置賜、米沢が続きます。
▼春日山 林泉寺の御朱印です。曹洞宗(米沢市林泉寺1-2-3)
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正確には「米澤藩主上杉家廟所」でしょうか?
朱印の墨書きは「米沢藩主上杉家墓所」となっています。面白い筆跡です。
林泉寺
「林泉寺」は上杉家の菩提寺として越後、上越市高田にもあります。訪問しておりますが、情けないことに、まだ記事にはしていません。
山号の「春日山」は上越市にある謙信の城「春日山城」とのつながりでしょう。
上杉家が越後から会津を経て、米沢に移封とともに建立されたようで、現在の伽藍は1732年の再建だそうです。
ということで上越の「春日山 林泉寺」と同一山号、同一寺号で、上越は「実家」というところでしょうか?
▼そしてここ林泉寺は上杉家家老「直江兼続」の墓所がある事でも有名。
▼生涯側室を持たなかった兼続、墓も夫婦手を繋ぐように仲良く建つ。
「天地人」として兼続が主人公となった大河ドラマは一昔前のこと。
その頃はさぞかし訪問、参拝者が多かったことでしょう。
▼そんな兼続と上杉景勝が幼少の頃学んだ越後の寺を訪れています。
上杉家廟所
▼杉木立ちの中を進むと、越後の龍の軍旗だった「龍」「毘」。不動明王と毘沙門天を表しているそうです。
▼訪問者の姿が少ないせいか、シンとした雨上がりの廟所は歴代藩主の息遣いが聞こえてくるような雰囲気で まさに霊域です。
▼藩祖、謙信の廟屋は他の藩主たちより、さらに奥にあります。そこを中心に景勝、兼続をはじめ、歴代藩主のの廟屋が整然と並びます。
歴史好きでなくとも、何かを感じさせられる、心騒ぐ場所かもしれません。
親戚でもないのですが、深々と頭を垂れさせられ、廟所を後にします。
▼「越後 林泉寺」の記事です。