(長野県木曽郡木曽町三岳栩山)
500円の納めです。
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前回記事までの木曽七福神ルートの木曽路から外れて、ちょっと寄り道。
御嶽山の麓方面に向かいます。
そうです、まだ記憶に新しい、あの戦後最悪の火山災害を起こした山です。
▼写真はWEBからお借りしました。その御嶽山も現在は落ち着いているようですが、9月26日には山頂付近の規制が一部解除されたものの立ち入り規制は残っており、全面解除されていないようです。
時間の都合上、今回の旅で御嶽神社奥宮まで行く予定はないので、規制には全く関係無しです。
訪れるのはイモトも楽々行ける「麓」、「一合目」です。
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木曽路の木曽福島から少し走って、国道19号を右折、御嶽山方面ヘ車を進めます。
山は雲がかかっていて遠くの視界はありません。御嶽山はどの方向かもよくわからない。
10kmくらい走ると、あの有名な「百草丸」の里宮店前の広い駐車場には、そこそこの車と人々で賑やかな様子にぶつかります。(この写真も日野製薬から拝借)
あの有名な「百草丸」と言っても皆んな名称しか知らないかも。これです。
胃腸薬だけど漢方薬ではない。日本で、特にこの地方で古くから作られ、用いられてきた「民間伝承薬」というそうです。
同じような「民間薬」に、奈良県吉野町などで土産物とされているチョー苦い「だらすけ」がある。正確には「陀羅尼助(だらにすけ)」で、やはり胃腸薬。
どちらも古来から飲まれてきた和薬で、山岳信仰の山、大峰山や御嶽山に登拝するときに飲んでいたかもしれない。山中で腹痛になったら救いようないからね。
▼さて、その駐車場から道路を隔てた、この神社には人影がありません。
富士浅間神社と同じように全国に広がっていて、山頂に奥宮があり、山の中腹や麓にはたくさんの御嶽神社があります。
だから何処を訪問したらよいか訳がわからないのがこの神社。
いただいた朱印にも「木曽総社」「里社本社」と印が押されています。
そして、ここ黒沢口に「御嶽神社」の社号標の先に「里宮本社」。
もうチンプンカンプン!
ここも含め総社、本社、奥宮、里宮、里社、若宮、本宮などに遭遇して、全く系列は不明。
「宮」と「社」は同じ意味、同等扱いなのかしら?
▲急階段の下は、おみくじと賽銭箱のほかに灯明が数本灯っています。
神社に灯明? 何でもあり!
大きな山、とりわけ山岳信仰の山は数ヵ所の登山道があります。その登山道の一つが「黒沢口」。
登山ではないが、階段を登ってみるしかないです。
何でもない日に、こんな階段を登るモノズキはいません。
しかし私はカンペキ主義? ゼッペキ階段を登ります!
▼ケッコーなお斜度でした! この日、初めての急階段。
▼段上は本殿があるのみ。ほかに参拝者も見当たりません。やはり階段下で遥拝する人がほとんどかも。
本殿は高い位置にあるのに高木に覆われ、視界はなし。▼寂しいからすぐ降ります。帰りはこちらからスタスタ。
駐車場脇の社務所で朱印をいただいて、来た道を戻ります。
途中ここにも御嶽神社。
▼「里社若宮」となっています。
▼神社は社号標からちょっと奥になりますが、右手に・・・。▼知識なし、理解不能だが圧巻! 御嶽本教?? 霊神がいっぱい!
▼奥に進んでみると・・・
深い森の中、ほかに参拝者が一人だけのせいか、かなり神秘的イメージ。ここは当然無人でした。社務所の場所もわかりません。東京街中のチャラチャラした神社とは全く正反対の位置にあるような神社。朱印の有無もわかりません。雰囲気だけタップリある森の神社。手を打って去ることにします。