▼米子瀧山 不動寺の御朱印です。(真言宗豊山派・長野県須坂市米子町)
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▼須坂市はかつては製糸業で栄えた蔵の街が残っていて、巨峰をはじめとするブドウの産地でもあります。
▼しかし上田市の真田の本拠地から須坂市に車で向かうには、山道に入り峠を越えなければなりません。
峠の名前はわかりませんが、手前でスキー場で有名な菅平高原を通り抜けます。
▼R144〜R406は曲がりくねり、オレンジとイエローの世界が続きます。
▼白樺の白さが絵の具の中で浮かんでいるようです。
思わず飛び上がるしかない!
このルートは交通量も少なく快適に走れます。
▼目的の米子不動尊の奥の院には御神体でもある「米子大瀑布」があるので寄り道しようとしたら、台風の影響で林道が通行止で断念。ネット上の写真だけでガマンします。
上の写真は須坂市観光協会からお借りしました。どうしても行って見たくなるような写真がたくさん掲載されています。
須坂観光PR素材 | 須坂市観光協会|歴史と自然の香る街 信州すざか
▼奥宮と大瀑布は諦め、里の本坊に向かいます。
▼「パワースポット認定寺院」???? どこの誰が認定しているのでしょう?
細かいツッコミは無しにしましょう!
寺の正式名称は、米子不動尊本坊 米子瀧山 威徳院 不動寺と言うそうです。
かなり長い。
また寺のHPには
「真田家子孫のお寺」「日本三大不動尊」「上杉謙信公護持仏」と紹介されています。
「日本三大不動尊」??? ですが、 しかしもう慣れっこです。
「三大・・・」を名乗るのも、組み合わせも、ほぼ自由なのです。
「真田家子孫のお寺」としては、この寺の住職が真田家直系の血筋に当たるそうです。寺に家系図もあり、これは事実であるようです。
疑うわけじゃありませんが、「三大・・」を名乗られると、つい他のことも・・・、と思ってしまいます。
寺には真田信幸・信繁・幸道の位牌もあるそうです。もっとも戦国時代の有名武将の位牌は一つだけとは限りません。
あちらの寺に、こちらの寺に位牌がいくつあってもおかしくないように思います。
▼山門から雰囲気の良い石段を上がると境内が広がっていますが、景観を台無しにする軽car。カメラアングルを考えれば写らないで済みますが・・・。
上田から一つ山を越えて須坂市に入っても、まだ六文銭があることに「あれっ?」と思わされました。意外ですが須坂市も真田家と深い繋がりがあるのでした。
▼そして「毘」と「龍」。謙信の旗印です。
この寺の奥の院に安置されている元々の本尊は、謙信や空海にまつわる不動明王。
その不動明王は、戦の神 毘沙門天の生まれ変わりと信じていた上杉謙信が護持仏としていたものを治めたそうです。その話はかなり、ややこしく理解するのに容易ではありません。
それに加え実在の人物名は行基、空海、謙信、真田などなど、寺にまつわる人物の名前や歴史を深く探れば、数え切れないほど出てきます。
結局、IQ の低い人間には単純な「要するに・・」という言葉を空海さんに求めたくなります。
そんな答えは出てきませんが、この寺は真田氏と上杉謙信が仲良く共棲している事は確かなようです、と勝手に理解します。
▼広い駐車場を持ちながら他の参拝者に出会わなかった休業中のような境内で、ガツンと討って出てるのは本堂横の岩とコケです。
とんでもなく大きな石というか岩? まるで山のようで、その上にある社です。
結局、この寺は駆け足でした。ほとんどの事をしっかり見て理解しないでいます。しかしこの苔の岩だけは記憶に残ります。
多くの寺社を巡っていると、何か一つでも記憶に残るものがあれば十分です。
訪問した寺社の隅々まで覚えているわけないのですから・・・。
▼寺を後にして昼食は、また蕎麦です。信州に来たらひたすら蕎麦、蕎麦・・です。
しかし、選んだ店は須坂なのに何故か「戸隠」。まぁ、同じ長野で、距離もそんなにかけ離れていませんが・・。
店の前はブドウ畑で、畑の中の一軒家的ロケーション。こんなところに蕎麦屋があるの? と店に向かう途中、不安になります。
▼天ざる1300円です。小諸では失敗でしたが今回は及第。普通においしい。普通であることは難しいのです。
しかし提供されるまでに30分近く待たされました。その間、サービスのお新香をつまみながらお茶を3杯! お茶で腹がいっぱいになってしまいました。
もとより「おいしさ」なんて数値にできません。個人の感覚にすぎませんのでアテになりませんが・・。
▼須坂に来たらここにも寄ります。
過去にもリンゴ目当てに利用しています。構えは店舗らしくありませんが、遠慮なく入っていきましょう。
▼今回はこれです。シャインマスカットが小ぶりですが4房入って1000円。バカ安です。東京ではありえない金額です。
蕎麦は別にして、リンゴやブドウ、梨の季節に須坂方面にドライブされる方には絶対オススメの直売店です。
今回は店員さんが全くアイソ無しでしたが、そんなマイナス点も帳消しになるほどの安さとおいしさでした。