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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

坂東三十三観音の御朱印❷ 6番 長谷寺(飯山観音)〜15番 長谷寺(白岩観音)

何年もの間、いくつもの寺社を巡っていると、過去に巡った寺社の本堂、境内の景観など半分は思い出せない。もしくは取り違えて思い描いてる。

 

急いでグルグル巡った時の寺社などは殆ど思い出せない。特に小さな寺社はそれが際立つ。記憶力の問題かしら。パソコンの写真フォルダをひっくり返して、日付で探し当てても記憶にない景観が出てくる。

 

しかし坂東33は、どの寺も大きく魅力的だ。しっかり記憶に残る寺が多い。

別な件で記憶に残る寺もある。星の谷観音、綺麗な名だ。ナウシカは風の谷。星の谷はジハンキだ。

確か御朱印をいただくのに券売機に300円を入れて、出てきた券と交換だった。

星の谷の幻想的な名が幻滅になったが、引換券は見事な筆跡の御朱印に取って代わった。

おみくじの半自販機は多々目にするが、御朱印の引換券売機は後にも先にも星の谷だけ。当時の券売機が今も目に浮かぶ。

 

▼6番「長谷寺

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▼7番「光明寺f:id:wave0131:20170616172157j:plain

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6番 飯上山 長谷寺飯山観音)・高野山真言宗・神奈川県厚木市飯山
7番 金目山 光明寺(金目観音)・天台宗・神奈川県平塚市南金目
 
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▼8番「星谷寺f:id:wave0131:20170616172158j:plain

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8番 妙法山 星谷寺(星の谷観音)・真言宗大覚寺派・神奈川県座間市入谷

9番 都幾山 慈光寺天台宗・埼玉県比企郡ときがわ町

 

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10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音)・埼玉県東松山市岩殿

11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音)・真言宗智山派・埼玉県比企郡吉見町

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12番 華林山 慈恩寺慈恩寺観音)・天台宗・埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺

 

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13番 金龍山 浅草寺浅草観音)・聖観音宗・東京都台東区浅草

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▼15番「長谷寺f:id:wave0131:20170616172156j:plain

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14番 瑞応山 弘明寺弘明寺観音)・高野山真言宗横浜市南区弘明寺

15番 白岩山 長谷寺(白岩観音)・金峯山修験本宗群馬県高崎市白岩町

柴又帝釈天 題経寺の御朱印(東京・葛飾区)〜「御前様」は今もご壮健!?

東京の参道で最も賑やかなのは、何と言っても浅草寺の参道。
次が巣鴨とげぬき地蔵高岩寺)だろうが、ここは参道というか商店街というイメージだ。
柴又帝釈天は誰の目にも参道だから、わしはここが

東京で2番目に賑やかな参道と決める

葛飾柴又、東京のはずれで、交通の便もイマイチ。
しかし、人々はやってくる。観光バスも地方から人を運んでくる。
何と言っても「寅さん」のおかげだ。

 

柴又といえば、「帝釈天」か「寅さん」か? まぁ、イコール、共存共栄という事かしら。どちらか欠けたら、映画の中の御前様の言葉「困ったぁ」状態になる。
わしは「男はつらいよ」のファンではない。しかし、TVでの映画も含め数本見ている。ワンパターンだ。「水戸黄門」だ。

しかし、ワンパターンだからこそ安心して見ていられる。ワンパターンでも飽きさせない仕掛けがある。出演者も魅力的だ。
中でもわしは笠智衆の「御前様」、佐藤蛾次郎の「源公」の2人が一番印象強い。

そんな寅さんシリーズの映画が作られなくなって20年ほど経つ。なのにその人気はいまだ衰えを知らないどころか、2年ほど前「寅さんサミット」も開催された。寺の裏には「葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム」もあり、

駅を降りれば、寅さん像から始まり、柴又は寅さんワールド化している。

さらに先を行って江戸川の土手に登れば「矢切の渡し」が見える。細川たかしは不在だが、観光としての魅力度はディズニー、台場に負けていない? 観光バスが来るわけだ。ただし地方からは、おそらく年配者に限られるかしら。

でも週末は若いカップルも大勢やってくる。外国からの観光客も目立つ。
あの浅草の仲見世参道は思うように歩けない喧騒で、賑やかさの度を越していてランク落ち。
で、わし的には草だんごも美味しい帝釈天の参道が東京ではNo.1の参道だね。「御前様」も納得していらっしゃる!

