数年前の最初の訪問時には社務所らしき建物に反応はなく、参拝者も見当たらない、まるで静かな神社で、もちろん御朱印どころではありませんでした。
それが、いつから、どうなったのか?
▼キレイ目な授与所が開き、御朱印の案内もありました。
それも8種類も並んでいます。
常時いただけるものとか、見開き、月替り御朱印などが展示されています。
イラスト系の御朱印は許容範囲外でしたので、8番の金文字っぽいものだけいただきました。
最近はさらに種類が増え、デザインもブラッシュアップされた御朱印をいただけるようです。
訪問の際は【子安神社】公式twitterなどでご確認ください。!
▼千葉子安神社の21年版記事はこちら。
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▼全国にある子安神社ですが、地図上の子安神社の左下に子守神社もあり、かなり紛らわしい事になっています。
▼アクセスには恵まれない神社です。最寄りの駅はJR検見川駅になるでしょうが、2kmほどあります。おまけに神社鳥居前は京葉道路があり、幹線道路からも外れています。
▼しかし天気のせいなのでしょうか、数年前の訪問時イメージより明るく感じる参道入口でした。
東京都心からそんなに遠くない千葉ですが、さして有名でもない地域の神社はどこも同じで、正月や節分、七五三などや祭礼時以外の普段はとんと静かなものです。
▼最初の訪問時には鳥居の扁額の細かい彫刻にも気付かず、少し荒れ気味の人の気配のない境内に期待外れのような感じを抱きました。
今回の訪問ではそんなイメージを一掃させられ、まったくべつの神社のようです。
▼狛犬は左右とも口を開けています。可愛くない、素晴らしい目つきで好みです。
▼2013年の拝殿です。少し陰気な感じを覚えました。
▼今回は拝殿に幔幕も張り渡され、以前にはなかった様々な案内の貼り紙もあります。
神社に幟は1本も見当たりませんでしたが、拝殿の幔幕があるだけで神社が「生きている」感じがします。
▼向拝の彫刻も生き生きとしてるように感じます。
▼拝殿では地元の方でしょうか、祈祷が行われていました。
どの神社も多忙な、まだ正月も半ばですので、こんな場面には頻繁に出会います。
▼授与所で御朱印をお願いして境内を散策してみます。
▼色とりどりのお守りが和菓子屋さんの餅やオニギリのように並べられています。
▼本殿は木陰になってしまっています。祭神の「クシナダヒメノミコト」はこちらにおわします。
▼神輿庫ではガラス越しにかなり大きめで重そうな金ピカ神輿と、月星紋と九曜紋の御旗が覗けました。
▼隣の神楽殿はガラス張りです。
▼稲荷社には「厄除開運出世稲荷」と「しあわせいなり」とあり、「この小石で痛いところをおさすり下さい」ともあり、オールマイティのお稲荷さんのようです。
▼ちょっと高い場所に「富士山」の文字の石碑。富士塚ではなさそうですが、雲や猿が描かれています。
▼「妙見宮」は千葉氏との関わりを示しています。
▼「子宝観音 子授地蔵」。自分が神社にいるのか寺院にいるの分からなくなります。それでいいのですが・・・。
▼赤い鳥居の「三峯神社」周辺は綺麗に整えられています。
▼鳥居の割合には三峯神社の社は石造りで極小です。
▼その隣の大杉神社、古峯神社も林の中の高い位置にあり、その後ろは・・・
▼「子安古墳」になっています。ここ子安神社の原点なのでしょう。
1300年前は、この子安古墳の山を御神体として五穀豊穣を願ったそうです。
子安神社境内でイチバンの「神」や「気」を感じさせられる場所でした。
▼石碑群はすべて「月山 羽黒山 湯殿山」の出羽三山登拝碑でした。
▼月山信仰は房総半島の市原市周辺で盛んかと勝手に思っていましたが、ここ千葉市でも盛んだったのでしょうか? 両市は隣り合ってはいますが・・。
「子安神社 御朱印」で検索すると、モニターは八王子 子安神社の賑々しい御朱印で埋め尽くされます。
神社境内の様子もまるで異なりますが、千葉の子安神社は御朱印も境内も魅力たっぷりな神社です。