▼洲崎神社の御朱印です。(2016年・千葉県館山市洲崎1344)
同じ宮司さんの手による筆書きですが、2016年の御朱印は富浦の「愛宕神社」でいただいたもの。
「安房國一の宮」と「洲崎神社」の2つの印がそれぞれ異なっています。
▼房総半島南端に鎮座すると言えます。
東京木場鎮座と同じ名の洲崎神社だが、こちらは格式高い一宮。
戦後は社格という区分けは廃止されています。
しかし死滅はしていないようです。
一宮という表現も格かしら?
人は貪欲のせいなのか、格差とか、差別化とかいう、その上の方を常に目指す事は確かのようです。
浅薄な人間がそんな小難しい話の講釈はできないけど、安房国に一宮が二つあります。
それも両宮は地理的にかなり近い位置。
こんな状況は全国のあちらこちらにあります。こいつは不思議です。
Google検索すれば、すぐ解決するような不思議ですが、
ここは敢えて「みんな一宮が好きなのだ」、と理解する事にしましょう。
御朱印収集の方たちも一宮は、単純に数多くあった方が嬉しそうだし・・。
で、この平成27年の御朱印は、洲崎神社の拝殿に至る高い階段の下でいただきました。
翌28年の御朱印は、JR内房線富浦駅近くの「愛宕神社」を参拝し、御朱印をお願いしました。
「こちらまで来ていただいてすみません」 と言う宮司さんの言葉に訝りながら、
お願いする時「愛宕神社をお願いします」と言葉に出していません。
気の弱いワタシの口から出た言葉は「ありがとうございます」でした。
洲崎神社で宮司不在の時は富浦の愛宕神社でいただく、という不確かな情報を事前に得ていました。
宮司さんの自宅が愛宕神社にあり、当然洲崎神社とを兼務されているのでしょう。
そんな状況から宮司さんは、ワタシも不在の洲崎神社から愛宕神社へワザワザやって来たと判断し、気を利かせて、その言葉と一緒に洲崎神社の御朱印を渡してくれたのでしょう。
いろんなタイミングが揃わなければ、
こういう結果にならないから「メデタシ」としましょう。