▼同じく「子安大師」の御朱印。こちらが本尊?
個性的な墨書きがステキなだけに、朱印用の朱肉またはスタンプインクが薄いようで、ちょっとザンネン!
▼しかし、こんなユニークなアテ紙だから「ザンネン」さも半分に減少!--------------------------------------------------------------------------------------
▼前回記事で遠望した山の上の像を目指します。
▼山というほどの山ではないですが、標高は100m。寺の山号と同じで「弘法山」と言うそうです。
グルグルと登って像の下に出ると、とにかくデカイのだ「子安大師」。
輝きが金属のように見えるけど、高さ30mの鉄筋コンクリート製だそうです。
大師像としては「東洋一」の規模だそうだが、西洋にもっと大きな大師像があるのかしら?
そんなことはともかく「三谷の弘法さん」と親しまれ、愛知県のこの町「三谷」のランドマークなのでしょう。
▼弘法大師が子供を抱いているから「子安大師」身長19m。
▼その優しさは、現代の都会では嫌われ者の平和のシンボル「鳩」も抱いています。
都心の公園で「餌を与えないでください」と今や受難の鳩にとっては、救いの「鳩安大師」なのかな?
▼弘法山から見た三河湾は凪。風光明媚なと言う表現が適当でしょうか。
何しろ国定公園なのでしょう。
今では国立公園、国定公園なぞ誰も意識しない、忘れられてしまった存在。世界遺産とかジオパークが幅を効かしています。
そんなこんなで三河湾に面するこの蒲郡地域は、観光地と言えどもその人気度は近年やや右下がり。しかし外国人観光客などの宿泊者増加で人気も盛り返し中とか。
▼「三河 高野山」西高野山、東高野山、高野山も数多くあるかのな? 全国にある「◯◯銀座」と同様?
山門に近づくと山門、幟、本堂のいくらかドギツイ朱色が目につきます。
いただいた朱印もこのくらい鮮やかだと、もっと美しくなるのだけど・・・。
▼マニ塔。大日如来を拝むための建物とか、いろんな意味を持っている塔のようです。
▼マニ車。これは他でもよく見かける、回すと経を読んだ事になるという便利グッズ。
▼本場チベットでは赤ちゃん用のガラガラのように、手に持ってクルクル回すよ。
▼豪華な彫り物はやはりインドっぽい。
▼勤労感謝の日の午前中、本堂内に参拝者はいません。朱印も本堂内でいただきます。
法要らしき人々の姿はありましたが、山の大師像にも鳩以外、人は見当たらなかった。土産物屋さんも閉まっていました。
そんな様子だから、大師さんの後ろ姿は少し寂しそうに見えないこともない。
関東の大きな像で思い出すのは、高崎観音、大船観音、牛久大仏、鎌倉大仏などでしょうが、それらは休日ともなれば多くの人が訪れますが、ここは・・・。
▼本堂からは前回記事の「竹島」が見えました。
▼ズームしても橋上に人影は見えません。
人で溢れそうな江ノ島とは、やはり違いますが、この地域の人々は近くにあるテーマパーク「ラグーナテンボス」とか、小さくとも大人気の「竹島水族館」に行ってしまってるんだろうね?
どの寺社も、その純度が高いと、なかなか人が呼べないのはツライわね!