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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

石田寺の御朱印(東京・日野市)〜日野七福神めぐり❷福禄寿 〜土方歳三の墓所を訪問しました

愛宕山 石田寺真言宗智山派

日野七福神 福禄寿御朱印です。

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▼同じく本尊 延命地蔵(多摩新四国八十八ヶ所霊場86番札所)の御朱印f:id:wave0131:20200117184042j:plain

▼各300円の御朱印はお馴染みの土方歳三の写真入りの栞を挟んで返されてきました。f:id:wave0131:20200117191604j:plain

この寺の前に訪問した真照寺同様、朱印帳への御朱印は500円かとビビリましたが、300円。ホッと胸を撫でおろしました。

全ての寺で500円ですと七福神だけで3,500円、本尊も一緒にいただくと7,000円という恐ろしい数字になってしまいます。

正月からお金の話は記事にしたくありませんが、ボンビーのサガです、お許しを!

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新撰組土方歳三幕末ファンなら、この寺を多くの寺院と同様、正しく音読みで「せきでんじ」と読むかもしれません。f:id:wave0131:20200117184058j:plainしかし知らなければ思わず「いしだでら」と読みたくなる「石田寺」です。f:id:wave0131:20200117184111j:plain土方歳三墓所で知られているここ石田寺ですが、彼の墓は会津若松や函館などにもあります。歴史上に名を残している者は複数の墓があるのが常です。f:id:wave0131:20200117184128j:plainしかし歴史上の人物や著名人の墓所があるだけでは観光寺にはなれません。

観光的寺社になるには多くの要素を兼ね備えていないと成り立ちません。

ここ石田寺も観光寺ではありませんが、多くの歴史好きな人々が訪れるようで、七福神めぐり以外らしき参拝者も見受けられました。

 

▼もちろん日野七福神福禄寿もキチンと仕事をしていらっしゃいました。f:id:wave0131:20200117184115j:plain

▼ここでも福禄寿の右手と「善の綱」が延びていました。f:id:wave0131:20200117184135j:plain

▼「知」がイッパイ詰まって、頭デッカチになってしまった福禄寿。見習いたい!f:id:wave0131:20200117184132j:plain

▼こちらは「北向観音」。石田寺の起こりは1361年。その後いったん廃寺になったものの、1544年に十一面観音がこの地に流れ着いて観音堂が建立されたと伝わり、この寺の原点でもあるお堂のようです。f:id:wave0131:20200117184106j:plain

▼さして広くもない境内で見上げるカヤの木は400年もの年輪を刻んでいるそうです。f:id:wave0131:20200117184119j:plain

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▼そのカヤの木の下にある土方の碑は、明治百年祭の折に建立されたようです。f:id:wave0131:20200117184152j:plainさて、土方歳三墓所で有名な石田寺ですから彼の墓を探しましょう。

▼案内板に気づかず墓域をグルグル巡ると、どの墓石も「土方」です。地方に見られるように、この地域も同姓の家が多いのでしょう。f:id:wave0131:20200117184148j:plain

▼ようやく案内板に気づき歳三の墓所にたどりつきました。f:id:wave0131:20200117184139j:plain

▼建て替えられたのか墓石の「俗名 土方歳三義豊」の刻みは、まだ新し目でした。f:id:wave0131:20200117184144j:plain不思議に誰もが憎まず、好かれる人物像に仕立て上げられたイケメンの土方は、やはり幕末のヒーローの一人でしょう。

後の世のメディアの扱われ方次第で、悪役にもなり、ヒーローにもなる上でのことですが・・・。

 

▼さて、多くの参拝者が御朱印を求めます。ワタシも急ぎます!f:id:wave0131:20200117184156j:plain

真照寺の御朱印(東京・日野市)〜日野七福神めぐり❶恵比寿天 〜「善の綱」で結ぶ ご縁とご利益

▼清谷山 真照寺真言宗智山派

日野七福神 恵比寿天御朱印です。

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▼同じく本尊 大日如来(多摩新四国八十八ヶ所霊場17番札所)の御朱印f:id:wave0131:20200116203638j:plain

