長野の御朱印巡りを再開。
▼金峯山 牛伏寺(真言宗智山派・長野県松本市内田)の朱印です。
個性的な中央の墨書きは「大悲閣」。本堂の「観音堂」を表す。
お守りも何も購入しないので500円を受け取っていただく。
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諏訪の街を後にして松本に向かう。
Google Map に国道のバイパス的役目を担っているようなルートに導かれる。
諏訪から松本まで、右に山を見て、左の眼下に街並みを見る、車の流れの良い快適なルートだ。
▼富山の散居村展望台からみた光景かと見紛うほどの景観に出会う。
短時間で松本市内まで一気にたどり着けそうだが、チョッとルートを外れて山側に登って・・・
▼この寺に寄ってみる。
「牛伏寺」正確に読めない。
「うしぶせでら」と読みたい。
しかし、この寺は音読みで「ごふくじ」と読む。
寺名の読みは難しい! 一般的には音読みだ。
例えば日本全国たくさんある「長谷寺」
皆さんは当たり前に「はせでら」と読む?
でも違うよね! 当たり前じゃない!!
わたしたち朱印収集人は「ちょうこくじ」と読む寺もあることを知っている。
またもや話が脱線しそうだから「読み」の話は置いておいて、
▼車で行き着いた目的の寺の参道はここから始まっていた。
毎度のことだが、この階段の傾斜は見た目の写真より、現実の斜度は5度ほどキツイ!
この日、何回目の階段?
階段、好きだけど「またかよ〜〜」と、口に出てしまった。
わたし、ジツは体力ない人間なのよ〜!
もっとも「タイリョクは人に負けない!」と豪語する人と一緒に歩くと、ほとんど早足に歩く私より「オソイ!」
人のタイリョクは「体力」「耐力」「退力」と様々ねっ!
で、タイリョク使わずに、車でさらに山路を登ると駐車場。
そこから歩く。
▼右手は小さなダム湖になっている。
山深い地にあるという事を思い起こされる。標高は800か900mくらい。涼しくはない。
▼最初に遭遇する「牛堂」。
▼参道で出迎えてくれるコイキな地蔵。
▼いくらか坂道を上がってきて、総門かしら? 境内は近い?
▼と思いきや、まだ先があった。
この階段は写真の見た目に近い緩やかさで登りやすい。
▼やっと山門。
▼茅葺の如意輪堂を左に見て境内をさらに進む。
▼仁王門の階段下に、狛犬のように2頭の牛が向き合っている。
▼仁王門を登る。
▼本尊十一面観世音菩薩の観音堂。
▼観音堂に上がって仁王門を振り返る。
▼観音堂には注連縄です。
▼太子堂に鐘楼。
楊貴妃や玄宗皇帝にも所縁があり、皇帝の命により経典を積んだ二頭の牛が、納め先の善光寺に向かう途中、この地で倒れたと伝わるこの寺も、真夏のこの日は数組の参拝者に出会うだけで静寂に包まれ、モゥー静かったらない!
厄除け観音として知られているそうで、広い境内や多くの堂宇、行き届いた手入れは飾りではないから、正月はさぞかしの混雑が予想されるわねっ。
こんな寺を訪れると、階段を汗とともに上ってきた夏の臭いも、一段脚を伸ばすごとに薄れていく。少し寂しいわね!