら御朱印帳派には、オマケは一切ナシ!
個人的には缶バッジや絵馬はジャマになるだけだけど!
▼東急目黒線「西小山」駅から歩き出します。小山八幡神社には直ぐに着く。
▼境内社の稲荷神社。
▲大黒天/小山八幡神社・東京都品川区荏原
▲神社印もいただきましたが、2つともこの神社だけ書置でした。書置ですがちゃんと1枚1枚丁寧に墨書き御朱印されています。ケッコーでした。
▼2ヶ所目は、元々小山八幡神社の別当寺だったから直ぐ隣という距離にある摩耶寺。
この寺ではいつものように七福神の御朱印と御首題をいただこうと、何人かいる僧侶のうち、受け付けていただいた僧侶にその旨伝えると「いやひとつです!」との応え。
はぁ? ひとつ?
意味不明だと思っていると、その僧侶は、サッサと御朱印帳を手に記帳できる奥のテーブルの方へ歩きざまに「めんどうくさいから」と小声で一言。
メンクラッタ!
このブログでいつも書いているように、御朱印の対応なんて確かにメンドーに決まっています。明らかにそんな態度で対応される寺も時と場合にはあります。
しかし、あからさまに言葉に出されたのは初めてでした。
それも、これまで総じて「親切丁寧」とブログで書いてきた日蓮宗の寺です。
意味不明の「ひとつ」と、「めんどうくさい」
2つの言葉に唖然としたが、こちらだってこれまで1000以上の御朱印をいただく中で、様々な経験をしています。
唖然からスグ立ち直ります。
4、5分後、揮毫いただいた御首題を見て「ひとつに」という言葉は理解できました。
御首題の始めに「荏原七福神寿老人」と墨書きされていました。
マイッタ! この手があったか!?
確かに「めんどうくさいから、ひとつに」なっています。
理解するのにこちらも面倒臭かったが、800円置いてきました。その金額で面倒くささが後で解消できたか否か不明。
10000円くらい置いてくれば解消されたかもね。
怒ってない!
▲寿老人/佛母山 摩耶寺・日蓮宗・東京都品川区荏原
後ほどネットで見てみると、摩耶寺の七福神、寿老人だけの御朱印は見つかりませんでした。全て御首題に寿老人がプラスされていました。
▼何と無く複雑な思いで3ヶ所目の法蓮寺に。
▲同 寺印。御首題はいただけないようです。別に御首題専用帳を渡せばいただけたかもしれません。数ある中で「妙法」をいただくのは2つ目です。「妙法」ケッコー!
▼いろんなことがあるわ、と思いながら4ヶ所目。
この神社だけ、ヤケに混んでいて人だらけ。写真も人しか映らないから以前訪問した際の写真を掲載。
▲弁財天/上神明天祖神社・東京都品川区二葉
▲1月限定の神社印。
ここは過去にも御朱印もいただいていますが弁財天は初入手。
しかし、どのように処理しているのか御朱印帳に手書きは日付けだけ。スタンプなのか、プリントなのか判別もつきません。
この神社は「限定」を頻発しています。この時も受付に数種類の御朱印見本が置かれていました。
手書きではないから処理が早い。
大量の御朱印帳を次から次へと片付けていました。
「はい、600円!」「はい、1200円。ようこそお参りくださいました!」
ショーバイ、ショーバイ!
何故かこの神社の御朱印は、全く有り難味を感じなくケッコーじゃない!
そう、全く個人的感想! スタンプのせいだね。
▼ホント、いろんな寺社があるわ! と5ヶ所目。
いただいたパンフ。
▼山門からして綺麗な寺です。
境内も整えられ名刹である事を窺わせられます。品川区にこんな寺があるとは知りませんでした。「大井の大佛(おおぼとけ)」と呼ばれ、知る人ぞ知る天台宗の寺でした。
諸堂も整えられています。
▼明王堂
▼本堂
▼如来堂(瑞応殿)
▼堂内に五智如来を守る天燈鬼? だが持ち物がありません。
▼3m以上ある如来像は堂の天井が低く感じるほど見事、堂も狭く感じます。せっかくのステキな像も写真のファインダー内に五体全部入りきれません。iphone だから仕方ないか。それにしても素晴らしい寺と大仏です。
毎度の事で今回も慌ただしい巡拝でしたが、ぜひ再訪してゆっくり見学したい寺です。
▲布袋尊/帰命山 養玉院 如来寺・天台宗・東京都品川区西大井
▲同じく本尊印。
ちなみに色紙で巡り、如来寺が最後の場合、色紙と絵馬の裏面にそれぞれ御朱印に代えるような日付などの墨書きをしていただけるそうです。
もちろん御朱印帳にも心を込めて丁寧に揮毫いただけます。
名刹の名に恥じない親切、真摯な対応が窺えました。
▼ホント、いろんな寺社があるわ! と6ヶ所目。
▲毘沙門天/久遠山 不動院 東光寺・天台宗・東京都品川区二葉
東光寺は御朱印受付は女子が一人。スタンプになるのも理解できる寺の佇まい。
この寺の御朱印はスタンプでも、バランスがカワイくてヨロシー! 毘沙門天がカワイイというのもヘンか? でもケッコー!!
アララッ、本堂前に置かれた毘沙門天は本体ではなく写真です。それも日に焼け色褪せたB4サイズくらいの写真が額に入れられていました。本体は秘仏?
▼いろんな寺社があるわ! とラスト。
ビルの谷間の神社。
▲福禄寿/大井蔵王権現神社・東京都品川区大井
▲同じく神社印。
大井蔵王権現神社は巡拝の最後とする人が多いのか「缶バッヂ」が終了寸前となっていました。
ここも何故か人が多く、受付に女性が一人、その奥で宮司らしき方が一人でキリキリ舞いの様子で御朱印を揮毫。やれやれこの7日間で指、腕がヘンになってしまうよね。ありがとうございました。
というわけで、荏原七福神はオドロキ、感動、ワライ、様々な経験ができホントに楽しかった。
みなさん来年は是非めぐってみてください。鬼に笑われるけど!