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▲経栄山 題経寺柴又帝釈天)・日蓮宗・東京都葛飾区柴又

 

 

wave2017.hatenablog.com

江戸六阿弥陀の御朱印(東京) 〜健脚な江戸っ子は日帰りで巡り終えた?

阿弥陀の由来は四番の與楽寺でいただけます。

西福寺 北区豊島2-14-1
恵明寺 足立区江北2-4-3
無量寺 北区西ヶ原1-34-8
與楽寺 北区田端1-25-1
常楽院 調布市西つつじが丘4-9-1
常光寺 江東区亀戸4-48-3
番外「木余りの弥陀性翁寺 足立区扇2-19-3
番外「木残りの観音昌林寺 北区西ヶ原3-12-6

 

その悲劇的ストーリーは聖武天皇行基の時代まで遡ります。

江戸六阿弥陀成り立ちの伝説は、当然、のちの世に作られた話でしょう。

 

伝説は日本各地に数多く残り、とりわけ寺社にまつわる話は多い。

その作者、作家?たちの創作力たるや、何百年も語り継がれるほど大きかったといえます。言い伝えといえども、さもありなん、と変に納得させられる部分もあります。

 

この種の伝説を疑うのはヤボです。宗教と共にあった大人の童話なのです。

誰にでも易しく、わかり易さが大事だった。そして少し前までの人たちは「へぇ〜!」と素直に感嘆したのでしょう。

 

江戸時代も元禄の頃になると、春と秋の彼岸に江戸六阿弥陀巡りの参詣が信仰と行楽を兼ねて盛んだったそうです。

何しろ自由な旅ができなかった、特に女性は困難だった時代だけど、寺社参詣となれば誰でも許されたようです。

そんな時代的背景を思えば「どこどこ・・詣」が盛んだったのもうなづけます。

物見遊山で、最高の娯楽だったのです。

江戸時代も現代同様「楽しみながら巡礼してください」だったのです。

 

でも、もちろん時間もお金も余裕のある人しか出かけられません。

遠方への泊まりがけの「詣で」となると、その余裕はさらに必要となります。

そんな中、もしかしたら、この六阿弥陀巡りは1日、日帰りでできたかもしれない。

何しろチョー健脚だった江戸の人々だから。

 

五番の常楽院も当時は上野にあったようですから、弥次さん喜多さんの親戚たちが夜明けとともに出発して、彼岸の陽が真西に沈むころには六寺を無事、楽しく巡り終えていた事でしょう。

 

▼1番 三縁山  西福寺真言宗豊山派・東京都北区豊島)f:id:wave0131:20170614143356j:plain

 

▼2番 宮城山 恵明寺真言宗・東京都足立区江北)f:id:wave0131:20170614143354j:plain

 

▼3番 佛寶山 無量寺真言宗豊山派・東京都北区西ヶ原)

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▼4番 宝珠山 與楽寺真言宗豊山派・東京都北区田端)f:id:wave0131:20170614143359j:plain

 

▼5番 福増山 常楽院天台宗・東京都調布市西つつじが丘)f:id:wave0131:20170614143401j:plain

 

▼6番 西帰山 常光寺曹洞宗・東京都江東区亀戸)f:id:wave0131:20170614143400j:plain

 

▼龍燈山 性翁寺木余りの弥陀」(浄土宗・東京都足立区扇)f:id:wave0131:20170614143355j:plain

 

 ▼補陀山 昌林寺木残りの観音」(曹洞宗・東京都北区西ヶ原)

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▼「江戸六地蔵」もあります。

wave2017.hatenablog.com

 

坂東三十三観音の御朱印❶ 1番 杉本寺〜5番 勝福寺 1都6県 全行程1300kmの巡礼オープニング

御朱印を求め始めた当初、東京在住だから、過去に1度や2度参拝している寺社、また訪れたことはないものの、耳にした目にしたことのある有名寺社を片っ端から巡りました。

 

思い当たる有名寺社を巡り終わると、ネットの紹介を参考に、ほどほど有名な、もしくは地元の方々しか知らないような寺社を巡ります。

それも参拝し終わると、どうしよう? 23区をローラー作戦? 絨毯爆撃? 目的を失う!