朱印帳への直書きは500円とのことで、ここ真照寺では2種類いただいて1000円でした。f:id:wave0131:20200116204047j:plain

板橋七福神では全ての寺で300円でしたが、日野七福神は寺により300円、500円とバラバラでした。

直書き500円以上は圧倒的に寺院より神社の方が多いのですが、最近では500円の寺院も目立ってきています。

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真照寺京王線百草園駅」から2〜3分でスグ到着します。

▼京王「百草園」は四季折々の花が楽しめる日本庭園だそうです。真照寺の少し先にあり、機会があればぜひ訪れてみたいのですが今回はパスです。f:id:wave0131:20200117113516j:plain

 

▼真照寺の草創は平安時代。堂宇は火災で失われていますが、山門は1702年、元禄年間の建立だそうです。
f:id:wave0131:20200116204055j:plainさすが300年前の建立、古刹の風格と趣があり寺の見所を期待させられますが、残念ながら他の建物は大正時代に焼失しています。f:id:wave0131:20200116204035j:plainそれでも境内は綺麗に整えられ気持ちよく参拝できます。

赤い幟は七福神に限らず、立てられている幟の数が多いと訪問者の気分も高揚してくるように思います。

特に七福神の場合は、巡る道々で立つ幟は次の寺社へ案内され、導かれるようで心強く、正月の七福神巡りを実感できる必須アイテムでしょう。

 

▼大きな石をくり抜いた趣のある手水。f:id:wave0131:20200116204043j:plain元日に巡った「板橋七福神」では幟の数は少なく、門前にも1本も立てられていない寺院もあり、少し寂しく感じなくもありませんでした。

 

▼本尊大日如来はこちらの本堂に安置されているようです。f:id:wave0131:20200116203719j:plain

▼扁額は「真照寺」。このくらいなら推測で読めます。f:id:wave0131:20200116203732j:plain

▼真照寺は複数の札所になっています。そのひとつ武相三十三観音の千手観音が祀られています。当然、観音菩薩御朱印もいただけることでしょう。f:id:wave0131:20200116203755j:plain

▼扁額は「観音堂」。こちらも推測で読めます。f:id:wave0131:20200116203821j:plain

七福神の恵比寿も以前は観音堂に祀られていたそうですが、新たに「恵比寿堂」が与えられ、格上げされたようです。f:id:wave0131:20200116204014j:plain

▼新居にご満悦の恵比寿さまです。f:id:wave0131:20200116204010j:plain外来種の神様ではなく七福神中唯一の日本古来の神は蛭子蝦夷恵比須恵比寿恵美須などと様々に表記されます。

 

そういえば日野七福神ではいくつかの寺で各神の右手から「善の綱」が延びていて、参拝者が神とご縁を結べるように、その綱を引くことが出来るようになっていました。

有名寺院の秘仏開帳時には「回向柱」とともに目にする紐・綱ですが、七福神でお目にかかるのは初めてでした。ご利益も直に伝わってきそうです。

 

主催の日野七福神会の真摯な様子がうかがえる「善の綱」ですが、全ての寺で用意されているわけではありませんでした。

 

空海さんにも挨拶して御朱印をいただきに受付に向かいます。f:id:wave0131:20200116204006j:plain

▼ここに記事冒頭に掲げた写真、御朱印に関する案内がベタベタと貼られていました。f:id:wave0131:20200116204039j:plain

▼扁額は情けないですが推測でも読めませんでした。f:id:wave0131:20200116204051j:plain

 

宮益御嶽神社の御朱印(東京・渋谷区)〜激変する渋谷駅周辺のとまどい

宮益御嶽神社御朱印です。f:id:wave0131:20200116174457j:plain

日付け以外オールスタンプの書き置き300円です。

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宮益御嶽神社は渋谷駅から最も近い距離にある神社と言えるでしょう。

金王八幡宮も渋谷駅からはほぼ同じような距離にありますが、宮益御嶽神社は神社名のとおり、より繁華な宮益坂にある神社ですので「駅が近い感」を抱きます。

 

▼その渋谷駅周辺から見る空は、近頃大きく変わってきています。f:id:wave0131:20200116174536j:plain時々やってくるたびに見上げる空は、突き上げるようなビルがジャンジャン増えています。f:id:wave0131:20200116174532j:plain

ビル名を覚える前に次の新しいビルができ、人々を吸い込んでいきます。

まさに激変している駅周辺は工事中だらけで、思うように目的方面に行けない場合もあり、戸惑うばかり。f:id:wave0131:20200116174506j:plain

