年間にいくつかある連休期間中は日本人の大移動が起きます。
東京に御朱印を求めてやって来る方も大勢いる事でしょう。
そんな「おのぼりゴシュラー」のためのルートですが、王道は浅草や上野ということになるのでしょうか?
ここでは、おそまつな過去記事にしている銀座から佃島までのルートをリライトと言うより、書き直してみます。
御朱印ルートとしては銀座から始めても御朱印は4ヶ所、もしくは5ヶ所しかいただけなく御朱印的にはジミですが、銀座から築地、佃島を知る上で見処、食べ処満載のルートです。
最初にいただける御朱印の掲載です。
▼朝日稲荷神社 の御朱印です。()
いきなりですが、朝日稲荷神社は平日には御朱印がいただけますが、週末はイオタだけないことが多い神社です。
何れにしても電話などで確認してから参拝しましょう。
▼歌舞伎稲荷神社 の御朱印です。()
▼波除稲荷神社 摂社 弁財天社の御朱印です。()
波除稲荷神社では神社印と弁財天社の2種類の御朱印をいただけますが、残念なことに最近は2種類とも日付以外すべてスタンプ押しとなっています。
▼2012年時点で墨書きいただいた波除稲荷神社御朱印です。
日付は一つですので見開き扱い?
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今回は築地・佃島と下町ムードの地域へ向かいますが、「おのぼりさん」のために、銀座からスタートしましょう。
しかしながら、隣の日本橋には御朱印をいただける神社が多数ありますが、銀座には2社しかありません。
それも朝日稲荷神社は週末に御朱印をいただくのは難しいかもしれません。
注意が必要です。
▼先ずは銀座四丁目交差点からスタートしましょう。詳細はこちら。
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▼朝日稲荷神社から300mほどです。リンク記事です。 🐾・・・👇
▼歌舞伎座からの移動は、銀座とは逆方向に歩みを進めば、築地交差点はすぐです。
写真奥に築地の迷宮場外市場があります。
▼世界中の人々がこの交差点を渡ります。奥に勝鬨橋が見えます。この後渡ります。
築地市場へのはやる気持ちを抑えて、この交差点を左折します。
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▼例外もありますが基本的に浄土真宗に御朱印はなく、あるのはスタンプだけですが「築地本願寺」にぜひ寄り道してみましょう。
重要文化財になった古代インド仏教様式の本堂は必見です。
▼寺院にあるまじき映像音響設備。
▼この日は本堂内で結婚式が行われていました。広い本堂内は一般人の参加もOPENのようです。仏式の結婚式も悪くありません。縁はないですが・・・。
▼境内には「現代の茶店」もあります。「築地本願寺カフェ Tsumugi」。「つきじ」ではなく「つむぎ」だから、ややこしい!
それにしても近頃、寺社の境内にオシャレなCafeが目立つ。「茶店」復活です。
▼スタンプは本堂に入って右手にあります。▼散華のような形のカードもあります。「平成31年4月」の印刷を入れていますので、月によっては無くなることもあるでしょう。
5月に入れば「令和●年5月」と印刷されたものが置かれていることでしょう。
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▼築地交差点まで戻って、いよいよ築地場外市場を探索です。
取引市場は豊洲に移転してしまいましたが、場外市場は迷宮のまま残っています。
▼その迷宮を とくと彷徨いあれ。
▼迷路はどこもこんな状態です。
▼市場の中には各小売屋さんを整理して詰め込んだ建物もあります。
▼内部はやはり大混雑。
▼食に関するものは何でも売られています。
▼白イチゴは1粒200円!