そこで霊場を巡ってみようと考えるのは、ワタシだけではなく、御朱印ブームに憑かれた人たちは皆、同じように考えたはず。計画が頭をよぎる。ネットで調べる。

「よし!次は巡礼だ」と決める、始まりだ。

東京在住の多くの人は、きっとまず「江戸三十三観音」から始めてるはず。

ワタシもそうだった。いきなり坂東三十三観音や西国を巡り始めるツワモノも、もしかしたらいるのかな?

巡礼はある側面「ラク」なのです。目的と経過と結果、達成感を与えてくれる。

もちろん本来は、しっかりとした「願い」を胸に、写経か読経の納経をして、納札を納めて、はじめて御朱印をいただくのが、そのスタイルです。それも死をも覚悟の白装束で歩き続ける。

 

ワタシら御朱印収集人は、切羽詰まった「願い」ももたず、江戸三十三観音の東京は普段着で歩いて結願できた。いや、自分の家から全て歩きの江戸三十三観音は考えられないから、ほとんどの人は電車と歩きのピストン運動。ズボラなワタシは車も使っちゃった事もあります。

 

でも坂東は1300km!この長さは、約、東京から鹿児島までの距離。

四国88箇所とは違ってこれを歩き通す人は少ない。ましてやワタシらは第一の目的は「願い」ではなく御朱印です。時間とオカネに相当な「カクゴ」が必要ですが、たとえ御朱印収集といえども途中でクジけたくない!

歩きもあるが、電車、バス、タクシー、車もOK! 巡礼のオープニングです。

坂東の公式サイトで案内している「自由で、日帰りや1~2泊の日程などで、楽しみながら巡礼してください」と。

全てはフリー。33の観音は、さまざまな目的、願い、悲しみ、楽しみも、すべてを優しく受け入れ、慈悲とともに対面を待ち望んでいてくれるものと信じましょう。

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1番 大蔵山 杉本寺(杉本観音)・天台宗・神奈川県鎌倉市二階堂

2番 海雲山 岩殿寺(岩殿観音)・曹洞宗・神奈川県逗子市久木

 

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3番 祇園山 安養院 田代寺(田代観音)・浄土宗・神奈川県鎌倉市大町

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4番 海光山 長谷寺長谷観音)・浄土宗・神奈川県鎌倉市長谷

5番 飯泉山 勝福寺(飯泉観音)・真言宗・神奈川県小田原市飯泉

 

wave2017.hatenablog.com

百の穴を覗け! 坂東11番・安楽寺(吉見観音)巡拝後は吉見百穴に行こう!

今度の日曜、6月18日は、吉見観音の安楽寺本尊が御開帳されます。

厄除け朝観音」とも言われ、

朝早くからお参りするほど御利益があると信じられているので、

この日は夜明け前から多くの参拝者が訪れるそうです。

その賑わいの中、名物の厄除けだんごが売られ、

このだんごを食べると1年間の厄落としができるとか。

 

▼坂東11番・安楽吉見観音)の御朱印。(真言宗智山派・埼玉県比企郡吉身町)

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参拝したのは縁日には1ヶ月ほど早かった時期でした。

寺社巡りで楽しみのひとつは参道を歩む事ねっ。

駐車場からの参道は、左手に厄除け団子を売る店が1軒あるのみ。

少しガッカリ! でも、その参道が行き着くところの階段を上がると、新緑の中を三重塔が迎えてくれて、参道のガッカリ度は下がり、本堂とともに、その美しさにスッカリ魅了されました。

縁日でもないから、ガラスキ! この空間をほぼ独り占めできた。

しかし、当時の写真がない、見つからない。

パソコンを引っ掻き回しても、カメラをイジくり回しても安楽寺の写真は出てこない。ショーガナイ、三重塔はWEBから拝借しました。

 

どこへ行っちゃったのかしら? 写真。いつものように脱線。

写真の世界がデジカメとスマホに凌駕されて久しいんだけど、人々はバシバシ撮った写真をどのように整理してるのかしら?