東京都心はスクラップ&ビルドの街です。どこも1、2年振りに訪れると、その変化に驚かさられること度々です。

今その変化が一番激しいのが渋谷駅周辺と、高輪ゲートウェイ周辺かもしれません。

▼90年近い歴史をもち渋谷駅に直結していた東急東横店も20年3月になくなります。f:id:wave0131:20200116174528j:plain

▼メトロ銀座線駅もこんなに広くなっています。あのレトロな狭いホームはどこに行ってしまったのでしょう?f:id:wave0131:20200116174521j:plain

▼渋谷の谷底、スクランブル交差点を行き交う人々のほとんどは若者です。そんな必要もありませんが、年配者を見つけるのは容易ではありません。f:id:wave0131:20200116174513j:plain

交差点は谷底ですので、そこから伸びる道路はどこも上り坂になります。

▼その一つが「宮益坂」です。坂の名称の由来は、おのご利がある坂のようです。f:id:wave0131:20200116185501j:plain

▼そして坂に面して神社の鳥居。これまで徒歩でも車でも宮益坂を何度も通っていたものの、この神社に気づくことはありませんでした。f:id:wave0131:20200116174518j:plain

神社や御朱印とかに興味ない人は気付かないのが当たり前かもしれません。

その理由は多分、繁華な商店街と高いビルに埋もれているからでしょう。f:id:wave0131:20200116174541j:plain

室町時代初期に創建されたと伝わる神社ですので、その後「大山詣で」の人々を見下ろす村の鎮守、「春の小川」を見下ろす町の鎮守となり、今は高いビルから見下ろさられる立場になっていますが、地域の人々に延々と守られてきた神社なのでしょう。f:id:wave0131:20200116174545j:plain

階段となっている参道からコンクリート製の社殿までの境内に、古い歴史を感じさせるものは何も見つけられません。f:id:wave0131:20200116174601j:plain

東京大空襲により失われた社殿は長い間、仮殿のままだったところ1980年に現在の社殿が再建されたそうです。f:id:wave0131:20200116174553j:plain

狛犬というにはリアル過ぎる容姿は「ニホンオオカミ」だそうです。f:id:wave0131:20200116174606j:plain御朱印のスタンプにもなっていますが、元の古い狼は損傷が激しいいため新たに造られた複製の珍しい「狛オオカミ」です。

 

▼神社の維持に貢献された方の碑、石の砲弾、歌碑などもあります。f:id:wave0131:20200116174557j:plain

▼不動堂は神仏習合の名残でしょう。f:id:wave0131:20200116174549j:plain

東京都心では小さな神社寺院はビルの中に組み込まれてしまうことが多いなか、ましてや渋谷駅から距離的に僅かなところで境内を守っていられるのは奇跡的と言ってもいいかもしれません。それは地域の崇敬者の、戸惑いのない努力の賜物ともいえるでしょう。

御朱印で七福神㉓ 板橋七福神の御朱印まとめ 〜観明寺・文殊院・西光院・長命寺・安養院・西光寺・能満寺

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板橋七福神の歴史は1937年(昭和12年)の開創だそうです。

もっと新しいかと思いましたが意外と古いことを知りました。

当時の「旧板橋区」の真言宗豊山派の7つの寺を巡りますが、現在では能満寺だけ練馬区になります。

 

七福神の尊像は当時区内に住んでいた彫刻師の「田中金太郎」の手によるものだそうです。七福神の尊像はいずれも高さ25cm程の白木造りです。

また各寺は豊島八十八ヶ所霊場の札所となっていますので、そちらの御朱印もいただけます。

 

・観明寺恵比寿神=豊島88番

文殊院毘沙門天=豊島18番

・西光院=大黒天 =豊島82番

長命寺=福禄寿 =豊島50番

・安養院=弁財天 =豊島1番

・西光寺布袋尊 =豊島80番

・能満寺=寿老人 =豊島61番

 

開帳期間・・・1月1日〜7日

全行程・・・・10km前後

御朱印代・・・すべて300円に統一

 

そして何よりもどの寺も親切丁寧に対応いただけ、気持ちよく巡られます。

 

いただいた御朱印だけ14体を説明もつけず全て並べてみます。

観明寺(東京都板橋区板橋3-25-1)f:id:wave0131:20200108184407j:plain

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文殊院(東京都板橋区仲宿28-5)f:id:wave0131:20200109111545j:plain

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西光院(東京都板橋区南町31-1)f:id:wave0131:20200109184644j:plain