▼とても高級なお値段です。
▼安いのか? 高いのか? 新鮮なことは間違いなさそう。
▼そして何軒もある「お寿司や」さんは、どこも行列。
▼2,700円も出したら、築地でなくとも美味しいはず。
▼しかし並んで食べて、初めてマンゾクできるかも。
築地のランチの値段はピンキリ! 値段相応に大きなハズレはないと思います。
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▼そして肝心の波除稲荷神社は市場の一番奥にあります。
難工事の江戸湾埋め立てにまつわる言い伝えをもっています。
訪れる人が絶えない神社です。御朱印がスタンプになるのも止む得ません。
▼摂社 弁財天社の「お歯黒獅子」
▼何と言ってもこの神社は食に関わる「塚」の見本市と化しています。
築地市場内というような立地にあることから「すし」「玉子」「昆布」「活魚」「鮟鱇」「海老」などなど。
▼なんと!牛丼の「吉野家」まであります。これは塚というより感謝の石碑。
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▼御朱印をいただいて神社を出たら右に進めば「勝鬨橋(カチドキ)」です。
隅田川には上流からいくつものカッコイイ橋が架けられていますが、勝鬨橋は最下流に架かる橋ですが、・・・
▼最近、さらに下流に新しい橋が架けられました。ほとんどオリンピックの混雑解消のためでもあります。「築地大橋」と名付けられました。
なんの変哲も無い橋に見えます。
▼勝鬨橋から眺める隅田川。これから足を延ばす佃島方面の眺めです。
知らなければ特に珍しい橋ではない。しかし昔は都電が走り、
▼ここが左右に割れて、橋が持ち上がった。可動橋です。ガタガタします。
▼大きな橋ですのごい迫力です。
(写真は東京都道路整備保全公社 公益財団法人東京都道路整備保全公社)
最後の開閉は1970年。その後、電力も止められ、もう2度と開閉することはないでしょう。
▼橋の歩道側には当時の歩行者用信号がそのまま残っています。
橋を渡って前方右手はオリンピック選手村方面になります。そこまで行きません。
橋を渡ったら1つ目の信号を交番を左にして左折します。
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▼まっすぐ進むと、やがて「月島西仲通り」という500mほどの長い商店街になります。
通りは「四」「参」「弐」「壱」と変わります。
「弐」あたりから「もんじゃ焼き」の店が多くなります。通称「月島もんじゃストリート」です。昼間から待ちの列ができています。
▼東京の人間でなければ、ほとんど名称も知らない人が多いソウルフード。
見た目はキレイではない! しかしお好み焼きと似たようなもので、1500円以上するメニューもあるから、肉や海鮮など材料さえ良ければマズイわけがありません。
夜になると様相は一変して、とんでもない賑わいとなり、各店舗から嬌声が爆竹のように弾けます。
▼横に入った路地まで店舗で埋められています。
築地市場での飲食はどの店もゆっくりできないから、休憩がてらユックリするなら、もんじゃストリートがベター。
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通りを進んで、高架橋を潜るとそこは「佃島」です。
「月島」「佃島」と呼ばれていますが、当然ながら現在は島は実感できないどころか、境界さえわかりません。
▼住吉神社は隅田川に鳥居を開いています。故郷の西を向いているのでしょうか?
「佃」の地名は大阪市西淀川区にもあります。ここ東京の「佃島」は元々は大阪の「佃」から移ってきた漁民たちが築いた町です。
ここ「住吉神社」も大阪の摂津国一宮「住吉大社」から分神されたものです。
いずれも家康と関わりのある話ですから江戸時代のことです。
築地からここまで歩いてきた地域は、全て江戸時代に埋め立てられた土地・地域です。
築地や佃島の歴史をヒモ解いてみると、色々面白いことが発見できます。
▼そんな歴史をすっかり見てきた神社の扁額は陶製です。
▼手水舎も古いものです。
▼本殿。
▼この神社にもオモシロイ塚があります。なぜか土佐のキャラ「カツオ人間」を連想させられました。関係ないです。
▼御朱印案内です。普段はヒッソリしていますからね・・。
▼こんな路地にも地蔵尊が祀られています。
▼御朱印はなさそうですが、路地を入ると異世界です。ぜひのぞいて見てください。
一般名詞の「佃煮」はこの土地名から起こっていることは誰もが知っています。
高層マンションとのギャップは、時とともに目に慣れてきましたが、佃島らしい路地はどんどん消滅してしまいました。
過去には様々な映画やドラマのロケ地になってきましたが、これからは難しいかも?
▼佃煮屋さんも近代的なオシャレな店舗になっています。
▼隅田川沿いに出てみましょう。
▼「佃の渡し」は1964年の「佃大橋」が架けられるまでは1日70往復もしていたとか。
さて、ここまでよく付き合っていただきました!!!ありがとうございます。
でも、まだまだ元気で御朱印も物足りないという方は、「佃大橋」を渡り、あと1km歩きましょう。銀座からでもトータル5kmくらいで、大したことありません!
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▼中央区湊に「鉄砲洲稲荷神社」があります。
近くの「田宮神社」の御朱印もいただけます。
「鉄砲洲稲荷神社」は5月2〜5日までは大祭です。しかし特別な御朱印がいただけるとは思われません。
▼2つの神社の関連過去記事です。