日付は1ヶ所のみ、寺名は2ヶ所。
それぞれ右ページは本尊ですが、両寺とも日付も寺名のそれぞれ1ヶ所のみ。
下の蓮勝寺の御朱印は、見開きにしてはスキマ風たっぷりでサミシゲな御朱印。
ということで、上に掲載の2寺院の朱印は、どちらも日付が1つだけしか書かれていないから、見開きを意識して揮毫いただいたことになるのかしら。
どちらでも良いんだけど、2体の朱印をいただく時は大概 2ページを見開き状態に開いて朱印帳を渡す。
あとはどのような結果になるのか書き手に任せます。
普通にそれぞれ日付入りで、1ページごとに1つの印として戻されることが多いが、中には見開きを意識して、というか見開いた状態で1つの日付、1つの寺名で戻されることもあります。
前ページに空欄があると、気を利かして山折を跨いで前後に書かれて戻ってくることもあり、予期せぬ結果になります。
蓮勝寺では、ある女性が「本尊はこちらに、七福神はこちらからお願いします」と1冊の朱印帳で数ページを間に設けて「あっち! こっち!」と指さしていました。
女性の朱印帳を手に、若い副住職らしき方が「これがあっちで、あれがここか・・・」と朱印を押すページを年配の住職らしき方に説明。
年配の住職「ここが七福神で、ここではなく、ここへご本尊? ページを飛ばしちゃっていいの?」
要するに七福神めぐりで、本尊と七福神をそれぞれ別にまとめたいようです。
どうやら女性の意図は無事伝わったようです。
この程度の「お願い」なら、書き手側の手をそんなに煩わせずに済みます。
気持ちはわかる。
人に見せる時、あるいは自分で確認する時、七福神なら途中に別の朱印が入らずに連続している方がわかりやすい。
しかし、見開きごとに七福神と本尊が並んでいる体裁が7つ、それはそれでイイような気もします。
自分も御朱印をいただき始めた当初はそんなような分け方をして朱印をいただいていました。
現在は、どの朱印帳の、どのページに、どの朱印があろうと構やしない。
構わなくなったのは、所詮とうてい思うように整理できないから。
何冊も使用中の朱印帳があり、日付も前後したり、途中で貼り付けがあったり、もう無茶苦茶に等しい。
だから朱印帳の順番とか、日にちごと、霊場ごと、地域ごととか、まったく気にしなくなった。
実物の朱印帳を人に見せることは殆どないし、自分で見直すこともほとんどしない。
そのかわり、ほぼ全てスキャンしてパソコンで整理してるから、そちらは度々行ったり来たり、確認、調べなどをしている。
まぁ、それも細かく分類すると相当やっかいな作業となるからホドホドであるが、人から見ればそんなホドホドでさえ「そんなメンドウクサイ事、よくやるわ!」的状態。
いつも書くが「ヒマ」でないと「ヘイワ」でないとできない。
非生産的で、何の役にも立たないから、人から見れば。
“それを言っちゃあおしめえよ”と、どこからか聞こえてきそうだけど。
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さて、くだらないオシャベリで時間を失った。以下2寺の様子です。
▼正覚院
新横浜駅近く、小高い土地へ続く坂の途中にある寺です。
「正覚院」。この名称は全国にいくつあるのだろう? 正確には「正覚禅院」。
▼本堂はかろうじて禅寺らしき姿がうかがい知れます。
▼本尊が大黒天かと思われるような本堂の扁額。
▼真言は短くても全くわからない。「ソワカ」は「かしこみ、かしこみ」かしら?
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▼蓮勝寺「南無阿弥陀仏」の石柱は浄土宗の寺だと教えている。
菊名の起伏の富んだ土地の上にある、こちらも地域の人々の檀家寺のようです。
▼仏足石には、これ以上近寄っちゃいけません! 進入禁止。
▼「天上天下唯我独尊」。アンタもワタシも、世界でかけがえのない唯一人。
▼乏しい脳では記憶に残るような特徴を見つけにくい2つの寺でしたが、この「カメ」のおかげで覚えていられる。うさぎに連勝した亀の「蓮勝寺」! 字が違う!
▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。