▼大國神社の御朱印です。()
祭神は神社名から想像できるとおり「大国主命(おおくにぬしのみこと)」。別名 大己貴命(おおなむちのみこと)とも言います。
しかし神社名の読みは「だいこくじんじゃ」です。
御朱印右下スタンプの槌は大黒天、兎は大国主、ネズミは子年を表しているものと思われますが、神社のHPトップにも大黒天の写真が掲載されています。
本来、日本神話の大国主と、インドの神大黒天は関係がないと思いますが、どこかの時点で一緒くたになってしまったのでしょうか?
それとも、だいこく様と大黒天は見た目だけ同じと言うことなのでしょか?
いずれにしても大己貴命=大国主命=だいこく様ということでいいのでしょう。
御朱印中央の朱印も正確に読めませんが「省線駒込驛前」という文字が並んでいます。
電車名も院電・省線→国電→E電→JRと言うように変遷してきました。
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▼神社は山手線「駒込駅」北口の道路を隔てた向かい側にあります。
▼駒込橋の上から見た社殿。
▼小さな神社です。新年明けの初ブログでこの神社を取り上げるのは当ブログぐらいで、きっと他にはないでしょう。
ほかの御朱印ブログは当たり前のように賑々しい正月限定御朱印や、キラキラ御朱印が百花繚乱状態に取り上げられています。
インスタやツイッターには、まるでスタンダードな御朱印など世の中に無いかのように限定キラキラ御朱印オンリー!です。そのほとんどは書置きのようですが・・。
そんな中で、へそ曲がりなブログがあってもイイでしょう。大國神社には失礼な話かもしれませんが・・。
と言っても限定タイプを「敢えて」追わないだけで、他意はなく寛容なつもりですが・・。
▼小さい神社といえども狛犬は神社の大きさにこだわらず凛々しく自信たっぷりです。
▼神社のHPからの引用です。
当神社は氏神様をお祀りするお社ではなく、個人的な信仰対象としてのご祭神オオクニヌシノミコトをお祀りする、いわゆる崇敬神社です。
「崇敬神社」とは名称だけ耳にしたことはあっても、そんな区分けがあるとは知りませんでした。 御朱印が縁で神社とも短からずの付き合いなのに、情けないことです。
普通は特定の氏子と氏子地域を持つ氏神神社ですが、それらを持たない神社ということで、寺で言えば檀家を持たない寺ということでしょう。
同じようによく目にする「崇敬会」という組織が、氏子に変わり神社を支えている面も持っているようです。
という事でこの崇敬神社は、その立地条件から参拝者は常に絶えないようです。
神社の起源は1783年と伝わりますが、社殿は近年に再建されたようで、まだ新しさが漂っています。
▼その新しい拝殿の正面に打ち出の小槌。
やはりここは「出世大黒」とも呼ばれた時期があったそうですから「大黒さま」の神社のようです。
60日に1回ある「甲子の日(きのえねのひ)」に「甲子祭(きのえねまつり)」が行われ、木彫りの大國像が授与されるそうです。
▼写真右下の献灯も「キノエネ」となっていて、醤油会社の献灯のようです。
東京の街中の小さな神社は、どこも高いビルを背負うことになり、ここも少し重そうで大黒さまも「ネ」を上げそうです。