▼杉谷山 瑞泉寺の御朱印です。(真宗大谷派 井波別院/富山県南砺市井波3050)
北陸3日目午後、井波に行こう。
井波は砺波市の隣の南砺市にあります。土地の名称が相当ヤヤコシー! 混がらがる!
井波は木彫りの里。
「井波彫刻」と称され彫刻の伝統工芸品創りでは国内最大級の産業規模とか。
そして真宗大谷派 井波別院「瑞泉寺」がある信仰の里でもあるそうです。
▼瑞泉寺の参道である八日町通りの入口からデカイ彫刻のモニュメントが現れ、町の気合が入っています。
▼通りは右を見ても・・・
▼左を見ても・・・
▼彫刻の看板が続きます。
▼側溝の覆いや電話BOXにも彫刻です。
▼風情ある参道は200m以上あります。寺の行事があるとき以外は人通りは少なそう。
▼しかし歩いていると時折、匠たちが鑿を振るう音が聞こえてきます。
こんな通りを歩いていると胸の奥深いところで何かが弾ける、 いつも! ピンッピン!
▼観光者向けの土産物店は多くはありません。現役の職人の町のようです。
▼そして参道の突き当たり、1390年創建の瑞泉寺にたどり着きます。
頑丈そうな石垣はまるで城郭です。再建とは言えこの寺の歴史を物語っています!
かつて一向一揆の牙城だったここは佐々成政によって滅ぼされています。
この話はヤメ! 長くなるし、わかりやすく説明できません。バクゼンとしか理解していない部分が多い。
一つだけカンタンに、この町は「真宗」と共に、再建に再建を重ねてきた寺と共に戦って、生き延びてきたことです。
▼山門は江戸時代後期の造りだそうですが、威容!!! とにかくリッパ!
▼彫刻やら組子が隙間なくひしめき合っています。「ギシギシ」音がしそうだが、そんなヤワではないか!
▼勅使門。ここにもやたら彫刻が施されていて、莫・獅子・鶴などが飛び交っています。
▼300円払って境内から山門を振り返ります。
赤瓦は沖縄や島根が有名だから、何らかの繋がりがあったのかな? 当時は日本海を商船が埋め尽くしていたから赤瓦も納得。
▼本堂。比較的新しく明治に再建されたそうです。
▼最盛期を過ぎたのか、これからなのかしら?
▼鐘楼堂は昭和の再建。北陸随一の 3t 以上ある梵鐘がブラ下がっています。
ゴォ〜〜〜ンと、突いてみたいけどダメ!
▼太子堂。本堂より新しく大正の再建だそうですが、本堂よりカンロクがあり、古さも感じられて趣マックス。
いつも言うように煌びやかな建築物に震えはやってこない。しかしこんな建物はブルブルッと感じる!
▼これでもか! というような組子と彫刻が怒涛のように迫ってきます。
▼こんなところにも! 一体全体、井波の彫刻師は、どんな気持ちでこれを創ったの?
▼井波彫刻の粋が集められた建築だそうです。
▼目を奪われる緻密! 精緻さ。
▼東照宮のようなハデな色細工はされていません。
木彫りのままで、年月とともに味が出てきますが、傷みも出てくるわねぇ。このままでは風雨にさらされ朽ちてしまうんじゃ? ニスでも塗りたくなります。
▼う〜〜〜ん、写真、ボケてる!
かつて、熱狂的な門徒たちが唱える念仏で埋め尽くされたであろう寺、そして歴史の中で翻弄されて、一体となっていたは寺と町は、今はその熱いエネルギーを全く感じさせない静けさだけがソヨソヨ・・・。
静けさの中を時折ひびく鑿の音は、さらに静寂さを増すように思えます。
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さて、現代を生きる人たちが 熱狂的になれる場所に移動!
シブさより、ハデさ! 今では人を集めるのは、コレに限ります!
井波のかつてのように、信仰で多くの人を集めるのはムズカシー。
そこでハデなチューリップです!
これなら人を集められる。
カラフルな場所には必ずや人が集まる。
▼「2018 となみチューリップフェア」
瑞泉寺とはいろんな意味で対称的な催し物。
ここでも多くの外人さんが目立ちます。オドけた撮影ポースにバランスを崩し、チューリップを踏んで折ってしまう外人女性も。
それにしても入場料1000円は高い!
砺波の「チューリップフェア」、人に勧められるほどのインパクトはないわね。
▼この写真は昨年、ひたち海浜公園に「ネモフィラ」を見に行った時の同じ園内のチューリップ。ここは確か入場料は500円くらいだった。
チューリップの時期ならこちらが絶対おすすめ。ネモフィラのついでに見られるのです。木々がモリモリの森の中にチューリップという意外性もオモシロイ!
▼さて、3・4泊目は金沢、いよいよビジネスホテルになりました。
同行者の補助金利用でバイキングの朝食付きで3000円以内。チョ、チョー安!
2連泊で6000円弱、イタイほど満足!
ボンビーの悲しき性、安い宿はオチツク!
シャワーを使って、片町の街に出ます。
お目当のおでん屋さんは長蛇の列。諦め、向かいのうどん屋さんへ。
「金沢製麺処 片町店」小さな店。
もうご馳走はいらない! 晩ごはんは「鶏天カレーうどん=910円」とハイネケン。
小さな店だから期待していなかったのに、スパイシーで、鳥カラもしつこくなく、めちゃ美味しかったなぁ。
それにしてもこの旅の食事中、1番記憶に残っているのがこの「カレーうどん」?!
情けないような気もしますが、ゴチソーは記憶に残らないタチだから仕方ない。
今夜は早く寝て、明日の夜にしましょうかねぇ?!