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▼浜名湖に突き出たような、半島のような低い山の麓に舘山寺はあります。
周りは温泉あり遊園地ありビーチあり、動物園、マリーナと何んでもありの風光明媚な観光地です。
山を背にした小高い位置にある寺の境内はちょっと狭い。
御朱印をいただいて、眼下に見下ろす内浦を行き交う遊覧船や、その空中をいくロープウェイやらをベンチに腰掛け眺めます。
飽きない。子どもに還ったようにたわいない。
寺社の写真は別として、だいたい人が「わぁー!」と言うような、誇示するような写真は極力載せない。その前にワタシには美しい写真が撮れない。
人が載せたものも見たくないからです。ヒガミかしら? やはりどーも気持が歪んでいるわね。そんな載せたくない景色はボケーッと見てても飽きないけど、お腹は満たしてくれない。ごはんにしよう!
浜松、浜名湖と言うと「うなぎ」。土地っ子は別にして、楽器より有名で、何故か定着しています。
生産量を県別でみると静岡県は4位なのにだ。1位が鹿児島、2位愛知、3位宮崎だそうです。それも1〜3位を足した10分の1ほどが静岡県の生産量とか。
魚類だから水揚量と言うべきかしら?養殖だから、やはり生産量にしておきましょう。きっと「うなぎパイ」の「水揚量」は静岡県が日本一だろうねっ。そんな事はどうでも良い!ごはんです。
浜名湖まで来たのにお、ワタシは「秋刀魚は目黒」「うなぎは成田」と決めている。だから鰻は食べない。だいたい高すぎる。3,000円以上出さないと口にできません。
他のものにする。車で来た道の温泉街を戻る。テキトーな店が見つからない。どんどん南下して海っペタの国道1号まで出てしまった。バイパスのようだ。浜名湖周辺は諦め、豊橋辺りで探すといたしますか。流れの良い走り易い道を西にハンドルをとります。
おおっ、道の駅「潮見坂」がありました。高速のサービスエリアは好きではないけど、道の駅は好き。2つのどこが違って、ワタシの中で好き嫌いに分かれるのか、自分でもよくわからない。
山際の道の駅なら大概、野菜の直売所を併設しているからか?確かに安い新鮮野菜を漁るのは好きだ。それもあるが、決定打ではないな。SAだって直売所を併設しているところもあるしぃ!とにかく見つければ寄る道の駅、寄ってみます。
レストランの入口でメニューを見る。鰻と比較して極端に小さい魚がいます。余りに小さ過ぎる。「しらす」だった。
確か鰻も稚魚か稚魚になる前は、総称で同じ名前のはずだ。こいつにする。不味かったら、しらすと心中ということになる。正確な値段は忘れた。1000円出して150円以上お釣りがきた「しらす丼定食」です。とりあえず値段は気に入った。
出てきました。高級料理でない。安い。だから写真を載せる。
写ってませんが味噌汁とお新香、しらすにかけて食べるポン酢のような味のタレが一緒に出てきました。
ごはんが見えない。
鰻でごはんが見えなければ5000円です。こちらの方は800円チョット!優等生価格だが、鰻に勝てるのはこの数字だけかもしれない。
成田を裏切って鰻にすべきだったか?と思いながら、しらすにタレをかける。
ウズラの卵もチョット混ぜる。口に運んだ。心中せずにすんだ。どころか口の中と胃袋は生き返っている。
大葉も脇役をしっかり固めている。鰻にかける山椒に負けてない。超小さいシラスが、大した奴だと見直す。大満足!
「秋刀魚は目黒、鰻は成田」仲間が増えた
「しらすは潮見坂」。