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長命寺(東京都板橋区東山町48-5)f:id:wave0131:20200110122450j:plain

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安養院(東京都板橋区東新町2-30-23)f:id:wave0131:20200110181045j:plain

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西光寺(東京都板橋区大谷口2-8-7)f:id:wave0131:20200114181835j:plain

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能満寺(東京都練馬区旭丘2-15-3)f:id:wave0131:20200115171845j:plain

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以上、7ヶ寺×2種×300円=4,200円の御朱印でした。

▼そして7寺の記事リンクです。

wave2017.hatenablog.com

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能満寺の御朱印(東京・練馬区)〜板橋七福神❼寿老人 〜豊島八十八ヶ所霊場61番札所 〜「夏の雪」と「冬の雪」の気象変動

▼夏雪山 能満寺真言宗豊山派二丁目)

板橋七福神 寿老人御朱印です。

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▼同じく本尊 不動明王(豊島八十八ヶ所霊場61番札所)の御朱印f:id:wave0131:20200115171850j:plain

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▼板橋七福神も最後の寺。西光寺からgoogle mapに導かれ、右左折を繰り返しながら歩くこと20分くらいでした。

▼そしてここは練馬区f:id:wave0131:20200115171857j:plain区に遠慮している訳ではないでしょうが、これまでどの寺にもあった「板橋七福神」の赤い幟が何処にもありません。いろいろな事情があるのでしょうね!f:id:wave0131:20200115171941j:plain

▼簡潔な文字で美しいニュアンスの山号ですが「かせつざん」と読むのでしょうか? 人名だと「なつき」と呼びますが・・。f:id:wave0131:20200115171938j:plain

夏雪山能満寺|練馬区旭丘にある真言宗豊山派寺院、板橋七福神、豊島八十八ヶ所霊場

「猫の足あと」さんから一部引用です。

当寺縁起」によると、「昔、夏に雪が降って美しい景色の地があると聞いた源心僧都が、武蔵野に来て、村民のために仏教を説き、村民より篤く信望を得た。・・・」

夏に雪」は例えでしょうが、やはり江戸時代初期に創建の寺ですので、その頃には「夏に雪」の異常気象が無かったとは言い切れません。

降って「令和最初の冬」は各地の雪国で「冬の雪」がありません。

f:id:wave0131:20200115171934j:plain有名な「札幌雪まつり」では30kmも離れた遠くからトラックで雪を運んでいるそうです。それも10 t トラックで3000台分だそうですから半端じゃありません。f:id:wave0131:20200115171906j:plain

山形の寒河江市に「札幌雪まつり」に似せた「やまがた雪フェスティバル」があるそうですが、やはり雪不足で市長が神社で急遽「雪乞い」の祈りを捧げたそうです。いよいよ降雪も神仏頼みとなり、江戸時代に戻ったような有様です。

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▼さらに関東の茨城では大子町の「袋田の滝」が有名で、冬になると凍りついた滝が人気ですが、今年はまだこの姿が見られないそうです。f:id:wave0131:20200115192822j:plain滝のある大子町台風19号による久慈川の氾濫で、ホテル旅館や土産物屋などが痛手を追っていますが、さらに今のところ「凍らない滝」によるダブルパンチで観光客も例年の客足が戻っていないそうです。

 

気象変動も一歩一歩確実に、不気味に身近な身辺に漂ってきています。

雪まつり氷まつりどころじゃなく、今後は「火まつり」しか出来なくなる可能性大です。

2030年までの今後10年間に地球温暖化に対する有効策が打ち出され、気温上昇を1.5度までに抑えきれないと、その後は歯止めの効かない気温上昇の暴走が始まるとの観測もあります。

灼熱地獄火だるまの地球も大げさではないかもしれません。

 

またもこの能満寺とは関係のない話ですが、記事として寺に関する言葉が浮かんできませんので山号の「夏雪山」からのコジツケでした。

 

▼能満寺の庫裏に開帳されていた寿老人は「長寿を授ける神」でもあります。f:id:wave0131:20200115171902j:plain美しく、広い宇宙で唯一人間がが住めるかけがえのない「地球の長寿」を祈りましょう!

 

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さてこれにて「板橋七福神」記事は完結です。

どの寺院もまったく親切丁寧に気持ちよく対応いただけ、元日の七福神めぐりとしてはサイコーの気分のうちに終えることが出来ました。

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