整理は何事も人よりできる方だったのに最近の写真だけはオテアゲ。

ゴミを片付けられない人種と同じ状態にある。

Canonに、Olympusに、iphoneに、SD cardに、外付けHDに、imac

百も覗いているのに出てこない。たしか、どこかにあるはずだが?

無理だ!探しきれない。

整理しきれてない。そんなに暇でもない。

後先考えずシャッターを押す。

お金はかからないからジャンジャン押す。ジャンジャン撮れる。

ジャンジャン手に入るものは有難くない。扱いがゾンザイになる。

ジャンジャン押したツケだ!でも、ジャンジャン捨てられない。画像に溺死だ。

 

その昔は、カメラを持っている人は希少な存在だった。

そんな希少なカメラに収まったものが紙焼きされた「写真」は宝物だった。

 

ところが、経済成長とともにカメラを手にできる人の数も増え、一家に一台、一人に一台と、TVと同じようになり、今やTVを追い越し、カメラは一人に複数持てる状態だ。

老若男女、皆持っている、シャッターチャンスを逃さないケータイ、スマホ

さらにバッグにカメラが入っているからカンペキだ。

シャッターは人が乗った電車にも公平なチャンスを与えて、こちらに焦点を合わせているカメラ。痴漢氏は受難のときを迎え、冤罪氏は救いの時を迎えようとしている。

世界中でカメラレンズを向ければ、正体不明な相手も、こちらに焦点を合わせ続けている。

脱線の脱線から軌道修正するわねっ!

写真は、写真機を持つ人の価値観と、コダック、フジ、さくらのフィルムを買って、現像・紙焼きにも代償を払い、数日後にしか目にできない時間差があったからこそ、その大きな感動を得ることができたのだ、ということを言いたかっただけなの! だれも耳貸さなくてもヨロシ-!

ずーっと戻って本題! 観音さまの近くにある吉見「ひゃくあな」「ひゃっけつ」の話。どちらの呼称も正解よっ! どちらも文字にしたらちょっとエゲツない! と思うのは、気持ちがエゲツないわしだけかもしれん!どんな気持ちで向き合うかで、この「吉見百穴」は「知」と「痴」に別れますわ!

 

吉見観音さまと吉見百穴の詳細は、無責任にいつものように他の詳しい方々にお任せして、整理のつかなかった写真の中から百穴の写真のみ見つかったからズラズラ並べてみます。

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入場料300円を払って中へ。正面に構えている最初の入り口。

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なのの様子。軍需工場にしようとの計画だったから通路はトラックも通れそうな広さだ。

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安全面からフェンスの先は進めない。全体は広いが公開されている区域はごく一部。

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棺を納めた横穴。

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内部の棺を納めるところ。棺座というらしい。この穴には左右に2つ並んでいた。

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古墳時代の墓穴と、墓穴を掘った戦争のの軍事工場計画跡を見てきて、少し暗い気持ちにもなる足を、もう少しだけガンバッて階段を上がると、街並みが一望できる場所に出る。

眼下を臨み、思えた、百穴に葬られ、そこに眠る数々の古墳時代の魂たちは、もしかしたら、そののちの観音様にも見守られ、さらに現代に引き継がれて、わしが目にしてるソーカイな景色を観音さまと共有しているかもしれない、今も。

近くに吉見観音とは別に「岩室観音」があることは後で知った。

できれば「岩室観音」とともに、1週間後、再度、吉見観音の縁日におたずねしてみたいわね。

 

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